S-152(C-side) | ともりの気分

ともりの気分

東方神起大好きなともりです(^^)
チャミを溺愛し、ユノに癒される毎日。
二人を永遠に応援し、愛します。
小説に挑戦しています。
お見苦しい内容もありますが、
共感してくれると嬉しいです(^_^)v

「どんなお嬢さんなの?今度家に連れていらっしゃいよー」
「チャンミンが女の子連れてくるなんて初めてだな」
父さんも母さんも…明らかに喜んでいる。
「…」
何も言えなくなった。
「チャンミン…?」
「…」
「付き合ってるお嬢さん…と何かあったの?」
「…」
「どうしてそんなに神妙な顔をしているの?」
僕の様子が、明らかに母さんたちとは違うテンションに、母さんの顔色が曇ってくる。

「父さん、母さん…僕は…。
僕の恋人は、ユノヒョンなんだ」
「は?」
「僕は、ユノヒョンとお付き合いしてる」
「…」
「人とは違う恋愛をしていることはわかってる。でも、僕はこの先もずっとユノヒョンと…」
「ちゃんと待って、チャンミン…。
あなた勘違いしているのよ。
そう、きっと勘違いしているの、ユンホ君とお互いに…」
「勘違…い?」
「小さな頃からずっと一緒で…偶然久しぶりに再会して…ほら、好きとかって想うのは、あれよ…一緒にいて楽しいとか、楽だとか…お友達としてってことよ。それは恋愛とは違うのよ?
ね、きっと勘違いして…」
「勘違いなんかじゃないんだ、母さん…」
「…」
「僕は、ユノヒョンを愛している。
ユノヒョンも同じ気持ちでいてくれてる。
これは幼い頃の感情じゃないんだ…」
「…」
「だから…この先も僕はお嫁さんを貰うとか、結婚するとか、家庭を持つとか…ないと思う。
父さん、母さん…期待を裏切ってごめんなさい…」
僕は頭を下げた。

「だめ!だめよ、チャンミンっ!」
母さんが立ち上がったのがわかった。
僕は母さんの顔が見れずに、頭を下げたままだった。
「母さん、落ち着きなさい…」
父さんが宥めるも、母さんの声は震えていた。

「ユンホ君は…チョンさんにとっても大事な…わかるでしょう、チャンミン。」
「…わかってる」
「チョンさんが悲しむ前に…別れなさい」
「母さんっ!僕らの気持ちは絶対に変わらないっ!今夜…ユノヒョンだって、おばさんに…」
「チョンさんに話しているのか?チャンミンとユンホ君の事を?」
父さんも声を荒げた。
「話しているはず…」
「なんてことなの…」
母さんは全身の力が抜けたかのように、
椅子にドスンと座った。
飲みかけのコーヒーが、ユラユラ揺れる。

「なんてことなの…」
母さんが顔を手で覆う。
「チャンミン…このことはチャンミンとユンホ君二人だけの問題じゃないことはわかるね?」
「はい…」
「私もユンホ君が大好きだ。
だが…チョンさんにそんな辛い思いをさせているのが、私の息子だと思うと、やっぱり認めるわけにはいかない。」
「父さん…」
「お願い、チャンミン…考え直してみて…。
ユンホ君とあなたが一緒にいることが、ユンホ君とユンホ君のご両親の本当の幸せなの?」
「それでも…僕はユノヒョンと一緒に居たい気持ちは変わらないんだ…。お互い、両親には隠しておけないから…今日…」

「とにかく…考え直しなさい。
私もう先に休むわ…お父さん…」
「母さんっ!」
母さんは立ち止まることなく寝室に消えた。

「チャンミン…」
父さんが力なく僕を呼ぶ。
「私も…考え直してほしいと思う」
「父さん…。いつか父さん言ってたよね。
僕とユノヒョンは再会する運命だったって…」
「ああ…」
「再会して、同じ気持ちになったことも…僕は運命だと思ってる。
ユノヒョンのご両親にも、時間かかっても…一緒にいることをわかって貰えるように、僕は頑張るつもりでいるから…」
「チャンミン…」

伝えたいことは全部伝えた。

「私も休むよ。母さんが心配だ…」
父さんも寝室に向かった。
父さんの背中がやけに小さく見えた。

「父さん…ごめんなさい…」
寝室のドアが閉まる瞬間、
僕は小さく呟いた。