日本の乗用車 どこへ向かうのでしょう ? | 東之宮古墳 発掘写真集

東之宮古墳 発掘写真集

犬山市 白山平 東之宮古墳 覚え書 (前方後方墳)

  我が家のマイカー、13万Kmほど走行、 朝の始動時 エンジン音が気になってきました。

 

 ここ数年の自動車への電子装置的安全対策は 進歩著しいものがありますが、車が耐久消費財だとしたら 本質的性能面での手抜きが散見されます。

 

 小型車・ファミリークラスの車種 室内の広さを競い、そのサイズに不釣り合いな低排気量エンジンを搭載。

 車を運転する という楽しみを奪っています。

低排気量エンジンで従来の駆動を強いればエンジンが早く劣化、ターボ付きにて駆動力を改善しても 同様にエンジンは早く痛みます。

車の使い捨てを目指しているように見えます。

 

 日本独自の規格、軽自動車

オプション満載、価格も200万越え。 

 なぜか 普通車や小型車と追突した時のダメージ、特に後方から追突された時の後席者への被害情報がまったく報道されません。

 ファッション性を優先して バンパーがダンパーの性能に至っていないのでは?

  21世紀の軽自動車 いまでも 走る棺桶 という低性能です。

 

 21世紀の車の営業マン、軽ハイトワゴンのターボ付きで 走りと室内空間のメリットをPRし 高価格のオールインワン軽自動車を推奨してきます。

 

 この事態は約30数年前に体験しました。

ミニ・コンポーネントという オールインワン使い捨てステレオを日本の各社ステレオメーカーが名称詐称販売していました。

 ステレオメーカー各社の営業マン、売るのに時間のかかる単品コンポより、短時間で販売できる使い捨てミニコンの販売で 売り上げ額の確保をしていました。

 中間価格帯の商品が作られなくなってしまい、21世紀 日本のステレオ市場は ハイエンド単品と低価格のオールインワン・システムステレオのみ。

 構造不況業種の仲間入りは20世紀末の話、いまや絶滅産業の一歩手前。

 

販売店もボッタクリ型の高級? オーディオショップと販売員の自由度が少ない家電量販店のみ。

 オーディオの市場が限りなく縮小してしまいました。

 

 日本の乗用車製造メーカーが、小型車やファミリーカーと軽自動車 明確な線引きをしないで 販売金額だけで動いてしまうと  今後 小型車やファミリーカーの市場が 過去のオーディオの入門単品コンポ市場と同様、この市場の縮小を想定します。

  

 車に乗る楽しみが、そして車選び、という選択肢が 無くなってしまうのかもしれません。

 

 貧乏人は軽を買え、使い捨ての社会に貢献させられて、車イジリが趣味という人が減少しています。

 

 勘違いしてもらっては困るのですが、軽トラックなどの作業車のジャンルは 以前のように高速道路不可の条件付きに戻せばいいだけの話です。

 高速道路をも走りたい軽乗用車へ 正面、オフセット、側面 後方からの衝突実験で許可された車両に限定という、制限をかけないと、今後の日本の自動車産業が 正常に発展しないのでは?  という危惧をしています。

 前後のクラッシャブルゾーンが不足する軽自動車が高速道路を走っているという日本の現実。

 

 軽自動車というジャンルが売れている日本、これはエンドユーザーの意向なのだと、勘違いしている車メーカーの経営者の資質に問題が有りそうです。

 車が好きで車メーカーに勤務している訳ではなく、売り易い車を積極的に売る人、お客へのイエスマン、そしてソロバン屋が経営のイニシァチブを握ってしまう。

それが、日本の現実なのではないでしょうか?

 

お客にキケンな物は売らない。つい最近までは トヨタがそうでした。

 

軽自動車をナンデモアリに変質させた 車のメーカーが存在しています。

 

追伸 

   2019.09.17 トヨタは日本市場向けに カローラ再開。

 最近の軽自動車は安全という 安全神話へ洗脳された多くのユーザーを、トヨタは 解脱させることが出来るのでしようか ?  3ナンバーのカローラ―、どこかピントがズレているような気もします。

  

  平面スピーカーは音が良い、 という洗脳営業をした 多くのオーディオメーカー。

平面スピーカー支持層は 音など聴いていませんでした。

 

 海外では カローラクラスの市場が存在するのにもかかわらず、日本では、フルセット250万のターボ付き軽ハイトワゴンという あだ花が売れています。

 

 過去の 暮らしの手帳的公平な組織へ、マトモな車メーカーが資金援助、後方や側面からの衝突実験データと動画を公開しないと、軽は安全という神話に酔っているエンドユーザーへ 本当の事など届かないのでは ?