散居村縦断 | いきょくのまねーじゃーのブログ

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市立砺波総合病院の整形外科医です

散居村縦断

 

 日曜日の午前中、散居村銃弾マラソンに参加した。参加賞として、オリジナルのタオルをいただいた。好天に恵まれて、楽しい時間だった。


 

 朝8時過ぎに、集合場所であるチューリップ四季彩館に行く。少し早く着きすぎたので、スタート地点を確認しに行くと、すでに多くの参加者で混雑していた。「9時半から鱈汁の提供があります」「軽食の準備があります。栄養補給をどうぞ」と場内アナウンスが流れていた。

 

 近く建て替えられるというチューリップタワーの周りをゆっくり歩いた。遠くには立山連峰が見える。深呼吸をするととても気持ちがいい。いつも病院の中でいるとこんな開放感がたまらない。

 


 号砲とともにスタートしていった。ハーフマラソンの選手が一斉に走り出す。先頭の方は、すごく早い。私が全力疾走で、100mもついていけないような速さである。中には、恐竜の被り物やキャラクターの被り物、さらには、体を紅葉の山に扮したような人もいた。メイド姿にちょんまげという個人的には理解不能である衣装の参加者もいた。マラソンは、時に人生に例えられる。自己表現は、人生のように見える。

 

 それぞれ、思い思いの楽しみ方がある。最後尾の参加者は、スタート直後から徒歩だった。体調が悪かったのかもしれないが足取りは確かである、しかし、制限時間には間に合わず、途中でリタイアとなった。

 

 沿道では、地元の人が「がんばれ」と書かれた小旗を振って声援を送っていた。声援を送る人たちも、人が頑張る姿を見ると元気になる。ある程度の経済効果もあるだろうが、このようなイベントの意義がそこにあるように思う。

 

 折り返し地点では、ブランド米「富富富」のおにぎりをいただいた。とても美味しく疲れが軽減された。「先生、何杯でもどうぞ」とスポーツドリンクを勧めてくれたのは、私の患者さんだった。

 

 道中、患者さん、患者さんの家族、病院職員さん、医師会の先生など、」縁があって知り合った多くの人に声をかけていただいた。散居村に住む多くの人に支えられて仕事をさせていただいていることを実感した。多くの人のおかげで、トラブルもなく、ハーフマラソン完走した…もうお気づきだろうが、最後尾の参加者のさらにうしろを救護車でね。