1982年のFM東京のベリカードです。


受信日時: 1982年10月4日 00:00-01:00 JST

周波数: 80.0MHz

 

言うまでもなく、FM東京は現在TOKYO FMと呼ばれていますね。本社は現在半蔵門にありますが、1985年までは西新宿のKDDビルにありました。

今でこそ東京エリアでは多くのFM局がありますし、FM補完放送(ワイドFM)もありますので、FMラジオをつけると実に多くの放送が聴けるようになりましたが、この当時はFMラジオをつけてもFM東京とNHK-FMしかありませんでした。

 

受信時間から見て、今でも放送が続いている「ジェットストリーム」を聴いて受信報告書を出したと思われます。もちろん「機長」は城達也さんでした。

 

番組は昔も変わらず、日本航空提供らしく海外の街に関するストーリーであったり、ポール・モーリアに代表されるイージーリスニングミュージックで構成されていまして、当時高校1年生だった私には少々退屈な感じもありました。しかし、この番組と、その直前までNHK-FMで放送されていた「クロスオーバーイレブン」と並び、ちょっとした「大人の世界」を味わった時間帯でもあり、毎日ではありませんでしたが、度々聴いていました。

 

ベリカードのデザインは見ての通りですが、鳥と鳥かご、そして女性のイラストの下には「FM東京の音は翔んでる女性もとりこにします」との言葉が書かれています。

「翔んでる女性」というフレーズは、このイラストの女性が空中を「翔んでる」ということなのでしょうけど、当時「翔んだカップル」の映画がヒットしたことなどの影響もあったのか、「(当時の)現代風な女性」をイメージした言葉なのではないかなと思っています。