DAY 5 : タイトルに数字が入っている番組
FEN他「AMERICAN TOP 40」
ラジオ日本「全米トップ40」
ご存知の方も多いと思いますが、全米のヒット曲を毎週カウントダウン形式で紹介する番組。1970年に開始しましたので今年で50周年となります。
アメリカの音楽情報雑誌「Billboard」に毎週掲載されるヒットチャートを紹介するというのが大まかな番組の構成で、私が中学・高校の頃、つまり1980年代頃はどんな曲がヒットしているのかを日本で知ることのできる数少ないソースの一つでした。
自慢じゃないですが (と言ってるときは自慢なのですが)、1980~1982年辺りにAMERICAN TOP 40に1週でもチャートインした曲は大体覚えてます。つまり、私はいわゆる「チャートヲタク」だったのです。
私が聴いていたときはBillboardのHOT 100というチャートを紹介していましたが、1990年代に入り、別のチャートの紹介がされるようになったようです。
AMERICAN TOP 40の進行役は、アメリカの声と言っても良いケーシー・ケーサム氏が超有名で、長年担当していました。彼が2014年に亡くなったときはショックでした。
ここ15年ほどは、ライアン・シークレスト氏が担当しています。ネットラジオなどでも放送されているため、ネット環境さえあれば簡単に聴くことができるのですが、私は近年、あまりチャートにこだわらない音楽聴取生活になってきたため、最近は聞いていません。
さてこのAMERICAN TOP 40は全世界でネットされているすごい番組なのですが、日本ではFEN(現AFN)という米軍放送と、ラジオ日本で日本語による解説などの入った「全米トップ40」という番組として放送されていました。
私は「ラジオ関東」という社名の頃から愛聴していましたが、このラジオ関東は横浜にスタジオがあって、そのためかエキゾチックな空気が電波に乗ってくるような、そんな不思議な気持ちになりながら聴いたものです。
番組は湯川れいこさん、矢口清治さん、今泉けいこさんと言った有名音楽評論家が出演していて、特に洋楽初心者には有益な情報がたくさん発信されていたと思います。
ラジオ日本での「全米トップ40」は1980年代後半には終了してしまいました。
そして2010年から、1980年代に放送されたAMERICAN TOP 40のアーカイブを矢口清治さんの進行で放送するという「全米トップ40 THE 80s」という番組が開始。私のように青春時代をヒットチャートソングを浴びるように聞いて過ごしてきた人には、なんとも懐かしい放送なのです。
それでは。