牡牛座の人87(C−side) | ともりの気分

ともりの気分

東方神起大好きなともりです(^^)
チャミを溺愛し、ユノに癒される毎日。
二人を永遠に応援し、愛します。
小説に挑戦しています。
お見苦しい内容もありますが、
共感してくれると嬉しいです(^_^)v

「はい…はい…なるほど〜」

待ちに待った納車日を迎えた。
ユノは真剣に自動車販売店の方の説明を聞いている。
僕は少し大きめのボストンバックを床に置き、
いただいたコーヒーをショールームで飲んでいた。

今朝、自転車でユノの家まで行き、僕のボストンバックにユノの一泊分の荷物を入れ、慌ててタクシーを拾い、自転車販売店に来た。

息つく間もなく、バタバタとやってきたから、コーヒーが身に染みるほど美味しい。
車に乗って、どこか見晴らしのいいカフェでモーニングしようなんて言うから、朝ごはんも食べていない。
熱いコーヒーが胃に染み渡る気がした。

「チャンミン、お待たせ!」
「終わった?大丈夫そう?」
「うん!カタログを隅から隅まで読んだから、操作もだいたいわかってたし!」
そう、
ユノは昨晩、嬉しくて眠れなかったため、何度も何度も車のカタログを読んだそうだ。
だから、案の定寝坊して、朝、僕が行ってから起こしたんだ。
楽しみと言う割には、何にも支度してなくて。

ユノらしいといえばユノらしいけどね。


「ありがとうございました!」

数名の販売店の方々に見送られ、

僕たちは車に乗り出発した。


「ユノ、おめでとう~」

「ん?」

「納車、おめでとう!」

「お、おう!」

ユノは恥ずかしそうに笑った。

ハンドルを握る姿は、やっぱりカッコイイ。

羨ましくもある。

男なら車1台くらい持ってみたいものだ。

近いうちに、僕も免許を取ってみようかな。

でも、教官と1台の車の中にいることは、

今の僕には恐らくできない。


「チャンミン?」

「ん?あ、はい」

「助手席はチャンミンだけだからね?」

「え?」

「ははは…そんなセリフは古臭いかあ…あははは!」

ユノは僕が今考えていたことが

わかったのだろうか。

「長い髪が一本でも落ちていたら、

ぶっ飛ばしてやります」

一瞬びっくりした顔になったユノは、

そのあと、盛大に笑った。


僕はこの人が大好きなんだ。