続きです。。。
お墓参り当日、早起きをして準備を始めます。
花の長さを切り、水筒にお茶、お菓子…お墓を掃除するための道具を忘れないように玄関先に用意。
朝ご飯を食べながら子どもたちと作戦会議です。
(私・娘・旦那の会話です)
『二人でお墓参り行ける??』
『3カ所??』
『そうじゃなくて、柊馬のところだけでいいんだけど??』
『あー行けるよ。』
『掃除の仕方も分かってるよね??じゃ、二人で行って掃除してお供えしてお参りお願いしていい??』
『分かった。こた連れて行こうと思ってたけど一緒だと掃除集中できないからこたは留守番だな。』
『よろしく。お茶と水はそのままで帰ってきていいからお菓子はカラス来たら困るから持ち帰ってきてね。
ママたち、後から寄るから』
『ジジババ、ホントに3カ所連れ回すの??』
『そんな体力ジィさんにあるわけないじゃん。自分の実家の墓だけで歩けなくなると思うよ。
バァさんの実家に移動したらもう帰るって言うはず。そしたら、柊馬のところには行かずにスーパーでお弁当やおやつ買って家に戻る。スーパーなら車椅子あるから、ジィさんでも乗ってれば欲しいもの買えるでしょ??』
『うん???ちょっと待って????ママ、始めからジジババ、柊馬のお墓参り連れてくつもりないの??』
『はい。そうですけど何か??仏壇あるのに放置してる人たち、なんでつれて行かなきゃ無いの??
スーパーのチラシ見てお彼岸だから団子食べたいなぁって自分の事しか考えてないのに何がお墓参りなの??
信仰してるって言えるか??何が先祖大事にしなきゃないだよ。あれがしてる態度か??』
『確かに…』
『いつもは階段下に車移動させて、歩かなくていいようになるべく転倒しないように注意してるけど…
今回は駐車場まで歩かせます!!歩けるって言うんだから出来るんでしょ??ジィさんの方のお墓に先に行って体力なくなると思うけど知らない。有料使ってバァさんの方に移動する途中でサービスエリアでトイレさせてバァさんの実家のお墓まで歩くのがやっとだと思うから××さんのところは寄らないつもり。あっちは足場も悪いから無理すればホントに転倒しちゃうから。』
××さんとはバァさんの姉家のお墓です。
実姉さんは若く、がんで亡くなったそうです。
『さすがです。』
『行きたいって言ってる実家のお墓はちゃんと連れて行くんだから問題ないでしょ??
実際歩いてみないとジィさんもバァさんも分からないだろうから…ジィさんがどんだけ歩けないのか実感して貰うには絶好の機会です』
『了解しました!!お墓を綺麗にしておきます』
『ママ…面白がってない??』
『別に。やれるんだからやって貰いましょう。ただそれだけ。
パパの両親なんだから介助するのはパパね。私は遠くから眺めてあげる』
『はい』
朝食後片付けをして2台の車に分かれてそれぞれお墓参りスタートです