となみのブログ

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入院が長いと、患者たちの中にもコミュニティができあがってくる。

とくにここの病院は患者同士の距離が近い。患者同士というか、付き添いママさんたちの距離が近い。もちろん、お互い似た境遇同士だし、励まし合ったり、情報交換できたりとありがたい面も多い。

だがその中には、ボスママ的な人もいて。

入院期間が長く、医師や看護師などの医療スタッフと親しげにコミュニケーションをとり、付き添いママの間でも顔が広くて、たぶん入院する前もリーダー的存在だったんだろうなぁという人たち。

私のような人付き合いの苦手な人間には、ちょっと近寄りがたい人種だったりするのだけれど。

そのボスママの一人が同じ大部屋に入院してきたときの話。


そのボスママ(Aさん)の子供は最近入退院を繰り返している。

何回目かの入院で私と同じ部屋に入ってきた。

慣れた様子で荷解きし、すぐさま向かいのベッドのママさんと親しげに会話をしていた。

私もAさんの存在は知っており、すれ違いに会釈する程度の仲でしかなかったが、何となく気が強そうなママさんだなとは思ったいた。

苦手なタイプではあるけど、ただそれだけだった。翌日の朝までは。 

うちの息子は朝が早い。

病院は朝7時が点灯時間だが、下手すると6時すぎくらいに起きたりする。

その日はかろうじて7時過ぎに目覚めてくれた。

病室の電気はついていたが、病室の他の子供たちはまだ寝ているようだった。

起きてさっそく話し始める息子。2歳になりたての子供に小声で話すというスキルは存在しない。

さっそくAさんの舌打ちが聞こえた。

なんとか静かにさせようと息子を諭すが、母のいつもと違う雰囲気を察してか、よけいに大声を出す息子。またしてもAさんの舌打ち。

慌てて廊下に連れ出そうと息子を抱っこするが、それが嫌だったのか息子はのけ反って大泣きしてしまう。

すると勢い良く近づいてくるサンダルの音が。

部屋を仕切っているカーテンを覗き込んで、一言。

「うるさい!」

思わず絶句。

本当に絶句。

時計を見たら、もう8時近かった。

8時には朝食が運ばれてくる。

さすがに静かにしていなければならない時間でもないと思う。

子供が泣くのは仕方ないでしょうが。

ここは美術館でも図書館でもない。

長期入院患者からしたら家みたいなものだ。

家の中で泣くことも許されず、常に小声で喋らなければいけないのか?たった2歳の子供が?

人権侵害もいいところだ。

次の日も同様に、舌打ちされ、息子を連れて部屋を出ようとしたところ呼び止められ、

「もう少し静かにしてくれない?みんな迷惑してる」

とお叱りを受けたため、さっそく看護師に相談して部屋を変えてもらった。

そして、今後二度とAさんと同室にだけはしないようにお願いしておいた。


そんなことがあったのが数ヵ月前。

なんで今頃こんなブログを書いているのかというと。

またAさんの子供が入院してきたのだ。

もちろん私とは別室だが。

Aさんと同じ部屋にうちの息子と同じ歳くらいの子供が入院しており、どうやらAさんが今度はその子供についてあちこちで文句を言っているらしい。

その光景を目にして、数ヵ月前のことが思い出され、なんだかモヤモヤしてしまったのだ。

一言でいうと、黙れ鬼ババ!

文句を言われているママさんの心境が分かるだけに、本当に腹立たしい。

おたくの子供は2、3歳のころでも、一切グズって泣いたりしなかったのかと言いたい。同じ子を持つ母同士、なぜそこが思いやれないのかと。

ほとんどのママさんが、子供が泣いてもお互い様と黙って見守っている中、自分の感情だけで動くAさん、本当に理解し難い。

絶対に同じ部屋にはなりたくない。


まさか子供が闘病中の入院生活で、ママさん同士の人間関係に悩むことがあろうとは。

病気の子を持つ仲間同士じゃないか。

仲良くやろうよ。ためいき。