こんにちは。
ハイ・パイン・サンキュー!です。
いつもとなりのかがわさんをお読みくださり、ありがとうございます。
ずっと暑い日が続いていましたが、お盆になったあたりから少し涼しい風が吹いてきました。
大体平年並みというか、このくらいの暑さなら我慢できる、という感じです。
前回のパンダに続いて和歌山へ行ったお話の続きです。
特に和歌山に詳しいわけでもないですし、僕自身の関心も高いわけではないのですが、奥さんの方が是非行ってみたいと思っていた熊野本宮大社、日本一の滝なら見てみたいと行った那智の滝にご興味がおありでしたら、どうぞお読みください。
熊野本宮大社は山の中
僕自身は前日にアドベンチャーワールドへ行ったので、後はフェリーに乗れればそれでいい、という感じでした。しかし、2泊の予定で宿を取っていたので、折角だからと、2日目も和歌山を旅することにしました。
さてアドベンチャーワールドから約5分。1泊目の宿はとれとれヴィレッジにしました。
僕が選んだ宿ですが、「どうしてここに?」と奥さんや子どもから何度も聞かれました。
何だか外観が「ホビット庄」みたいに見えたから、ちょっと泊まってみたかったのです。
実際にはそうでもなかったのですが、僕には「袋小路屋敷」とか、風の谷の家屋のように見えたので、是非一度行って見てみたい気持ちになりまして、予約しました。
フロント、食事処や大きなお風呂は少し離れた場所にあって、こじんまりとした小屋のような佇まいで、僕は楽しかったです。
しかし山の中にあるので、どうしても小さなムシさんたちがいまして、あまり得意ではない子どもは見つける度に「きゃあきゃあ」言っていました。夜に到着したから余計にそう思うのかもしれませんね。ムシの苦手な方にはお勧めはいたしません。
駐車場には関西や関東のナンバーの車が目立ちます。結構遠くから来られているのだな、と思います。(きっと向こうも僕のナンバーを見て、そう思うだろうけれど)
フロントでチェックインしてから、不思議な形をした建物の間を少し歩くようになっています。
結構灯りが灯っていたけれど、それぞれが独立した造りになっていて、静かだったから、小さい子どもさん連れの方に人気があるだろうと思いました。大きな声を出しても気にならない感じがします。
結局この日はどこに何があるのかよくわからず、近くにある系列のまわる寿司屋さんとお風呂屋さんに行きました。どちらも混んでいましたが、なかなか美味しかったし、よいところでした。
翌日も曇っていましたが、朝になって明るくなるとこんな雰囲気でした。
まだ出来て数年しか時間が経っていないのか、森の木々が成長して家を覆うようになってくると、もう少しホビット庄な感じが出てくると思います。
さて、この日の目的は熊野本宮大社から、那智の大瀧を廻って、また白浜町に戻りプールに入るというルートです。(前日に決まりました)
熊野本宮へは、僕ははじめてでしたが、奥さんは一度職場の方々と行ったことがあるのですが、その時にはあまり時間がなくて、よく見られなかったのだそうです。
もう一度行ってじっくり見たい、ということなので、早速出発します。
こうやって平面の地図で見ると近いような気もするのですが、実際にはとても山の深いところにあります。
前日に続いて、奥さんが運転するというので、僕が道を知らせます。(知らせると言ってもナビを見ながら、ということですが)別にそんなに早くに出発したわけではありませんが、子どもは
30分もしないうちに車内で眠ってしまいました。
道は綺麗に舗装されていて、幅も十分にある国道なので、とても走りやすかったようです。
川なんかも途中で見えたり隠れたりしていましたので、紀州の雄大な景色に、僕は飽きることがありませんでした。
うんうん、この感じはやはり四万十の方に似ています。四万十から愛媛の方に抜ける時にこんな感じの風景があったような気がします。山が深く、川が流れている景色がどこまでも続く感じです。もうこのまま進んでも、世の中は一面山林だらけになったんじゃないのか、と思い始めた頃に、熊野本宮大社に到着です。
近くまで行って駐車場があるかな、と思っていましたが、鳥居の西側に14、5台、さらにその西にお土産店があって、そこに何十台か停められるようになっていました。特に駐車料金はかかりませんでした。
早速正面から見ていきます。まずは本宮の縁起から。
なるほど、歴史のあるとても大きな神社なのですね。
歩くたびにざくざくと音がします。両脇にはとても大きな木が並んで立っていて、荘厳な雰囲気です。
途中にお祓いの社があって、さらに階段が続きます。
そこそこ段数がありますが、見慣れない景色なので何だかあまり疲れを感じることはなかったです。そして、日陰になるので少し涼しいのもよいところ。
全国にある熊野神社の数や、昔の本宮について説明した看板がありました。
なるほど、明治時代に水害があり、昔建立された場所から、今の場所へ移っているのですね。
