こんにちは。

ハイ・パイン・サンキュー!です。

いつもとなりのかがわさんをお読みくださり、ありがとうございます。

 

久しぶりに青空が見え、連休初日はたくさんの人出でした。

どこに行っても賑やかで、皆さん晴れを待っていたのだな、という感じです。

 

新しくなった直島行きフェリー「あさひ」で、宮浦港に到着したところで前篇は終わっていましたので、後篇はその続きです。

今回は、僕にもう一つの用事があって、それを1時間位で済ませた後のお話です。

11時に直島に着いて、12時前には用事は済んでいましたので、帰りのフェリー14:20まで2時間ほどあります。

(もちろん観光などで行かれる方は、便が遅くても、もちろん宿泊されても何ら構わないのですが)

じっと港で待つのも何だかな、と思ったので、今まで僕が行ったことのないところへ行ってみることにしました。

まあ、特に役に立つ内容ではないけれど、直島の「桜の迷宮」や、ベネッセ周辺のリウファン美術館、直島町営の釣り公園なんかにもしご興味がおありでしたら、どうぞお読みください。

 

町営バスで地中美術館へ

実は僕はこれまで直島でバスに乗ったことはありません。
仕事で来た際には「車」で、その他は徒歩。
別にバスが嫌いということではないのですが、ここがいいなあ、というところもスゥーと通り抜けてしまうので、これまで利用しませんでした。
しかし、レンタル自転車も全て貸出中(!)で、一度くらいはバスに乗ってみようと思い乗ってみました。
12時頃のバスがたまたま地中美術館直行、ということなので並びます。
先に7名の方が並んでいましたが、全員海外からのお客様。
熱心にガイドを見ながらバスを待っておられます。
 
 
きました!走る赤いかぼちゃ。
 
 
もちろん本来は島の方の交通手段なのでしょうけれど、ほとんど観光バスのようになっている町営バスです。
 
すぐに満席になりまして、席が埋まると次の方は「次の便に乗ってください」と言われていました。
この辺りは、自転車同様「先に先に並んだもの順」となっています。
時間にして10分ほどですが、料金は大人100円で、下りる時に100円を運賃箱に投入します。
 
 
この便は地中美術館へ直行するので、上のようなルートを通りますが、そうでない便は本村の方を走ります。
僕はこの距離を歩くと25分くらいなので、まあ、そんなに変わらないと言えば変わらないかもしれません。
 
 
地中美術館ですが、入館するには2018年の8/1から「オンラインチケット(予約制)に移行」しました。
空いていれば入れるとかで、係の方が「チケットをお持ちの方はこちらです」みたいな案内をしていました。
混みあう時には、さらに混乱するのでは、と思いながらも、遠くから来ては入れないのは嫌だから、やっぱり予約するだろうな、とも思いました。僕はここには入ったことがあるので、先に進みます。
 
僕が行きたかったのは「桜の迷宮」です。
そんなに有名なスポットではないかもしれませんが、前回2016年の瀬戸芸で作られたエリアで、当時植えてから2年以上経ち、少しずつ桜が成長しているのでは、と思ったからです。
 
 
ベネッセのエリアに入る際に、自転車を停めるゲートがあって、「北ゲート」となっていたと思いますが、そこをさらに北へ進みます。
 
 
自転車の方が進む方向へ行きますね。
 
 
自転車が結構停まっていました。アップダウンがあるから、自転車も電動でなければ大変だろうな、という感じ。
 
 
両サイドに池が見えまして、なかなか綺麗な雰囲気です。
 
 
 
もし「かがわの美しいため池100選」があれば、入選するところ。
歩きはじめて10分ほどで、こんな綺麗な景色の中にこんな大きなごみを捨てるとは!的な物体が登場します。
 
 
いやあ、僕ははじめて見たのですが、本当にゴミ箱だと思ってしまいました。
今はあまり見かけませんが、公園などにこんな形のゴミ箱がたくさんあったように思います。
 
近づいていくと、とても大きなオブジェで、アート作品のようです。
 
 
 
