こんにちは。
ハイ・パイン・サンキュー!です。
いつもとなりのかがわさんをお読みくださり、ありがとうございます。
 
晴れから曇りになって雨が降って、また晴れてきました。
気温が高いのか、陽が差すと温かいかがわです。
 
こんぴらさんの次の記事が栗林公園となると、もうさすがに有名な観光地は良いのではないか、という気もしてくるのですが、今回は栗林公園の中の鯉のお話です。
鯉の病気の中に「鯉ヘルペス」というのがあるそうで、栗林公園の鯉のニュースは、春から秋にかけて結構な騒動になっていました。
結局、栗林公園にいた鯉は一度全ていなくなり(処分され)、その後11月に放流された、というところのようです。
いつも行くといると当たり前のように鯉がいたので、いない、ということが想像できなかったのですが、約100匹の鯉が放たれた、ということなので、その鯉を中心に見てきました。
特に栗林公園の池にも鯉についても詳しい訳ではないのですが、特別名勝・栗林公園の池が、紅葉の時にどんな様子なのか、池に鯉は戻ってきたのか、などにご興味がおありでしたら、どうぞお読みください。
 

朝の栗林公園

ちょうど秋のライトアップの期間だったので、普通は夜に訪れる方が多いかと思いますが、今回は朝行ってみました。
天気が良かったので、ライトアップも春に続きとても人気だったようで、ライトアップとしては最多の入場者数だったとのこと。
地元の新聞によると、2018年栗林公園の秋のライトアップ期間は11/23から12/2で、期間中の来場者は24,593人だったとあります。
 
もちろん夜に行っても良いのだけれど、人が多いし、鯉も見られないので、朝方に行ってみることにしました。
週末だったので、奥さんと子どもにも一応「栗林公園行く?」と尋ねますが、2人とも「行かない」とのこと。
確かに、2人にとっては、楽しみが少ないですね。
僕も一人だと自転車や歩きで行けるので、これは気楽なところ。
 
 
ちょうど東門から入ると、背中から陽が差してくるので、何となく背後の山(紫雲山)に光が当たっていて、よく見える気がします。
 
 
ちょうど入口のところで、寄付金を募集していました。
うどん県旅ネットより
なるほど、園内の事務所では直接現金でも寄付できるのですね。
 
園内に入ると、一つのお知らせ看板がありました。
 
 
ムムム、なるほど12月から3月は鯉にエサやりができないのですね。
確かに以前はご自身でエサを持参してやっていた方を見かけていたような気もします。
 
 
人がいない、ということはないのですが、普段に比べると少なくて、清々しい気持ちになります。
 
 
今回は東門を入って、すぐに左に向かったので、最初に花園亭が見えました。
予約が必要ですが、碁石茶の朝粥が食べられるとのこと。
 
 
本当に読み方に困ることの多い栗林公園ですが、泛花亭(はんかてい)という離れの茶室だそうです。
シューズが一足あったので、どなたかお食事されていたのでしょうね。
 
 
すぐその前には水の流れがあったので、覗いてみますね。(まあ以前もこの辺りにはいなかったのですが、一応です)
 
 
しーんとしている、というか、この日は風も穏やかだったので、何となく静かというか、落ち着いた雰囲気になっていました
そのまま芙蓉峰(ふようほう)に上ってみます。
 
 
栗林公園園内のちょうど中央にあるので「北湖」というのがいつも「?」となるのですが、「南側のエリアの北にある池」ということなのでしょうね。
もう少し南に「南湖」、西に「西湖」があって、「東湖」はないようです。
 
 
中央よりやや右に見えるのが「梅林橋」(ばいりんきょう)で、あの辺りにはたくさんの鯉がいたのですが、水面は静かな感じ。
 
 
 
もしかしたら、一匹くらいは、と思ってしばらく探していましたが、見当たりませんでした。
 
最近とても人気のある和船ですが、その付近に「揚橋」(あげはし)の看板がありました。
 
 
 
 
なるほど、今は上がらないのですが、昔は船を通すために上げ下げされていたと書いてあります。
普段は左側の南湖周辺を遊覧する和船ですが、春のライトアップの時には梅林橋の辺りで見かけました。
南と北をつなぐのはここだけだと思うので、船だけ通したのでしょうかね。
 
 
すぐ近くに水が流れている場所があって、巧みに水が流されているなあと思います。
 
木々の中を抜けて、飛来峰(ひらいほう)の前の池まできました。
以前はここで数匹の鯉を、見かけましたが、この時にはいませんでした。
 
 
折角なので飛来峰にも上ります。
 
 
さすがにここは人気があるようで、入れ替わりで写真を撮られていました。
 
 
 
