有休を終え、出社した柏木さんは

引き継ぎ等の為、まだ前の部署にいました。


4月から新入社員が柏木さんの代わりに入る予定のようですが

それまでの間は残りのメンバーで賄う事になる為

M課長・小P・U子の3人に分けて引き継ぎをする事になりました。


一番負担を多く担ったのは他でも無い、U子でした。


この時、U子が初めて不安そうな顔をしました。

柏木さんは言いました。



柏木さん「私はいつも会社にいるから(私が退職するわけじゃないから)わからない事があればいつでも聞けるし、仕事が山積みになったりして大変な時には手伝えるからね」


U子「そうですよね…」




そうです。

何かあった時、柏木さんはすぐに駆けつける事が出来る所にいます。

退職されて聞けなくなるのは柏木さんの方なのです。



実際、柏木さんは1ヶ月間

勤務時間内は新しい部署で仕事を覚え

勤務時間外になると前の部署へ戻り、仕事をしていました。








柏木さんは小Pにも引き継ぎを行いました。

その時、小Pは柏木さんに言いました。



小P「お前はS課長とは絶対に合わないからな。何かあったら、K次長(当時は課長)にだけ指示を仰いで、K次長の言う事だけ聞いておけ。アイツ(S課長)の言う事なんか聞かなくていい」


柏木さん「はい…」






序列的にはK次長よりS課長の方が上なので

そんな事、出来るわけないのですが



小Pは、何ということを言うのだろう。

柏木さんはそう思いました。

しかし、それよりも何よりも、これから行く部署の上司である

S課長という人がどんな人なのか

そればかりが気になって仕方がありませんでした。








さて。

次回は新しい部署のお話となる所ですが

残念ながら今日でお盆休みは終了。

明日からはまた通常の現代編へと戻りたいと思います。

この話の続きは、また大型連休の時までしばしお待ちを~(*^o^*)/~

…って、これを楽しみにしてる人なんているんだろか?(・・;)



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