ども。

 

今回はちょっと政治的というか、社会的なことを書きたいと思います。

(ブログではめったに書きません。貴重なブログです。)

 

アベノマスク。すっかり流行語になりました。

1世帯あたり何人いても2枚。

しかも布マスク。

しかも小さいサイズ。

しかもこれにかける費用が466億円。

という、いろんな面からツッコミどころ満載の案件です。

 

466億円という金額の内訳は、マスク代338億円と、128億円の梱包・配達費用などの諸経費ということだそうです。

 

なんかここで違和感を感じたのでした。

 

マスクの単価は、安倍首相の話では200円。

ということは、338億円であれば単純計算1億6900万枚。1世帯2枚だから8450万世帯。

政府統計の総合窓口(e-Stat)によると、2019年1月1日現在の世帯数は5852万世帯ということなので、あれ?と思ったのです。

 

338億円を5852万世帯で割ると578円。これ2枚の金額なので1枚当たり289円。ちょっと差が大きいなあと。

 

もっとも、あの布マスクが本当に1枚200円とか289円とかするの?あの類のマスクって普通に100均で売ってるよな?という疑念も強くて、それを考えれば2枚200円でも高いくらいじゃないの?と思ったりもしたのです。

まあ百歩譲って2枚200円とすると、5852万世帯で117億円くらいが妥当じゃないの?と思うのです。

 

さて。

先日複数の国会議員からの「マスク調達先」に関する問い合わせに応じた厚生労働省の回答が公開されたのですが、この回答は、「興和株式会社、伊藤忠商事株式会社、株式会社マツオカコーポレーションの3社で、合計金額は90.9億円。枚数は単価が計算できてしまうので非公開。」というものでした。以下、福島みずほ議員のツイートです。

さて、90.9億円という金額です。これを単純に世帯数で割ると2枚のマスクの値段がわかると思うので、計算してみますと、155円なんですね。2枚で155円。

 

まあ妥当だと思いませんか?

 

私はこの厚生労働省の回答は誠意のある、現実的な回答だと思いました。

90.9億円に諸経費128億円で合計218.9億円、ということになるのですが、じゃ何で466億円?という疑問が湧いてきます。

 

そこで思い出すのが466億円という数字が出てきた経緯なのですが。

当初は補正予算で233億円が全戸マスク配布に割り当てられました。そのあと追加で233億円が予備費から割り当てられました。

 

最初の233億円が今回の218.9億円に対応するのではないかと。

 

そうすると、後で予備費で追加された233億円って何なんだ?ってことになる訳ですが...。

 

税金は適切に使われてるんでしょうかね...?