写真左下の方にお茶屋さんがあって、その前には結構たくさん鯉が集まっていました。
エサをやるスポットだったのだけれど、鯉は見当たりません。
 
結構混んでいる時には、毎回落ち着いて撮る事ができない鶏林石(けいりんせき)。
 
 
薩摩藩からの贈り物だそうで、確かに変わった石です。
 
 
飛来峰を下りると、お茶屋さんの前には水が流れています。
 
 
 
なるほど、吹き上げるように水が湧くから「吹上」で、ここが水源なのですね。
 
 
毎回これくらいだと落ちてしまう人がいるのではないか、と思いますが、僕は2度落ちた人を見たことがあります。
一度目は小さい子どもで、二度目は高齢の女性でした。
比較的歩きやすい栗林公園唯一の難所で、苔があって滑りやすいし、後ろから次々に人が来るので、どうぞ気をつけて渡ってください。

南湖にいた鯉

水の流れを見ていたら、その水が注がれる池にポツンと白い姿が見えました。
 
 
苔をついばんでいるのか、ちょこちょこと石を触っています。よかった、鯉はどうやら池に戻ってきているようです。
 
 
吹上亭では、いつもどおりお団子がありましたが、この日鯉のエサはお休みでした。
春になって、また復活するといいなあと思います。
 
 
こちらも読みにくい名前ですが、偃月橋(えんげつきょう)という橋があるので、行ってみます。
 
 
掬月亭が見え、池の方を覗いてみると、
 
 
おお、ここにいました、鯉の集団。
「恋ツツジ」と呼ばれているハート形のツツジのある小島・杜鵑嶼(とけんしょ)という小島のあたりです。
 
 
数は以前に比べると随分少ないものの、やはりいないといるのでは雰囲気が違います。
優雅に泳いでいる鯉の群れをみていると、静かな緑の庭園に白や橙の動きが入るので、それが良い感じなのでしょうね。
 
 
 
何となく鯉が見られたので、このまま見続けて、そのまま帰っても良いのだけれど、その奥の紅葉も綺麗だったので、もう少し見て行こうと思います。

楓岸(ふうがん)にて

これでもか、という位読み方に困りますが、きっとわざとこうしているのでしょうね。
楓岸(ふうがん)という場所があって、カエデの赤い色が綺麗に見えました。
 
 
右側が「天女嶋(てんにょとう)」その奥の色鮮やかなところが「楓嶼(ふうしょ)」だそうです。
 
 
和船はこの間をすいっと進むのだそうだから、きっと紅葉の時期には素敵だろうなと思います。
 
 
 
 
楓岸のあたりには、さすがにたくさんの方が景色を眺めて紅葉を楽しんでいました。
 
 
 
春や新緑の季節にも、とても綺麗な場所だけれど、やはり紅葉の時期に歩くと、何だか良い雰囲気ですね。
 
 
 
 
今気がついたのだけれど、水面に反射するように景色が映っているのですが、水面の方には建物は映りません。
当たり前と言えば当たり前ですが、水の中だけが、かつての建物がなかった時代を映していますね。
 
池を見て来たので、掬月亭前の涵翠池(かんおうち)も見てみました。
 
 
 
ここにも鯉がいたけれど(エサはあまり食べなかった)、この日はここでは姿は見かけませんでした。
 
 
先ほどの奇岩とともに、薩摩藩からの贈り物のソテツ・鳳尾塢(ほうびう)だそうで、県の天然記念物になっています。
島津公からの贈り物が多い気がします。
 
 
栗林公園というと松のイメージがあるけれど、ここ一帯はソテツだらけで面白いところです。
 
「旧日暮亭」は本年工事をしていまして、12月28日まで工事が続くようです。
 
 
 
最後は西湖の桶樋滝(おきどいのたき)ですが、こちらは本当の滝ではなく、人工の滝だそうです。
 
 
 
もともと、こちらには鯉は見かけなかったので期待はしていませんでしたが、やはりいませんでした。いたのは鴨でした。
 
 
「旧」のつかない日暮亭の紅葉を見ながら帰ります。
 
 
 
もしや、と思ってもう一度梅林橋の前で池を覗いてみましたが、鯉はいませんでした。
 
 
またいつかここに溢れるほどの鯉が見られると良いですね。
 
 
※追記
動画も作りましたので、よろしければご覧ください。

 

 

※追記終わり

 
栗林公園に鯉はいて当たり前と思っていましたが、実際にいなくなったり、少なくなったりしたらやはりさびしい感じがしますね。
また春のお花見の季節にはエサをあげて楽しめるようになればよいなあと思います。
 
それでは今日はこの辺で。
 
いつもお読みいただきありがとうございます。
 
 
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