となりのケンさんです。



闘牛といえばマタドール(matador)の持っている赤い布をめがけて牛が突進して行くのですが……



牛は赤色を見たら興奮するのではなく、
揺れ動くものに対して危険を感じて突進するのです。

何故なら、牛の目には白と黒と灰色の区別しかつかないのです。
人間の目にはカラーでも、


牛には… 白と黒と灰色の世界です。


* マタドールは スペインの闘牛で牛に止(とど)めを刺す主役の闘牛士のことです。

本場スペインでの本格的な剣を使う闘牛では牛は必ずマタドール(闘牛士)に殺されます。
もちろん大変まれな例ですが、牛が闘牛士を仕留めることもあります。



かわいそうですが、殺された牛は食肉として振る舞われます。
マドリッドには闘牛で仕留められた牛の専門料理店もあります。



最近では動物愛護団体の非難も受け、一部では殺さない闘牛もやっているようですが、

牛は結局のところ闘牛以外で屠殺されます。

牛さん、ごめんなさい……