リンゴ豊作
「台風の影響で2割をどた落下しましたが、美味しくなりました。」と連絡をいただいた。昨年に続き2年目のリンゴの木のオーナーである。昨年は、300個近くのリンゴを収穫したが、一個一個の実の大きさが若干小さかった。さて今年は…。
申し込みをしてお金を払って、抽選に行ったのが7月末だったように思う。「木を見て帰ってくださいね」と言われて、すでに緑色のリンゴが鈴なりになっていた。昨年より、木が大きいなあとは思ったが…
いろいろ仕事があり、指定された期間内で収穫ができるのが、今週日曜日の午後だけしか時間がなかった。週間天気予報が気になった。寒さにあうとリンゴは甘くなるという。最低気温が気になった。さらに昨年は、冷たい雨が降る中の収穫となったが、週間天気予報はずっと、傘マークだったのだが。
弟に時間があれば来て欲しいと連絡した。5歳の甥っ子と3歳の姪っ子の喜ぶ姿が見たかった。弟は、都合をつけて、母と一緒に車で来てくれた。妻がくじで指定されたリンゴの木を見るなり、甥っ子と姪っ子の目が輝く。「記念撮影するぞ」という私の指示は無視された。「全部とってもいいんだよ」というと、キャラクターの書かれた自分の袋にせっせとリンゴを詰めていく。すぐに袋はいっぱいになる。それでもまだ木には多くの実が残っていた。
係の人は、「これはすごいわ。今日取りに来られた中では一番だわ。」と教えてくれた。台風の影響もあり、傷ついたリンゴがあり、仕分けをしていたが、どんどん運ばれてくるリンゴに追いつかなくなる。そのうちに妻の車のトランクに入りきらなくなった。用意してきた段ボール箱も無くなった。見るに見かねて、かかりの人が段ボール箱を用意してくれた。それも満タンになり、弟の車に積み込んで、福井の実家へ持って帰ってもらった。
帰り道に妻の実家やおもや(富山弁で本家のこと)、叔母の家、さらには日頃お世話になっている人に帰り道にお裾分けをした。昨年は、選果をしたのだが、今回はそんな余裕もなかった。早速食べてみた。見た目は悪いが味は最高に美味しい。人間と一緒だな、見た目ではなく味で勝負である。昨年より立派な木が当たったようである。運も味方につけて、また来年も妻に買ってもらうことをお願いすることに。気が早いが来年もいろんなことを乗り越えて、いい味だすぞ!