こんにちは。
ハイ・パイン・サンキュー!です。
いつもとなりのかがわさんをご覧いただき、ありがとうございます。
 
気温が低くなるにつれ、木々の紅葉も色が濃くなっていきます。
秋が深まり、冬に近づいているのだなと思います。
 
さて、今回は(というより今回も)地味な感じで記事を書いてみようと思います。
夏に庵治の竹居観音崎に行って以来、どうしても「讃岐五景」や「讃岐十景」のことが気になってしまって、出来ることなら行ってみたくなりました。
もしかしたら今回の最明寺は、季節によっては、とても華やかになるのだろうと思います。
しかし、僕が訪れた時期には、少しそうした感じはなく、しみじみとした雰囲気でした。
特に紅葉の時期でもなく、何か特別なものがあるようには思いませんが、萩で有名な塩江(しおのえ)の最明寺や讃岐十景などにご興味がおありでしたら、どうぞお読みください。
 
 

萩の寺最明寺

まずは最明寺の場所から見て行きます。
 
 
高松市塩江町にあるので、かがわの真ん中あたりです。
 
 
高松から行くと、中央通り、空港通りを南へまっすぐ進みます。
混む時間でなければ、40分ほどで到着です。
 
 
左折して小路に入っていきますが、一台通れるかどうかの道ですが、この日は特に走っている車も見当たりません。
 
 
しかし、季節によってはたくさんの車が来るのか、広い駐車場が整備されていました。
 
 
15台くらいは停められそうな駐車場が二つほどありました。
 
 
僕が訪れた11月上旬には、もちろん萩の花は見られなかったですが、おそらくここに咲いていたのだろうなというのはわかります。
 
 
 
近づいてみてはじめてわかったのですが、最明寺は中に入ると萩だらけでした…。
 
 
 
ええと、大人でも周りが見えなくなる位なので、子どもだと視界が全て萩、という雰囲気です。
由来を説明した看板もありましたが、緑に覆われそうになっていますので、別のところから見てみます。
 
 
 
全体的に萩に覆われていましたが、それぞれのお堂には行けるようになっていました。
まずは護摩堂。
 
 
さらに先に進もうと思いますが、ずっとこんな感じです。
しかし、そんなにチクチクするということはなくて、さらさら葉や枝が当たる程度です。
 
 
続いて大師堂がありました。
 
 
 
最初は生い茂った葉に圧倒された感じでしたが、不思議とこの辺りから馴染んできたような気になってきました。
緑がたくさんあって、良いじゃないか、という気持ち。
 
 
本堂に向かう頃には、そうこれが普通かも、となっていました。
 
 
 
この日最明寺には他に人の気配はなく、僕だけがいましたが、その障子の向こう側には、どうやら人がいるんだなあ、というのがわかりました。
 
おんがわで こころきよめて さいみようじ
るりのにわにぞ はぎのはなやま
(最明寺 ご詠歌)
 
「おんがわ」というのがわからなかったのですが、付近を流れる川を「音川」と呼んでいるようです。
地名にも「音川」とありました。
 
本堂の奥には観音堂がありました。
 
 
入口の方へ戻ると、小さな鳥居と大きな木がありました。
「鎮守那智山熊野権現」とgoogleでは表記されていました。
 

讃岐十景

これまではそんなに意識していなかった「さぬき十景」ですが、折角ならば十見てみたい、という気持ちになります。
ここ最明寺も讃岐十景の一つに選ばれているので、どこかに石碑があると思うのですが…。
 
ありました、ここは結構目立つところにあるので、簡単に石碑が見つかりました。
 
 
 
こちらも草木に囲まれていますが、これはこれで風情があってよい感じ。
少し贅沢をいうならば、「讃岐十景」の文字だけは見られるようにしてほしいです。
 
 
 
お寺に寄付された方のお名前がずらりと並んでいますが、塩江町では「藤澤さん」というお名前の方が大勢おられまして、石に刻まれたお名前も藤澤さんが多かったです。
 
 
僕が訪れた11月の上旬には、まだ紅葉には早かった、という感じでした。
 
 

落ちない御石

さて、石碑も見つけたことだし、このまま帰ろうかと思いましたが、少し上に続く道路がありました。
これはどこへ行けるのだろうか、と進んでいくと、再び大きな木と何やら看板が見えました。
 
 
 
なるほど、「落ちない」ことから、「合格祈願はもとより、勝運・家内安全・身体健康・商売繁盛などのご利益があるとされて」いるのだそうです。
 
滝壺から覗いてみますと、
 
 
 
確かに落ちそうで落ちて来ない石はありますが、あれでしょうか。
しかしながら、これまで落ちて来なかったけれど、次の瞬間落ちてくるのではないか、と考え、思わず手を合わせてしまいます。
 
 
修行の場だったようで、何かの文字が石に彫ってあるのが見えました。
 
 
これを登って行って彫った方も、きっと「落ちないように」と思いながら行ったのでしょうね。
 
 
※追記
動画も作成しましたので、よろしければご覧ください。

 

 

※追記終わり

 
恐らく初秋の萩の季節には、たくさんの萩の花が咲いて、人も大勢見に来るのだと思います。
もちろんその時期が一番良いのだろうけれど、萩に囲まれた境内は、ちょっと風情があって、讃岐十景に選ばれるのも分かる気がしました。
今は「ガソリン道」と呼ばれる道に、「ガソリンカー」という鉄道が走っていたということなので、その途中にある最明寺が、かがわの方のおすすめの風景だったのだろうなあ、と思いました。
お近くにお越しの際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
 
それでは、今日はこの辺で。
 
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
 
 
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