2011年08月14日[日]@QVCマリンフィールド&幕張メッセ
【SUMMER SONIC 2011 ~その1~】


最大級の都市型音楽フェスということで、
前々からサマソニは気になっていたところですが、
なにぶん洋楽を聴かないので縁がありませんでした。

今年はX JAPANの出演が早々に発表され、
チケットを確保した後に少女時代が決定したこともあり、
意気揚々と参戦することに。


とは言ったものの。

2日前のJさんライヴで引いた風邪が治まらず、
いまいち気分が乗り気になれないまま、夕方から出発。

マリンスタジアム(現マリンフィールド)が
幕張メッセのお隣だったとは驚きでした。。。(苦笑)

$となりの黒い芝生

この時間ともなるとさすがに
リストバンド交換所は空いていますが、
道中は会場間を移動する人たちで溢れています。

$となりの黒い芝生

震災の影響と思われる液状化の跡や
へこんだり、ひび割れている道路があちこちと。


◆マキシマム ザ ホルモン@MARINE STAGE 16:25

定刻10分前に到着して
そのまま入場口へ向かうと想定外の行列が・・・

$となりの黒い芝生

しかも混み具合によっては入場規制もあるとか(汗)

$となりの黒い芝生

ここにきてX JAPANが観れなかったなんて
洒落にもならないので急いで列へ加わり、
20分ぐらいしてようやく入場。

アリーナの後方から入って柵沿いの通路を進むと
ステージ上手端に到着。
さらにステージ側へ寄ることもできるのですが、
転換中に水を撒いているらしく、
最前ブロック付近は水たまりができるほど
足元がベシャベシャだったので少し下がっておくことに。

 「今日、少女時代の公開オーディションと聞いて、
  やって来ました。
  足には自信があります!
  書類は通りました!
  毛穴は開いてますけど(笑)」

と言ってナヲちゃんが[Gee]を歌い始めると客席もノリノリ♪
ダイスケはんとのMCの絡みも巧みだし、
もちろん演奏中のサービス精神も旺盛です。

それから客席を総動員しての
"麺カタ!こってり!ヤッター!!!"は
相変わらず意味分からないですけど、
やり遂げた感はありますよね(笑)

 「これが終わったら少女時代と
  乳首相撲しなくちゃいけないんで!」

とオチがついたところで[恋のメガラバ]です。

後に大物2バンドが控えてることもあってか、
スタジアム全体が人で埋め尽くされた上に
熱狂と熱気で包まれて大変なことになっていました。



~Setlist~

01.What's up, people?!
02.maximum the hormone
03.爪爪爪
04.ぶっ生き返す
05.シミ
06.鬱くしき人々のうた
07.恋のスウィート糞メリケン
08.Mrブギータンブリンマン
09.恋のメガラバ
10.握れっっ!!


◆X JAPAN@MARINE STAGE 17:50

退場するホルモンヌさんたちと入れ替わるように
センター上手寄りまで移動。
スタジアム級のアリーナがスタンディングで
満員とかカオスすぎる。。。

$となりの黒い芝生

入場前に通ったグッズ売り場もすごい大盛況でした。

$となりの黒い芝生

45分からSEが流れ始め、きっかり定刻開演。
実はこの瞬間が一番の想定外(笑)

全身パイソン柄のSUGIZO、
白フリルに黒タンクトップのHEATH、
えんじ色の柄シャツのPATA、
白ロングスカーフに黒ジャケのTOSHIがスタンバイ。

そしてYOSHIKIが真紅のロングシャツを脱ぎ捨て、
"X"ポーズを決めると1曲目の[JADE]へ。

 「会いたかったぜ、サマソニ!
  てめえら最後まで気合入れていけよ!」

TOSHIの煽りから[Rusty Nail]のイントロで
火柱が上がり、さらに火花が噴き出しています。

SUGIZOが静かにバイオリンを弾き始めると
再び赤シャツを羽織ったYOSHIKIのピアノが加わり、
セッションからアコースティックな[紅]を奏で、
TOSHI・HEATH・PATAが戻ると
いつもの爆音な[紅]へ繋がっていくという
今のX JAPANだからこその斬新な演出。

