こんにちは。
ハイ・パイン・サンキュー!です。
いつもとなりのかがわさんをお読みくださり、ありがとうございます。

 

台風が過ぎ、また暑い日々が戻ってきました。

少しずつ涼しくなると良いですね。

 

さて、今回は瀬戸芸・小豆島に行ったお話(3回うちの最後)です。

今回はオリーブ公園と坂手に立ち寄り、フェリーでうどんを食べたお話です。

どちらかと言うと帰り道なので、見慣れた方はなあんだ、と思うような内容ですが、もし小豆島オリーブ公園のギリシャ風車や、坂手港、フェリーから眺める瀬戸内海などにご興味がおありでしたら、どうぞお読みください。

 

 

小豆島オリーブ公園のギリシャ風車

小豆島には、いくつか観光の名所のようなところがあって、寒霞渓やエンジェルロード、二十四の瞳映画村などに皆さん行かれることが多いようですが、道の駅のオリーブ公園も、とても観光の方が多く集まっているところです。

 

僕は沖之島の渡船乗り場から、そのままオリーブ公園へ向かいます。

 

 

前回2016年も訪れていて、別にもう行かなくてもいいんじゃないか、と思っていましたが、今回は子どもが言ってみたい、というので、行ってみます。

沖之島からは、土庄港の前の道を通り、そのままオリーブ公園へ向かうことができます。

先ほどの北側の道とは異なり、小豆島中の車が集まっているのでは、と思うほど混んでいます。

行きも帰りも、いつでもこの道は混んでいて、皆さん同じフェリーの便を目指されている方が多いので、車を運転される方は時間に余裕を持って出発してください。

道の駅なので、そんなに迷ったり、車が停められなかったり、ということはありません。

 

 

 

今回は右奥に見える「ギリシャ風車」に行きたいというので、行ってみます。

僕は人が多いので、そんなに興味がなかったのですが、仕方なくついていきます。

 

今さらながら気が付いたのは、地中海、古代ギリシャをイメージしてここは作られているのですね。

 

 

小豆島とギリシャのミロス島が「姉妹島」として、交流を続けているのだそうです。

ミロス島、ミロのヴィーナスが発見された島なのですね。

 

 

ミロス島が約160㎢、小豆島が153㎢と、大きさはほとんど同じなのですね。

姉妹都市というのは聞いたことがあるけれど、姉妹島というのが、面白いですね。

ギリシャ風車

エーゲ海を思わせる瀬戸内海の青とのコントラストがひときわ美しい、白い風車。
小豆島と姉妹島提携を結ぶギリシャ・ミロス島との友好の証として平成4年に建設されました。
白い雲が浮かぶ青空をバックに、緑あふれるオリーブと芝生に囲まれた風車では、時計を外してのんびりとした時間を過ごしてください。
また、公園内でも絶好の記念撮影スポットです。

ギリシャ風車 | 道の駅 小豆島オリーブ公園 公式サイトより引用

なるほど、平成4年に作られたのですね。

 

そして、ギリシャ風車が人気となったのは、こちら。

 

 

2014年に公開された実写版「魔女の宅急便」のロケ地が、小豆島でした。

 

 

僕はまだこの映画を見ていないので、何とも言いようがないのですが、予告編を見ていたら知っているような場所が出ていますね。

 

そして、なぜかその後「ほうきに乗ってギリシャ風車前で跳んでいる写真を撮る」というのが流行っているようで、子どもはそれがしたいとのこと。

なるほど、3年前にもほうきはあったけれど、ちょっと大きくて「ちびっこ魔女」みたいになっていたから、今がちょうどよいかもしれません。

早速ほうきを借り、ギリシャ風車の前に行くと、若い方を中心に、ぴょんぴょんと跳ねている方が多数おられました。

 

 

 

「本物がきちゃた」という周囲の声を聞きながらも、じっと力をためて、海へ向かってジャンプ。

 

 