外国からのお客さんも多いのか、わかりやすく手水の使い方の説明がありました。子どもがそれを見ながら、こうやるんだよ、なんて教えてくれました。
もう少しで本宮に到着です。ちょっと手前のなだらかな感じも、また雰囲気があって良かったです。
本宮に到着すると、おみくじやお守り札の売店が並んでいました。
この先には、いくつかのお宮さんがあって、お参りの仕方と順番について説明がありました。
中に入っての撮影は禁止となっていたので、三人で中に入ってお参りしました。
順番は多分あっていたと思うけれど、途中忘れてしまい、皆さん迷っておられました。
前の人が間違うと皆間違うような、そんな感じ。
隣の「黎明殿」とある方には、サッカー日本代表のユニフォームなどがありました。
スポーツニュースなどで、ワールドカップに行く前にお参りしました、というのはここのことだったのですね。
お守り、おみくじなどを引いて、また階段を下りていきます。
僕は説明にあった大きな鳥居をどうしても撮りたくて、奥さんは旧本宮の中に入ってみたいのですが、子どもは全く興味がない様子。
気温30度位でしたが、まだ先があるので、お土産屋さんにて交替で子どもを見つつ、別々に行くことにしました。
「 大斎原(おおゆのはら) 」という場所のようで、脇の道を東に抜けて行きます。
おお、この鳥居はとても大きいです!後で知ったのですが、33.9mの鳥居は日本一の高さだとか。僕は中には入りませんでしたが、奥さんは大きな木がたくさんあって、雰囲気もとても厳かでよかったと言っていました。
僕の印象に残ったのは、待っている時に休憩所の方で、子どもがソフトクリームを食べていたのですが、その時に頂いた「お水」です。他の観光客の方も、皆美味しそうに次々と飲んでいくなあと思って見ていたのですが、飲んでみたらとても美味しかったです。全般的に和歌山のお水はどこでも美味しかったイメージですが、ここのは特にすっきりという感じがして、また飲んでみたいと思いました。
さて、1時間ちょっと熊野本宮にいましたが、夕方ホテルのプールに入れる時間までに、那智の滝に行って帰らねばなりません。(子どもとそういう約束なので)
那智の滝へも行ってみたい
地図やナビを見ていると、熊野本宮大社から那智の滝までは紀伊半島の東側、新宮市に一度出て、さらに南東の那智勝浦町から北上、というルートが出てきました。
およそ1時間の道のりです。
僕もはじめて行くのでよく知らなかったのですが、「那智勝浦新宮道路」というバイパスがあって、新宮市まで行けば、そこからするすると行けるようです。
まあ、するすると言っても山の中を行くわけですが。
海辺から山の中へ、山の中から海辺へ、そして山の中へ、という半日なので、僕は飽きることがありませんが、子どもはもうとっくに飽きてしまったようで、この車中で随分ぎゃあぎゃあ言っていました。確かに、僕は大人になったから、神社や滝に行って見たい気持ちも幾分理解できるようになったけれど、子どもにとっては何の面白味もないだろうと思います。僕も同じような気持ちで日光・華厳の滝へ行った記憶があるけれど、当時は滝や東照宮見てもなあ、という気持ちだったのを思い出します。
しかし、後に大人になってから、再び日光を訪れた際には、そうだ、そういえばこれは子どもの頃に見たことがあって、その時にはわからなかったけれど、今はちょっと違うという気持ちがあったことを思い出しました。
まあ、子どもにとってはきっと華厳の滝も那智の滝も、行ってみたけれどそれが何なのだろうという気持ちなのだろうと思います。大人の勝手とは思うけれど、僕らも一度くらいは見てみたいので、ついて来てね、那智の滝にも。
何とかなだめながら、目的地に近づくにつれ、チラリチラリと大きな滝が遠くに見え隠れします。那智の滝に到着です。
駐車場がよくわからなくて、僕らは手前の有料駐車場へ停めました。
すぐ近くに数台停められるところがあり、少し上にも有料の駐車場がありましたが、結構一杯だったので、さっと停めることができてよかったです。
「滝だよ!大きな滝があるよ!」とテンションをあげようと試みますが、お腹が空いてきたのか、子どもがぐずぐず言い始めたので、近くの開いていた食堂に入ります。
ええと、恐らく32、3度くらいあるのですが、こちらにはエアコンがありませんで、フランスから来られた方や台湾からの方が汗だくで食事をしていました。昭和の頃の、僕らが生まれるよりももっと前の時代の食堂、という雰囲気でしたが奥さんは和歌山ラーメン、子どもはカレーをそれぞれ食べ終わると、「暑いから早く出よう…」と言っていました。それはそうだ…。
僕はよく知らなかったのですが、名物とあった「めはり寿司定食」にしました。
高菜でご飯を包んだお結びのようなお寿司でしたが、素朴な味わいで美味しかったです。
はじめて食べたのですが、特に味つけがどう、ということではなくて菜っ葉の味、お米の美味しさをじっくり楽しむ食べ物だなあ、と思いました。
