『隣の家族は青く見える』第4話では、渉(眞島秀和)と朔(北村匠海)の同性カップルにも大波乱が起きました。

渉がとっさについた嘘、“甥と叔父”という設定のまま、同居していたふたり。

 

 

自身のセクシュアリティを隠し続けている渉に対して、朔はゲイであることにオープン。

小さい頃はからかわれたこともあると言いますが、

「誰だって小さいころは自分と違うものは排除しようとするでしょ。それって当たり前のこと。まだ自分と他人が違うって認識ができていないんだから。差別じゃなくて区別なんだよ」

 

と、周囲の反応にも理解を示し、堂々と向き合っています。

 

一方の渉は、朔から、

 

「たった一度の人生なのに、自分を偽って生きるのなんてむなしくない?」

 

と言われ、ハッとした表情を見せましたが…。

 

 

「うちの親はどっちも元教師でさ。がちがちの常識と古い価値観にしばられた人だから親が生きているうちはカミングアウトしないことがせめてもの親孝行だと思ってきた。いまさら変えられないよ」

 

隠し続ける決意は固く、交際を公にはできない渉でした。

 

 

ただ、これまでに付き合ったどの人とも違い、朔との交際は真剣だからと悩む渉に

朔は心から喜んでいる様子。

 

 

 

そんな折、事件が起こります。

 

 

コーポラティブハウスに、「ゲイカップルの家」「建築士広瀬渉は同性愛者」と書かれた紙が貼られ、渉の職場にも同じ紙がポストに投函されました。

 

突如誹謗中傷の標的になったこと、はからずもオープンになってしまったことにショックを受ける渉…。

 

立て続けに、こんどは手書きで「心のやさしいゲイカップルの家です。どたなでもおいでください。」と書かれた一風変わった張り紙が、コーポラティブハウスに貼られました。

 

怒り狂う渉でしたが、なんと、その張り紙は朔の仕業だったことが判明。

 

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「攻撃は最大の防御っていうでしょ」と言う朔に、

「静かに暮らしたい」と落ち込む渉。

 

朔が、「出会わなきゃよかったね」とベッドでふて寝すると、

 

 

渉はそっと後ろから近づき、

「いまさら出会ってなかったことになんかできないよ。(そういうことに)したくない」

 

朔をそっと抱きしめるのでした。

 

 

 

コーポラティブハウスの住人では、二人の娘を持つ深雪(真飛聖)だけが、同性カップルの事実を知って「ウソをついていた。詐欺!」と大騒ぎします。

 

奈々(深田恭子)は、「広瀬(渉)さんが誰と暮らそうと本来は自由なはずです」と反撃。亮司とちひろのカップルも、「そんなに目くじらたてることですか?」と冷静です。

 

落ち込んでいる渉は謝罪し、「僕らのような性的少数派は隠れてひっそり暮らすべきなのかもしれません」と言うと・・・

 

奈々は

「そんなのおかしいです。みんな同じ人間なのに堂々と暮らせる人とそうじゃない人がいるなんておかしいです。人は誰だって自分がのぞむ幸せを手に入れようとする権利があるはずです。」

 

奈々の言葉に感動した朔は、奈々のかわりに大器(松山ケンイチ)に抱きつき、その場に和やかな笑い声が起こりました。

 

 

知らないから拒絶、反対する。

それは、奈々と大器が”人工授精”に向き合うときにも通ずるものがありましたね。

 

4話は、妊活を頑張る夫婦と同性カップル、別の角度から偏見に対して考えさせられる内容だったのではないでしょうか?

 

 

それぞれの秘密が露わになってきたコーポラティブハウスの住人たち。

五十嵐夫妻の妊活は?同性カップルの今後の展開は?亮司とちひろのカップルはどうなる?

『隣の家族は青く見える』第5話は2月15日(木)夜10時から★お楽しみに♪