『 サウンド・オブ・ミュージック 』 | たたら劇場

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多々良光洋のブログです

 

じぶん映画の(←ひ! の分。
( 芝居を学び、芸術に触れ、心を豊かにする()←ひ!)

 

 

ブロ友さんの中に、僕から見たら映画の先生と呼べるような方々が沢山いるのですが、今回は「ワンダの映画三昧」のwonda007さんのレビューに惹かれ、こちらを鑑賞しました。


 

最近は子供の頃好きだった作品を観る“懐かしみ”がマイブームなんですが、この作品も多少懐かしみが入っています。

というのも映画版を観るのは初めてだったんですが、子供の頃アニメ版の「トラップ一家物語」(ハウス食品・世界名作劇場)が大好きで毎週楽しみに観ていたんです(▰˘◡˘▰)

 

wondaさんのレビューを読んで完全に興味とマイブームが合致しました。

 

 

 

 

Vol.306

『 サウンド・オブ・ミュージック 』

監督/ロバート・ワイズ (1965)
 
■Story

1938年のオーストリア、院長の命により厳格なトラップ家へ家庭教師としてやって来た修道女マリア。彼女の温かい人柄と音楽を用いた教育法で、七人の子供たちはマリアの事が好きになるが、父親であるトラップ大佐とマリアの衝突は絶え間なかった。だが、次第に大佐に惹かれている事に気づき悩むマリア。やがて大佐の再婚話が持ち上がり彼女は傷心のまま修道院に戻るのだが……。

 

■感想

アニメ版は原作に近い作りのようで多少の設定の違いはあったんですが、映画版もタイトル通り音楽に溢れ、音楽がポイントになる素晴らしい作品でした。

マリアの教育方法が気に食わないトラップ大佐が子供たちの歌を聴いてマリアを認め、子供たちも父親との距離を一気に縮めるシーン、トラップ大佐とマリアが歌やダンスによって惹かれあって行くシーン、国からの亡命を謀った家族をトラップ・ファミリー合唱団として参加した音楽祭が救うシーンなどなど……音楽の力を感じられるナチュラルなミュージカルだったと思います。

 

「エーデルワイス」や「ドレミの歌」など有名な曲満載でしたが、まさか《そうだ 京都、行こう。》の「私のお気に入り」までもがこの作品の曲だとは、驚きでした。

 

オープニングの空撮など自然たっぷりの映像や「ひとりぼっちの羊飼い」の人形劇に癒される反面、1938年のドイツによるオーストリア併合の家族の苦悩も表現されていて、決して楽しいだけの作品ではなく、クライマックスの修道院に逃げ込んだシーンは祈るような想いで手に汗握りました。

 

今更ながらではありますが、また一つ素晴らしい作品に出会え幸せな気分です。

 

 

 

今はアニメの「トラップ一家物語」も見直して懐かしんでいます♪

全40話、大河ドラマのように1年も放送していたんですね。