こんにちは。

 

来る10月31日は衆議院総選挙。各立候補者による選挙戦も間もなく終了という時期になりました。

私自身の政治的なスタンスはこのブログで書くことは極力しないようにしていますので、今回も述べる気はありません。

 

今回は、選挙と同日に行われる「最高裁判所裁判官国民審査」について。

 

この国民審査、実に地味な位置付けとなっていて、中にはなんでこんな事するの?と思う人も多いらしいけど、これは日本国憲法でちゃんと規定された制度です。

不信任が

従い、国会議員選挙と同様、しっかり考えた上で投票してほしいと思います。

 

問題は、この国民審査をするにあたっての判断材料が提供されないことと、その審査方法が昔から変である、ということです。

 

「国民審査の判断材料がない」ということについては、審査対象の裁判官がどのような裁判を担当しどの様な判決をしたのかを網羅的に確認できるものがありません。国会議員選挙のように選挙公報が新聞の折込には入りますが、限られたスペースしかなく、裁判官の経歴が確認できるのが精一杯。欲しい情報はあまり手に入らないと思います。

そもそも国民審査を受ける裁判官が誰なのか?も分からない人がほとんどではないでしょうか。

 

幸い、今回はNHKが国民審査の特設ページがありますので、選挙に行かれる前に是非このサイトを見て、どの裁判官を罷免してほしいのかを決めることをお勧めします。

それぞれの裁判官の、裁判における判断をかなり詳しく見ることが出来ます。

 

 

もう一つの問題は、国民審査のやり方がおかしいという点です。

 

興味のある方ならおわかりと思いますが、国民審査では、「不信任の人に×をつける」ということだけで意思表示をします。つまり、信任する人に○をつけたり、何か文字を書いたりすると、その投票自体が無効になってしまいます。

 

このやり方は、恐らく将来的に裁判になると思いますが、信任する人に○をつけるという意思表示ができない(それどころか投票が無効になる)というところに注意です。

 

皆様も、是非事前に最高裁判所裁判官がどういう仕事をしてきたか、おかしいと思う判決をしていないか、しっかり見極めてきちんと投票しましょう。

 

津田大介さんのポリタスTVでも国民審査特集が組まれていました。

こちらも参考にしてみて下さい。

 

 

ここでゲストの江川紹子さんが「国民審査がよくわからない場合は『×』をつける」ということを説明されています。これが正しいかどうかは皆さんの判断におまかせしますが、1時間近くの動画ですが、絶対に見る価値アリです。

 

それでは!

ハッピー・エレクション・デイ!