こんにちは。
ハイ・パイン・サンキュー!です。
いつもとなりのかがわさんをお読みくださり、ありがとうございます。
土曜日は小雪が舞う、凍えるような寒さでしたが、日曜日は晴れました。
今日は晴れていましたが、風が強く、先ほどから雹のようなものが降ってきました。
特に行く予定はなかったのですが、1月の三連休にとても良い天気だったので、どこにも行かないのはもったいないね、と外に出ることになりました。
しかし、どこへ行くという相談がまとまらず、結局どこでも良い、ということになり竜王山公園へ行くことになりました。
僕は何度か来たことがありましたが、奥さんと子どもははじめてだというので、一度くらいは、ということで行ってみました。
竜王山公園への行き方やどんな場所であるかは以前に書いたので、今回は公園に置いてある彫刻作品について書いてみたいと思います。
特に彫刻に詳しい訳でもなんでもないのですが、もしかしたら彫刻や石で出来た造形が好きな方もいるのではないかと思うので、書いてみることにします。
あじ竜王山公園は彫刻の公園
さて、最初はいつも場所なんかを書くのですが、この件はいつも長くなってしまうので、今回は省略です。
もしあじ竜王山公園へのアクセスについてお探しの場合には、公式あじ竜王山公園のHPか下記記事をご覧ください。
高松市庵治町にあるあじ竜王山公園は、2016年のオープン前に行き、オープンした真新しい感じをよく覚えていますが、それから3年ほど経過しました
アクセスはしにくい場所ですが、眺望がとてもよいことで評判になっているようです。
オープン当初には、まだ彫刻作品も全て揃っていたわけではなく、コーンで近寄れないようにしていたところもありました。
その頃から、コツコツと彫刻作品も撮っていたのだけれど、なかなか全て揃えて、と言う機会がありませんでした。
今回はたぶん撮れた気がしたので、載せておくことにします。
プレートに作品の名前や作者がある場合にはそれを、ない場合には探して、どうしてもわからないのはそのままにしています。
ではくねくねした道を上って、駐車場に着いたところから。
「こんなところ、大丈夫?」「前から(対向車が)来たらいやだ」なんて車に乗りながら奥さんと子どもは言っていましたが、僕は何度目かなので、特に気になりません。
滅多に車は通らないし、歩行者もいません。
しかしながら、お休みの日だったからなのか、駐車場には結構車が停まっていました。
あじ竜王山公園の駐車場
秋から冬にかけての時期には、公園に繋がる入口の閉門が17時となっています。
徒歩や自転車はいつでも入場可能となっていますが(来る方がいるのだろうか…)、車は夜は入れないから、注意が必要です。
駐車場の北側には展望広場がありまして、大きな石碑も建っています。
ミカン畑を開墾したというような内容だったと思います。
やや西寄りの方向、女木島、遠見山や豊島が見えます。
やや北側には小豆島。
ふと思ったのですが、高松のやや高いところから瀬戸内海を見渡せる場所はいくつかあるけれど、車で行って無料の駐車場からすぐに展望広場って、あんまりないかもしれません。
あまり歩きたくなくて、お金もかからず、車で行ける景色の良いところをお探しながら竜王山公園がおすすめです。
オープン当初、水がなかったお手洗いも整備されていて、水道が通っていました。
こんな風に景色だけ見ていたって僕は全く構わないけれど、今回は彫刻です。
特にルートのようなものはないのだけれど、少しずつ歩いて見て行きます。
「彫刻広場」という名前がついた一画に、いくつか彫刻が置いてあります。
セレナード 中岡慎太郎
あじ竜王山公園のパンフレットによると、「セレナード 中岡慎太郎」とあるのですが、WEBでちょっと見てみると同じような作品が全国にあるようです。
見ていて思ったのだけれど、以前サンポートの広場にあったのだそうで、言われてみればあったかも、と思いました。
セレナードだから、本当は夕方から夜にかけて、公園が閉まった時間にあう気もするのだけれど。
牟礼町長賞 空体 渡辺行夫
「牟礼町長賞」とあるので、高松市と合併する前牟礼町の時代の受賞作品なのでしょうね。
行った時期が冬だったので、芝生が茶色ですが、夏には緑の芝生になるので、作品がとても映えます。
石の彫刻コンクール2006 奨励賞 刻まれた風景2006 東光司
なるほど、一つ一つ見て行くと、それぞれ石の作品を手掛けている方のようで、たとえば徳島「あすたむらんど」の科学館の前にも、東氏の作品があるのだそうです。
Passage‘94-3 光と風のボルダリングストーン 櫻井壽人
櫻井さんという方の作品ですが、同じ名前の「'97-2」という作品が庵治の中学校にあるとのこと。
