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ともりの気分

東方神起大好きなともりです(^^)
チャミを溺愛し、ユノに癒される毎日。
二人を永遠に応援し、愛します。
小説に挑戦しています。
お見苦しい内容もありますが、
共感してくれると嬉しいです(^_^)v

「…お兄ちゃん、そんなスマホ眺めていても、さすがに今日は来ないんじゃない?」
「えっ?は?な、なんのこと?」
サニーが呆れたような顔で僕を見る。
「ユンホさんからの連絡待ってるんでしょ?」
「ち、違うよっ!べ、別に待ってなんかっ‼」
「じゃあ、さっきから何故スマホ見つめてため息ついてるのよ…」
「ため息?そんなことっ‼」
「あのスマホじゃ修理にも時間かかるわよ…。さすがに今日は連絡ないって!」
「…」
サニーの言う通り、
僕はユンホさんからの連絡を待っていた。
普段、スマホはバッグの中でマナーモードになっていて、メールや電話の着信に気づくのは2日後…なんてこともあるくらい、
利用しない。
僕の唯一の親友も
「糸電話並だ!」と言って、家の電話にかけてくるし。
ゲームも大好きだけど、今は勉強しなくてはならないから封印中。
充電なんて週に1度すれば充分だ。

そうだよね…直ぐに連絡なんて来る訳がない。
もしかしたら、やっぱり社交辞令で連絡なんて来ないかもしれない…。

スマホをテーブルに置いた瞬間、着信音がした!
慌てて手に取るも、落としそうになる。

「…き、来た!」
「えっ?マジで?」
僕は急いで返信を打つ。
胸の鼓動が早くなって、心臓が煩い。
指先も震える。
「ちょっと、お兄ちゃん落ち着きなさいよ‼」
「お、落ち着いてるさっ‼」
サニーが横から口を出すけど、僕はゆっくり返信した。

何度かやり取りをしているうちに、
お母さんが帰ってきた。

お母さんにも、ユンホさんのことを話しておかないと…。
明日から数学を教えてもらいたいと話すと、お母さんもユンホさんに会って、スマホのお礼とご挨拶をしたいと言い出した。
「ママ、せっかくだから、ユンホさんにお夕飯食べて行ってもらったら?」
「あら、そうね!丁度夕飯どきだし…」
「ええっ‼でも…用事あるかもしれないし…」
「ユンホさんに聞いてみなさいよ!そのまま家で勉強教えてもらえばいいじゃないの‼ 私もユンホさんとお話した~い!」
サニーのテンションが上がってきた。
こんなサニーに逆らうことはできない。
「わかった…聞いてみる…」
家まで来てもらうのは恐縮だし、
初めて会う母さんと夕飯なんて…逆に迷惑なんじゃないかなと思って少し悩んでいた。

ユンホさんの返信はすぐに来た。
家に来てくれることを快諾してくれた!
夕飯は…やっぱり遠慮してるみたいだけど、用事はないみたい…

「ママ~‼明日の夕飯何にする?私も手伝うからね~‼」
サニーのテンションはヒートアップする。
「ぼ、僕、部屋片付けて来るっ‼」
僕は普段から自分の部屋はきれいにしてある方だけど、掃除機を持って、部屋に向かった。

どうしよう…ユンホさんがこの部屋に来るっ‼
そう思うとなかなか掃除がはかどらない。
地に足かついていない…って、こう言うことを言うのかな…。
一人あたふたしながら、一夜を明かした。