「もうひとつの再生 2005-N」という作品で、三島喜美代さんという方が手掛けた作品のようです。
ちょっと奥にあって、見たことがなかったので、来られてよかったです。
 
そしてその反対側が「桜の迷宮」への入口になっていまして、お手洗いもありました。
 
 
僕は帰ってから知ったのですが、ここはダムになっていて、「直島ダム公園」という名前がついているようです。
 
 
ええと、先ほどの広木池も良かったのですが、こちらの直島ダムもとても素敵な水辺でして、「かがわの美しいため池100選」(←ないけれど)に確実に入選です。
空と池、山と緑の感じがとてもよいです。
島の水源なので、釣やボートなどは禁止と看板が立っていました。
 
さらに後ろを振り向くと、ありました「桜の迷宮」!
 
 
いやあ、正直言って看板も何もないので、整然とした植栽と言っても誰も驚かないと思いますが、アート作品です。
 
作品No. 020 桜の迷宮 
安藤忠雄
地中美術館と本村の家プロジェクト間にある広木池や直島ダム周辺を「桜の迷宮」として約130本の桜を植樹。直島に暮らす人々や島を訪れた人たちの花見や散歩、憩いの場として、この場所が活用されることをもくろむ。
瀬戸内国際芸術祭のサイトより)
そうでした、お花見ができたらいいね、という感じで植えたのだけれど、2016年にはあまり咲いてなくて、今度2019年の春会期は4月下旬。
まあ、そうなると、咲いた頃に地元の方が楽しむほかはないね、という感じです。
 
 
 
誰もいないかと思ったら、一人だけ地元のおじいさんが歩いていて「こんにちは」と挨拶すると、日本人とわかって安心されたのか、
「1周したら気持ちがええ、15分位や、車が行き違いができなくて、バックしとった」等々のお話をお聞きしました。
地元の方の憩いの場になっているのですね。
僕はいかなかったけれど、もう少し先にはカフェもあるのですね。
今はお世辞にもおすすめスポットとは言えないけれど(池とダムはおすすめ)、年が経つと桜は成長するはずだから、何回目かの瀬戸芸では、きれいに咲くことを期待しています。
 
※追記
本当はフェリーの動画に入れるつもりでしたが、別々になりました。
短い動画ですが、よろしければご覧ください。

 

 

※追記終わり

李禹煥美術館 | Lee Ufan Museum

直島ダム、桜の迷宮から北ゲートに戻りまして、少し歩くと「李禹煥美術館」です。
 
 
じぃっと写真をよく見ていると、「李禹煥美術館」の文字が浮かび上がってくるはずです。
正確な読み方が分からないけれど、リウファン美術館としておきます。
前回はフェリーの関係で、外だけ拝見しましたが、今回は中に入ってみようと思います。
 
 
すれ違う方がほとんど海外からのお客さんで、ここはかがわではないのでは?と一瞬思うところです。
 
 
 
長い棒に地面の鉄板、そして石、コンクリートの壁に白い雲と青い空。
 
 
どうやって入るのだろう、とまごまごしていると、通路のようになっているところがあったので、入ってみます。
 
 
できれば屈強なフランス人男性と、このような美術館の狭い通路で一対一で向き合いたくはないものですが、仕方がありません。
 
 
 
もしこのままずっと通路だったらどうしようと思ったところ、窓口がありました。
写真がOKなのはここまでだそうです、奥に扉がありますので、そちらからお入りください、とのこと。
大人1030円、15歳未満は無料だそうです。
もし中をイメージにするなら、こんな感じです。
 
 
 
係の方が、「瞑想の部屋ですので、靴を脱いでおあがりください」と言っていました。
「瞑想…」
 
好みもあるとは思いますが、僕は小さな部屋より海が見られたり、空が見えたり方が好きだなあと思います。
 
 
 
 
休憩所のようになった展望所があるけれど、若い2人がいたので,そっとしておきました。
 

黄色いかぼちゃと埋もれた鳥居、直島つり公園

さて、この時に13時。帰りのフェリーの時間(14:20)を気にしつつ、先へ行けるところまで、行ってみようと思います。
 
 
この下に降りて行くと、大きな黒い玉の作品がありますが、そこはもう見たので先に進みます。
ベネッセハウスの海岸を通り抜け(海辺に海藻が溜まって結構な匂いが発生していました)、黄色いかぼちゃに近づきます。
人が多かったら素通りしよと思っていましたが、幸運にも誰もいない!
 
