残念なことだけれど
もう終わっているのだ
今のこの瞬間は
終わりの中だというのに
まるで時間が流れているようで
私たちは不思議に思いながらも
日常を生きている
努力したり
悲しんだり
喜んだりしながら
でもそれは無駄ではないと
私たちのいのちは言う
今の世界が全てではないことを
いのち自身は知っているから
終わっている世界で生き切ることが
次の世界への階段だと
いのちは教える
この美しい日本にこの瞬間にいられることを
空を眺めながら喜ぶ
そんな風に終わりの中で
今日も微笑んで生きる