そういえば、学校などの公共施設に時折ありますね。
学生でいる当時は気にもしなかったけれど、過ぎ去ってみれば、そういえばあった、という感じ。
石の音(石のオーケストラ) 太田明甫
よく知りませんでしたが、太田明甫さんはこの後にも出てくる「アキホタタ」というお名前で、ご夫婦で彫刻をつくっておられるようです。
女木島のフェリー乗り場にある鬼の像もアキホタタさんの作品だそうです。
ここからが「合併記念広場」だそうですが、この石の作品はお名前がわかりませんでした。
2016年に来た際にはなかったような気もするので、新しく出来たモニュメントでしょうかね。
※追記
その後高松市にお尋ねしまして、作品の名前がわかりました。
岡田憲一氏の「風」という作品だそうです。
名前がわかったので付け加えておくと、2017年3月頃設置されたようです。
あじ竜王山公園モニュメント設置工事庵治石振興会/墓石/石材/香川県庵治町のブログより
※追記終わり
岡田憲一 風
もちろん合併の記念碑は石でできております。
彫刻の森
「彫刻の森」なんていうと、箱根なんかにあるイメージですが、特にここは「森」という感じではなくて「丘」くらいの印象です。
まずは先ほど出てきたアキホタタさんの作品から。
牟礼町議会議長賞 Fantasiaからのメッセージ・ブギウギ アキホタタ
僕は最初にぼんやりとこの彫刻を眺めていて、石の中から車が飛び出てくるのをどこかでみたような気持ちになりました。
先ほど調べたら、牟礼町の旧役場の前にそういえば色つきの同じようなモニュメントがあるようです。
国道11号から目立って見えるから、いつも何だろう?と思っていたのですが、確かにFantasia。
遺跡の球体 岩本幸三
ブロックの上にのせて設置してあるのですが、このブロックも作品の一部なのでしょうかね。
石の彫刻コンクール2006 奨励賞 母音 林大作
先ほども出てきた「石の彫刻コンクール」ですが、あまり聞かないけれど今も続いているのでしょうかね。
出会いの門 速水史朗
こちらは僕が唯一お名前を拝見したことのあった速水史朗さん。多度津町の方で香川のあちこちに作品を見かけます。
子どもと一緒に向こう側とこちら側から歩いてみたりしました。
元々もしかしたら庵治の役場の前にあったのでしょうかね。
これは高台のこちらの方が場所としては良い感じです。
LOVEING A CUBE 髙岡典男
メビウス-弾- 牛尾啓三
調べていて気がついたのですが、それぞれの作品に石材屋さんが「サポート企業」として入っていました。
なるほど、そういうつながりでたくさんの石の作品があるのですね。
地表より - 水の塔 pagoda of water 井上麦
こちらの塔のようなもオブジェも昔サンポートにあったようです。
サンポートからこちらの移転したものがいくつかあるのですね。
サンポートの広場は、普段通り過ぎてしまうことが多いので、こちらの方が作品としては見られやすいのではないかと思います。
記憶の中の風 堤一彦
時の層 佐光庸行
何となくわかりそうで、そうでもないところが石の彫刻作品だなあという感じ。
多分次のが最後です。
動物アイランド ふんころがし 田中毅
全部で16点あったのですが、恐らく2019年1月にあじ竜王山公園で見ることができたのは以上でした。
何となくするすると見ていたのですが、詳しく作品名や作者を調べてみると、愛着のようなものが湧いてきます。
それぞれの作品の名前を知るというのは、大切なことですね。
Watch Tower ウォッチタワー
ジョンさんの娘さん作という鳥のオブジェ。
階段の踊り場が日時計になっていて、鳥の影が時刻を指すのですが、この日は15時を過ぎていたので、階段の方に延びていました。
口ばしの丸い実のところが良いですね。
この日はこのまま下りて戻ったのですが、もう少し奥に行くと「竜権さん (りゅうごんさん)」があります。
竜権さん (りゅうごんさん)
明治28年、日蓮宗の信者によって「南無妙法蓮華経」のお題目と八大竜王が祀られ、兜をかぶった武神像が刻まれた。
この竜権さん前の広場には四本柱が立てられ、米の相場取引が行われていたという話がある。
2016年に狼煙を見に来た時の画像です。
子ども向けの遊具は一つもないけれど、一つくらいたくさんの彫刻がある公園があってもよいと思います。
大人向けの公園で、犬の散歩をさせている方もたくさんいました。
たくさんリボンもあったから、それだけ多くの方が訪れているのでしょうね。
近くに行く機会がありましたら、ぜひお立ち寄りください。
それでは、今日はこの辺で。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。