L-101(Y-side) | ともりの気分

ともりの気分

東方神起大好きなともりです(^^)
チャミを溺愛し、ユノに癒される毎日。
二人を永遠に応援し、愛します。
小説に挑戦しています。
お見苦しい内容もありますが、
共感してくれると嬉しいです(^_^)v

「ユノ、お風呂支度できたから、入って下さい」
チャンミンが手を拭きながら浴室から出てくる。
「ん…わかった~。チャンミン、一緒に風呂入るか!?」
「はっ!? 何でっ!?」
一瞬にして顔が真っ赤になる。
「いーじゃん男同士なんだから…背中流しあいっこしようよ…風呂広いし…」
「いえっ!! 僕は後で入ります!!」
そんな、強い拒否のされ方にちょっと凹む…。
別に…変なこと…考えてるわけじゃない…

とは、言い切れないけど…。

「着替え出しておきますから…あっ、歯ブラシ入れるの忘れてた…ホテルの歯ブラシより普段使ってる方がいいね。新品いれておくね…」
何だか話をはぐらかされたよう…。

「うん…宜しく…」
俺は一人で風呂に入った。
湯船に浸かりながら考える…。

今夜…我慢できるかな…。
抱きたいって…言ってみるかな…。

でもさっきみたいに拒否されたら、
尚更凹む…。
う…辛い…。

そんなことを考えていたら、
「ユノ? ユノ?」
チャンミンが俺をドアの向こうから呼ぶ。
「ん…?何?チャンミン…」
何だか考えすぎたみたいで、ちょっとのぼせた。
「大丈夫?」
「んー何が…?」
「いつもより随分長く入ってるから…心配した…」
「んーもう出る…ちょっとのぼせた…」
「えっ?大変!水用意しておくね!! すぐに出て!!」
「んーわかった…」
浴槽から出るとちょっとふらつく…。
浴室から出て体を拭いて、チャンミンが置いてくれてあった水を飲む。
「ユノ? 入っていい?」
「ん…」
チャンミンが洗面所のドアを開けて、顔だけひょっこり出す。
「わっ!! 何か着てくださいっ!!」
顔を引っ込めた。
「だって…熱くて…ちょっと気持ち悪いかも…」
「えっ?」
チャンミンは再び顔を出したかと思うと、
入ってきて、俺の腰に素早くタオルを巻く。
「大丈夫? 取り合えず、横になりましょう…」
「んー…」
俺の腕をしっかり掴み、ソファまで連れていって寝かせてくれる。
「水もっと飲みます!?」
「んー…」
ペットボトルの蓋を開けて、寝ている俺に差し出す。
体を起こすのが億劫で…。
「飲ませて…チャンミン…」
「えっ?」
「チャンミンが飲ませて…」
チャンミンに断られるかと思ったけど、
チャンミンは自分の口に水を含み、
俺の口に流す。
ごくっごくっと…チャンミンからもらう水が、俺の喉を鳴らす。
「…美味しい」
「もっと…飲む!?」
「うん…もう一口…」
そう言うと、チャンミンは再び僕に水を飲ませてくれた。
もう一口…って言いたかったけど、
もう飲めない…。
チャンミンはバスタオルを体に掛けてくれて、近くにあった薄い冊子で、
ぱたぱたと俺に向かって仰ぐ。

「一体…湯船で何してたんですか…。
水の音もしないから…心配になって…」
眉毛を八の字にして聞く。
「うーん…何だっけ…」
チャンミンとの夜のことを考えてたなんて言えない…。
「ロケのことですか…? なにか不安ですか?」
「ん…不安なんてないよ…むしろ楽しみ…」
「さすが、チョン ユンホです…」
「違うって…チャンミンと一日中…24時間一緒に居られるのが楽しみ…」
「えっ? 仕事が楽しみ…じゃなくてですか?」
「違う…」
そう言うと、クスクス笑い出す。
「何が可笑しいの!?」
「チョン ユンホのファンが聞いたら、
びっくりしますね…」
そう言って俺の髪を優しく撫でる。

「まだ…気持ち悪い!?」
「ううん…平気…」
「水…もっと飲む!?」
「うん…飲ませて…」
もう一度、チャンミンは自分の口に水を含み、俺の口に流す。
離れようとしたチャンミンの頭を抱えて
深く深く…キスをした。