 
 
大抵人がいて、順番を待ったりしているので、通りかかって一人で見られたのはよかったです。
 
 
しかし、その後すぐに人がきまして、その後は賑わっていました。
でも何となく人がいないよりは、集まって来ている方が、かぼちゃらしくていいですね。
 
 
日本の方はこの中には、いませんでした。(この辺りになると、もうそんなことはどうでもよい気がしてきました)
つつじ荘のバス停まで来ると、鳥居が半分、埋まる。
 
 
 
 
以前にも来たと思うのですが、なぜか印象には残っていませんでした。
「恵美須神社」と書いてあるとおもうので、えびす神社なのだと思います。
 
 
 
※追記
直島移住促進プロモーション動画の中に鳥居がありましたので、追記しておきます。

 

 

※追記終わり

 
昔はこの先に神社があったのだろうと思います。
そしてここの海岸の名前がまたわかりにくく、「琴弾地海岸」とか「琴弾地海水浴場」とありまして、琴弾地と書いて「ごたんぢ」と読むのだそうです。(「直島(なおしま)観光旅サイト」直島町観光協会公式参照)
 
崇徳天皇の歌碑には気がついていましたが、もう一つ歌碑がありまして、こちら側は若山牧水さんの歌碑でした。
 
 
ことひきの 濱の松風 静けしと 
聞けば 沖辺を 雨過ぐるなり
 
 
まあ、かぼちゃやアート作品に比べれば、とても地味目な歌碑ではありますが、それより前からここは風光明媚な砂浜だったのだろうと想像ができます。
ちょうど目の前に高松が見えるというところも、僕は好きなところです。
 
このまま帰っても良かったのですが、前回行けなかったので、どうしても行ってみたいとことがありまして、それが「直島つり公園」。
僕は全く釣りはしなにのですが、つつじ荘の奥にあるというので、行ってみたいと思います。
 
 
歩いて5分位というので、すぐかな、と思っていましたら、結構な山の中をぴったり5分歩きます。
釣りが目的の方は、ほとんどの方は車で来るのだろうから、気にならないのだろうけれど。
坂を上って下りると、直島つり公園に到着です。
 
 
 
僕はここでハマチ三兄弟の一人「なおしまハマチ」を是非一度食べてみたいと思っているのですが、この日は平日なので、お食事はやっていませんでした。
係の方に少し話を伺うと、写真はOKとのこと。
 
 
 
実際につり公園の方を見ると、お一人釣りをされていました。
 
 
少し港から遠いけれど、つり公園って珍しい気もするので、実際に見ることができてよかったです。
 
さて、ここで時刻は13:40。あらら、急がないと、という気持ちになり、来た道を帰ります。(帰りは徒歩)
結構雲が隠れて最初は涼しい気持ちでいたのに、陽が燦々と照るようになりまして、港に着いたのはぎりぎりの14:17。
帰りの船は「なおしま」でした。
 
 
ちょっとさすがに帰りは疲れていたけれど、大槌島のそばを通るので、そこだけ頑張ってデッキへ行きました。
 
 
僕は一人で行って、見て廻るのが好きだから気になりませんが、もし歩くのは…と言う方は自転車を、それも電動のを借りるのがよいと思います。次はバス。グループで行かれるなら、車で行くのがよいかもしれません。
一緒に帰りのファリーに乗った大型バスには「クラブツーリズム」とあったので、直島へ来るツアーも組まれているようです。
 
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別に急いで島の中を巡らなくても、とも思いますが、やっぱり何かやりたいことを探して、そこに行こう、そこに行ってみたい、と思って旅行するのが、直島では大事なことだと思いました。(他だってそうだけれど)
 
秋になると、また気候がよいから、天気の良い時におでかけしてみてください。
 
それでは、今日はこの辺で。
 
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
 
「ましおな」ではありません…。
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