なるほど、これはなかなか楽しいですね。

飛んでいる風に撮るのが難しく、何度も皆さんチャレンジしていました。

三豊の父母が浜(ちちぶがはま)もそうですが、皆さん自分が参加して、いつもと違う感じの写真を撮るのが楽しいのでしょうね。

3年後はきっと「もう行かない」と言うだろうから、ここで魔法のほうきを見せてくれるのも、きっと最後なんだろうな、と思いました。

 

 

他にもいろいろ楽しそうな場所やレストランなんかもあるのですが、ちょうど17時になり閉まってしまったので、オリーブ公園から次の目的地へ向かいます。

どうぞ皆さんも立ち寄った際には、飛んでみてください。

坂手港周辺

17時を過ぎると、フェリーで帰る方が多いのか、幾分道も空いて来たような印象です。

この日は18:40のフェリーで高松に帰ることにしました。

その後も19時半、20時10分とあと2便あるけれど、帰りながらうどんを食べるとすると(ここがフェリーの時間のポイント)、そのくらいの時間が良いですね。

もうしばらく時間があるので、もう暑さで3人ともへとへとだけれど、あと一つという気持ちで坂手港へ行ってみます。

 

何で、と言われてもよくわかりません。奥まったところにあって、もしもう一度来るとなった時、一番遠くて苦労しそうだったので。

 

 

オリーブ公園からは車で約15分。

途中にいくつか宿やホテルがあるのですが、ちょうどチェックインの時間なのか、多くの方がいました。

坂手港に近づくと、駐車場の案内がありました。

実際には、少し港から離れているけれど、広い駐車場でした。

 

 

 

遠い?遠い?と何度も聞く二人を何とか説得し、まだ暑さの残る港を歩きます。

 

 

ちょうどまだ沈む前の太陽に向かって歩くような感じになってしまったので、まだ?と何度も聞かれます。

歩くこと5分ほどで、坂手港に到着です。

 

 

待合所の壁面にも、細かいイラストが描かれています。

 

 

そしてその奥には、球体の作品がありました。

 

スター・アンガー ヤノベケンジ

 

結構前からあるけれど、これを見るのははじめてです。

ちょうど高松の商店街では、この夏同じ作家の大きな猫が展示されていて、それを見ながら、見に行きたいな、と思った作品です。

 

 

 

知らなかったのですが、結構大きくて、クルクル回転しています。

僕は回っていることを知らなかったのですが、奥さんは知っていたとのこと。

 

 

上にドラゴンが乗っているので、どういう感じなのか、じっと見ていたくなります。

本当はここから、もう1つ、2つ観てまわろうとしていたのですが、奥さんと子どもはここまで、と言う感じになってしまいました。

まあ、朝からずっとだからね、と土庄港へ帰ります。

 

 

 

フェリーでうどん

毎回のごとく書くので、この内容はもういらないのではないか、と思うこともありますが、やはりフェリーでうどんは欠かせません。

もしかしたら、小豆島に行くことや瀬戸芸の作品を観ることと同じくらい楽しみにしているのかもしれません。

10分前に土庄港に到着したので、そのまま乗船します。(なので乗船前の写真はなし)

たまたまこの日は、2017年から就航している新しいフェリー「しょうどしま丸」でした。

 

 

もう2年以上経っているのですが、行きの船に比べて新しい感じがします。

 

 

売店も新しいのですが、うどんはあるでしょうか?

 

 

ありました、うどん。

「きつねうどん」と「わかとろうどん」の2種類で、値段は変わらず一杯400円でした。

 

 

 

食べる?と一応尋ねると、奥さんは食べる、子どもはどっちでもよい、という返事でした。

注文すると、その場で温め、出汁をかけて出してくれます。

 

小豆島フェリーのきつねうどん

小豆島フェリーの「きつねうどん」

 

小豆島フェリーのわかとろうどん

小豆島フェリーの「わかとろうどん」

 

