こんにちは。
久し振りに時事ネタです。
内閣府の外局である個人情報保護委員会の年次報告で、過去5年間でマイナンバーが何らかの形で紛失・漏洩した件数は35,000人分にのぼるとのニュースが流れました。
最近の日本は、どうもこういう国の失敗に対して反応を示す力が鈍くなっていますが、このニュースを見てどう思われたでしょうか。
ただ単に番号だけが流れたということであれば、日本国民のほぼ全員に番号が割り当てられていることでもあるし、個人の特定は困難でしょう。しかし、どのように流出したのかについては、データの入ったUSBメモリの紛失、不正アクセスによるものなどとのことで、単に番号だけが流出したのではなく、付随する個人情報までが流出されている可能性は非常に高いと考えるのが普通です。
(USBメモリに国民の個人情報がたくさん入ったデータを入れて持ち運ぶ神経、私には理解できません)
私は政府のセキュリティ対策を全く信じておらず、むしろ得られた個人情報を悪用する可能性だってあると思っているので、マイナンバーカードは作っていません。
しかし、強制でないにもかかわらず、自宅には何回も申込書が郵送されてきます。
郵送費用は税金から拠出してますよね。もったいないと思います。
受取拒絶をして郵便ポストに戻していますが、それでも来ます。
なぜ強制ではないのにここまで必死なのか?ここは怪しいと考えるべきです。
そもそもマイナンバーができた頃は、「個人情報なのでマイナンバーの情報はできるだけ持ち歩かないでください」と言われていました。
それが今は、マイナンバーが書かれているマイナンバーカードを持ち歩くことを大奨励しているように思います。
セキュリティレベルが上がったから、だそうですが、本当にそうなのかは各自で判断しないといけませんね。
さて、このような行政システムには、必ずメリットやデメリットがあります。
「マイナポイントをお店で使えます!」「コンビニで住民票や戸籍謄本を取得できます!」「保険証として使えます!」「免許証にもなります!」など、国民に対するメリットだけが聞こえてきますが、それ以外のものは自らが考えないといけないと思います。
私は、特に国にとってのメリットが気になるわけですが、この制度が進むと国民一人ひとりと、マイナンバーカードに紐つけた情報を国が入手できるという点以外、どうもメリットが見当たりません。
この、マイナンバーカード普及のためにいくら予算が取られているか。
2兆円って言われています。
キャンペーンでの芸能人へのギャラ、登録してくれた人へのマイナポイント、加入を勧める申込書の印刷代と郵送費…。なぜここまでお金をかけるのか。国と国民以外の誰かにメリットがあるのか…。
もしかしたら、今東京五輪の談合疑惑でガサ入れが入っている、あの広告会社にもメリットがありそうです。
これは赤旗の記事で、はなから日本共産党が好きではない方も一定数いらっしゃるようなので、これを読んでどう思われるかは自由ですが、こんな報道もあるっていうことですね。
※ちなみに、電通関連のニュースは、できるだけ広範囲から情報を取ったほうが良いです。新聞もテレビも、電通なしではスポンサーを集められないため、電通とは持ちつ持たれつの関係。こういう記事は報道を躊躇するものと考えるべきです。
ということで、個人情報は自分の責任でしっかり管理しないと誰かに漏らされちゃうよ、というお話でした。では。