ども!


もう昨年ですかね。会社の方から本体が壊れたからケーブルは使えるだろうということで譲って頂いたSHUREのSE315。1BA(バランスドアーマチュア1基)搭載の市価2万円レベルのイヤホンを、壊れているとはいえ譲って頂いたので修理に出して蘇らせておりました。


このイヤホンはケーブルが着脱式なので、ケーブルが断線してもイヤホン本体ごと買い替える必要がなくてなかなか便利なのです。


結局SE315はSHURE標準の3.5mmプラグ付ケーブルを使って時々楽しんでおりましたが、このSE315、音が特徴的。1BAイヤホンの特性でもある「引っ込み気味な低音」を、SHUREのベースポートを使った技術で補って解決している製品。しかしダイナミック方式やマルチBAとも違う、低音域がやや強調された音に仕上がっています。その一方BAの特徴である「きめ細かさ」については、高音域はその感じがあるのですが引っ込み気味。全般的にはイマイチなところがあって、何とも不思議な音なのです。一般的には、やや「カマボコ」(中音域が強くて低音域・高音域が弱め)と呼ばれています。


低音重視!なイヤホンが苦手な私としては、嫌いではない音なのですが、ややこもり気味なのが気になるところ。そこで、以前購入していた銀メッキのケーブルに変更してみました。

(写真の手前がリケーブル後のSE315、奥の黒いケーブルが標準ケーブルです)


そうすると、音が激変。低音はほどほどに、そして中音域のこもった感じがずいぶんきれいになり、高音域も澄んだ感じになりました。

真っ黒な本体に白っぽいケーブル、正直見た目は良くないんですけど、この音は結構お気に入りです。

ダイナミック型の太い音が好きな人でもいけるんじゃないかと。


持っているイヤホンの中でも利用頻度が低めのSE315ですが、見た目を気にしなくていい場面では今後活躍しそうです。


では!