間違えられるといけないので一応お知らせしておくと、何かこのうどんが特別に美味しいとか、有名店の何かを使っているということではありません。

しかし、もし小豆島か宇野へ行くフェリーの乗ったならば、是非一度食べてみてください。

フェリーの中で食べるうどんって、いつも同じ味で、やっぱり美味しい気がしますよ。

 

しかし、僕は一つだけお尋ねしたい。

このフェリーでは、一体このうどんはどこで食べればよいのだろうという疑問が湧いてきます。

これまでは、カウンターのような場所か、うどん専用席のようなものがありましたが、このフェリーにはそういうところはありませんでした。

カウンター?と思って近づくと、ごみ箱があり、海外の方向けの案内用の機器がおかれ、テーブルのある座席はお客さんで埋まっています。

仕方なく、座席にどんぶりを置いて食べましたが、安定が悪かったです。

うどんを食べるスペースについては、早急に改善してほしいところ。

 

 

 

まあ、こういう感じのシートだと、なかなか食べにくいですよね。

 

 

結局2人がうどんを食べ始めたので、うどんもにも惹かれますが、僕はデッキへ上がります。

 

 

屋外デッキの感じは意外とシンプルで、直島のフェリーのようにアートみたいな雰囲気はありません。

 

 

 

実際には通勤、通学で利用する方も多い航路で、実用性や慣れた形が好まれるのだろうな、と思います。

フェリーが動き出すと、出航の合図の音楽が流れ、港から離れていきます。

 

 

 

季節にもよるかもしれませんが、夏の日没を楽しむには、この18;40発のフェリーが一番かもしれません。

ちょうど沈みかけている太陽に雲がかかり、海面も穏やかなので、何とも綺麗な色に染まっていました。

前からフェリーが来ているので、屋外デッキの皆さんは一斉にカメラやスマートフォンをそちらに向けます。

 

 

これはなかなか面白い光景でした。

これまでも2.3人が撮っているのは見たことがありましたが、5人、10人とどんどん増えていきます。

 

 

 

向こう側に手を振ってみようかとも思ったけれど、よく考えたらもう地元の人以外は乗っていない時間ですね…。

海の上だから、方向によっても感じが違っていて、フェリーが進むたび、時が進むたびに、景色が変化していきます。

 

 

普段は意識していないだけで、本当はこんな感じで時間が後ろに過ぎいくのだろうか、なんて考えていましたが、うどんが気になったので、一度下りてみました。(結局もうなかった…)

しばらく一緒に座っていたのですが、男木島沖に差し掛かったところで、窓の外が良い色になっていました。

今度は子どもも一緒に上がります。

 

 

 

まあ、もしかしたら毎日海を眺めて生活している方には、そんなに珍しい光景でもないだろうし、僕も内心では、「そうそう、いつもこんな感じ」

なんて思ってしまうけれど、やっぱり眺めてしまいます。

 

 

あれが瀬戸大橋で、その手前が男木の灯台だよ、なんて知っている風に子どもに行ったけれど、僕だって男木の灯台が明るいのは、はじめていました。

 

女木沖を通過する頃には、すっかり陽も沈み、ディスプレイの明るさが目立つようになってきました。

 

 

そしてまだ明るさの残っている西側に対し、東側の海には、もう夜と月がやってきていました。

 

 

さあ、間もなく高松港に到着です。

暑い中だったので、本当に疲れたけれど、後から思い出しても楽しい一日でした。

今振り返っても、小豆島の瀬戸芸の作品を全て見ていくには、丸2日はかかりそうです。

朝一の便で行って、他のことを何も見ずに、ずっと作品ばかりをまわれば1日でも行けるかもしれませんが、慣れている大人だけの場合です。

素敵な作品に触れつつ、小豆島の美味しいものを食べ、綺麗な景色もたくさん見るのが、やっぱり小豆島の旅のよいところだと思います。

瀬戸芸の夏会期はあと1週間で、25日まで。

もしご興味がありましたら、小豆島に行ってみてください。

 

それでは、今日はこの辺で。

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

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