こんにちは。

 

先週からXだけでなくこのアメブロでも大阪・関西万博の入場者数のまとめ記事を書くことにしました。

 

先週の記事はこちら。

 

 

万博協会が正式に公表している目標は、入場者数2,820万人。

ここに到達するかどうかが成功・失敗の判断基準の一つであると思っていますので、毎週月曜日に万博協会が公式発表している入場者数と、目標入場者数に対してどうなっているのか、8月18日に発表された8月16日までの情報を集計しました。

 

まずは8月10日〜16日までの入場者数の実績値です。

 

 

「入場者数(発表)」は、AD証で入場した「関係者」を含む人数、「入場者数(実質)」は、総入場者数から関係者を除いた人数となります。以下で記載する「入場者数」は、実質の入場者数となります。

 

累計入場者数は14,526,563人となっています。この1週間の合計入場者数は1,125,007人、1日あたりの平均入場者数は160,715人となりました。

前週が入場者数は824,941人でしたので、36%増ということになります。

お盆休みのピークシーズンでしたので、まあ当然と言えば当然の結果だと思います。

 

次に参考データとして、開幕日から8月16日までの曜日別の入場者数をご紹介します。

 

 

入場者数が少ないのは火曜日です。

月曜日が一番少ないのかと思っていたのですが。

私は6月くらいにこのことに気付きました。

理由は判明していませんが、月曜日は祝祭日が意外とあるとか、火曜日は集客できるイベントが少ないとか、そんな理由が考えられます。

時間のある時に調べてみたいなと思います。

 

さて累計入場者数の話に戻ります。

万博協会が目標に挙げている2,820万人に対する入場者数は?ということについてですが、8月14日にようやく目標の半分に達しました。

会期184日間のうち、8月16日で126日目となり、日程の約68%まで来たところですが、目標に対する達成率は51.51%という状況です。

 

それでは、入場者数2,820万人を達成するためには、残り期間で1日あたりどれくらいの入場者数が必要かについてです。

 

これは2,820万から累計入場者数を差し引き、残り日数で割れば算出されますね。

8月16日現在の状況は以下の計算式となります。

(28,200,000人 - 14,526,563人) ÷ 58日 =

約235,749人/日

 

1週間前の必要入場者数は227,668人/日でした。

お盆休みのピーク時に多くの入場者数があったのですが、とは言え1日平均16万人。

前半あまりに入場者数が少なかったことが影響し、今では1日あたり20万人以上の集客をしないと達成できない状況に陥っており、必要入場者数は上がっていく一方です。

目標入場者数2,820万人の達成はかなり厳しいと思います。

 

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先週は、万博開幕後最も重大なインシデントと言うべき、大阪メトロの停電による運転見合わせが発生しました。

3万人もの人が朝まで夢洲に取り残され、36人が救急搬送されたこの「事件」、主催者側の人間が「オールナイト万博」などと言ってはしゃいでいましたが、果たして取り残された3万人のうち何%の人が「オールナイト万博」を楽しんだのか?お子さん連れの方、身体の不自由な方や高齢者の方、翌日外せない用事のあった方たちは「オールナイト万博」を大いに楽しんだのか?非常に興味のあるところです。

 

翌日に行われた万博協会の記者会見を見ましたが、このような事象が発生した時に万博協会がきっちり先導し責任を持って入場者に対する安全を確保するとは到底思えませんでした。

開幕から4ヶ月、閉幕まで2ヶ月を切っているというのに、「改善すべきところは改善する」とぬかしております。

しかも今回の件について万博協会の関係者からの謝罪は一切なく、謝罪したのは大阪メトロのみという状況。

 

万博協会さんに言っておきますが、「心を痛めております」は謝罪じゃないですからね。それはテメエの感想だ。

きっと万博協会の中では「絶対謝るな、謝ったら負けだ」という通達が回っていると思います。

 

今回の問題は交通アクセスの悪い場所で無理やり開催を決めた大阪府。そして無責任で管理が杜撰、危機管理も欠如している万博協会の体質がもたらしたと思います。

 

主催者側がこんな感じなので、申し訳ないが私は金を積まれても万博に行こうとは思えません。

行きたい方に行くなと言う気はありません。どうぞ、赤字を少しでも埋めるためにたくさんノベルティやらお土産やら購入いただき、食事もちゃんと会場内で購入いただきたいと思っています。

 

今週も長くなってしまいましたが、来週以降も閉幕まで、できるだけ毎週火曜日に発信したいと思いますので、今後ともよろしくおねがいします。では!