もし山に芝刈りに行くことがあるならば、その際には竹の皮に包んで是非一つ持って行きたくなるのでしょうね。
さて、那智の滝です。
呼称や表記もいろいろあるようで、「那智滝」や「那智の大瀧」と書いてあるのも見受けられましたが、僕は「那智の滝」が一番しっくりくる感じがしますので、そうします。
那智の滝一帯は「飛瀧神社(ひろうじんじゃ)」になっていまして、神社の中を進むと滝に近づいて行けるようになっていました。
なるほど、一つの滝で落差133mとありますので、大きな滝ですね。
「那智の滝」という名前は聞いたことがあるけれど、僕は実際には見たことがなかったので、やっぱり目の前で見てみたい、という気持ちになりました。
そうか、ずっとこのあたりは世界遺産に認定されているから、先ほどの食堂なんかも改築や増築するのは、結構大変なのかもしれませんね。そのまま一緒に時が止まるような、そんな感じもします。
もう急な階段を見てもそんなには驚きません。
階段が終わる頃、前を見るとどーんと大きな滝が見えました。
多国籍というか、色んなところから来られているようで、欧米、アジア各国の観光客とともに、滝を眺めました。
脇からさらに奥に進めるようになっていまして、1人200円(だと思います)を払うと、その中へ入って行けるようになっていました。
先ほどの食堂の方がお水について「滝のお水です」としきりに言っていたので、なんでだろう、と思っていましたが、「延命長寿の水」とあります。
特に変わった感じはせず、無味無臭の滝の水でした。
まあ、気持ち次第だと思うので、それぞれですが、子どもは「長生きができる水だね」と喜んで飲んでいました。
中に入ってよかった、と思うところは滝の近くまで行けるところです。
少し上って行くけれど、滝のしぶきがかかるようなところまで行くことができました。
画面の左側では、何か祈願することがあるのか、とても熱心に拝んでいる方もいました。
滝の下の方はというと、こんな感じ。
山の中を歩いていて、はじめてこの滝を見た方は本当に驚いただろうと思います。
神社ができるのもよくわかるような、とても迫力のある那智の滝でした。
*追記
やはり滝は流れる方がよいと思い動画にしました。
短い動画ですが、よければご覧ください。
*追記終わり
食事の時間を入れると、那智の滝にいたのは概ね2時間位でした。那智大社が奥にあるというので、僕ら大人は行きたかったのですが、プールの終了時間があるので、白浜町へ戻ります。この時、時間は14時。ここから2時間位で白浜町へ行けるはずなのですが…。
ええと、ぐるっと紀伊半島の南を一周するような感じになっていまして、この那智の滝から白浜町までは、やって来た道のりに比べて、とても長い距離に感じました。
海沿いを走るので、景色はとてもよい道なのですが、右へ左へくるくると曲がるので、運転が好きな方は楽しいかもしれませんが、僕はそうでもないので、この道は長いなあ、という感じでした。
高知県ばかりを引き合いに出して申し訳ないのですが、室戸岬に行く時にはこんな感じで、走っても走っても太平洋、というのを思い出しました。
昔はこのあたりがお互いにくっついていたんじゃないのかな、と思うほど。
イルカでおなじみの太地町、台風中継でおなじみ潮岬のある串本町、景勝地や小さな漁港をいくつか通り過ぎました。
JR紀伊本線に沿って国道も走っていたから、結構この辺りを目指して観光に来る方も多いのだろうな、と思いました。
この日の宿白浜古賀の井リゾート&スパ に到着です。
ぎりぎりで屋外プールの営業時間に間に合いました。
20分とかそのくらいの時間でしたが、ちゃぷちゃぷと楽しそうに泳いでいました。
屋外の後は屋内で、その後にお風呂と、なかなか贅沢な感じでしたが、こちらでも海外の方が多く、なかなか入浴の仕方や履物の脱ぐタイミングなどが分からなかった模様です。
男性のお風呂場には人がいませんでしたが、女性の方は多かった、と言っていました。
夕食は、さてどこか外に、と思っていたのですが、子どもはもう出かけるのはまっぴらごめん、という感じになっていたので、ホテルのビュッフェを利用しました。
ご馳走が並んでいて(価格もなかなか豪勢だったけれど)、美味しいお料理でした。
建物やお部屋は一部リニューアルされているものの、そんなに新しいこともなく、これまた昭和の団体旅行を思わせる雰囲気もありましたが、奥さんも子どもも、前日に比べてこちらの方がよかったと言っていました。
なるほど、普通のホテルがよかったんだね。
さて、本当は和歌山の旅を一気に書き終えたかったのですが、字数の関係で再び次回に続きます。
翌日イルカと遊んで、フェリーに乗って帰るお話が次回の予定です。
またよろしければどうぞお読みください。
それでは、今日はこのへんで。
いつもお読みいただき、誠にありがとうございます。
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