この時に銀テープが飛んだものの
会場上空はステージに向かって風が吹いていたため、
ほとんどが客席前方へ押し戻されてしまうという・・・(涙)

 「みんなありがとう。
  久しぶりに日本に帰ってきたけど、やっぱいいねえ。」

TOSHIからマイクを受け取ったYOSHIKIは
中央の階段に腰をかけています。

 「日本は暑いねえ。ほんと暑い・・・。

  この素晴らしいイベントに
  立たせていただいてほんとに光栄に思ってます。
  みんなもこうやって来てくれてありがとうございます。」

この千葉でTOSHIやPATA、TAIJIと出会い、
そしてHIDE、SUGIZOとの出会いに触れていきます。

 「出会いがなければ、去年の北米ツアーも、
  9月の南米も、10月のアジアツアーもないし、
  日本のみんながいつも応援してくれるおかげです。
  心から感謝しています。

  このステージに立つ前にもいろいろなことがあって・・・
  解散後、すぐにHIDEとの別れがあり、
  今年はTAIJIとも別れがあって・・・
  でも、今日はHIDEもTAIJIも一緒に心の中で
  演奏していると思います。

  そして日本も3月11日に
  たくさんの方が亡くなられて・・・
  この場を借りて黙祷をさせてもらっていいかな・・・

  黙祷ーーーーーッ!!!!!」

5万人が一斉に目を閉じて1分間の祈りを捧げます。
ついさっきまでの歓声が嘘のような
とても重くて静かな時間がゆっくりと流れていきます。

 「みんな、どうもありがとう。」

温かくて優しい拍手が会場を包みます。

 「まだまだいろんな課題が残っていると思うけど、
  この国にもいろんな課題が残っているけれど、
  みんなで力を合わせて
  気合で乗り切っていこうと思っています。

  気合入れていけよーッ!」

このYOSHIKIの煽りに気持ちを切り替えていたら、
まさかの[ENDLESS RAIN]で肩透かし(苦笑)

というか、その直前にSUGIZOとPATAがギターを抱えて
階段に腰をかけ始めたので
スロー曲だろうとは思ってましたけどね。

 「そろそろお前たちの本気を見せてくれッ!」

TOSHIが口火を切って[Born to be free]では、
ステージを覆い隠すほどのスモークの中、
火炎とビーム光線が飛び交います。

定番となっている[I.V.]での客席コーラスもあったものの
さすがに曲を知らない人が多いこともあってか、
単独公演に比べてちょっと微妙な雰囲気。。。

 「大和魂見せてくれ!
  腹から声だせよー!
  暴れん坊将軍でいけよー!」

ラストナンバーは[X]でXジャンプ。
何回か飛ばずに揺れを確認してみたのですが、
しっかりした地盤のようです(笑)

ステージ上部のスクリーンでは左右それぞれに
「hide 1964-1998」「Taiji 1966-2011」
と表示されています。
そのままヒストリー映像でも流れるのかと思いきや
普通にステージ映像へ切り替わっちゃいました(汗)

 「聞こえねえよーッ!気合入れろーッ!
  天まで届かねえーーーッ!!!」

YOSHIKIも絶叫しながら
"We are?"と"X!"の掛け合いが続いていきます。


演奏を終えたYOSHIKIが銅鑼を蹴飛ばすと
銅鑼がYOSHIKIに倒れ掛かってきたので、
YOSHIKIが銅鑼を投げ飛ばして撥を叩きつけたり。

SUGIZOは何故かアンプの上に置いてあった
ミラーに向かって全力のストレートパンチを見舞った後、
デジカメで客席を撮影してたり。

SEに[Tears]が流れる中、メンバー全員で手を繋ぎ、
バンザイを10回繰り返して締めにジャンプ。

最後にメンバー全員と客席で写真を撮り、
静かに一礼するYOSHIKIへ
惜しみない拍手が送られています。


70分7曲ながらも圧倒的な存在感を
改めて見せつけられたライヴとなりました。

ほんとこのバンドはすごい。



~Setlist~

01.JADE
02.Rusty Nail
03.紅
04.ENDLESS RAIN
05.Born to be free
06.I.V.
07.X