術後 | 34歳夫のくも膜下出血体験記~沈黙の不倫から13年~精神科入院中の夫と母子の歩む道

34歳夫のくも膜下出血体験記~沈黙の不倫から13年~精神科入院中の夫と母子の歩む道

2011年7月夫が突然くも膜下出血(グレード5)を発症。その後の不倫発覚…高次脳機能障害(精神科入院中)の夫とこの先どう歩んでいくのか。日々の揺れ動く心を描きたいと思います。娘21歳 息子16歳 妻(私)多発性神経鞘腫という持病持ち。これについても記したいと思います。

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『……おゆさん 終わりましたよ~』



『今 何時ですか?』



『14:30です。予定よりね、早かった』



『電話は娘さんにしたらいいかな?』



『お願いします…』




『腫瘍はね2つともちゃんと取れたからね』



『腰(馬尾)の方より 胸の方が

ちょっと出血多かったけど

元々の金具1部外して、

延長してつけたから。

この外した金具、いる?(笑)』



『いる(笑)』







朦朧としながら 部屋に戻ってきたけど

朦朧な上に モニターやら酸素やら

血栓予防の足のポンプ

血抜きの管2本

尿の管

そして手の周りからも点滴とか

ナースコールとか

痛み止めを自分で押して下さい的な機械とか

それぞれ両手に握らされ

色んなものが出てて 

何がなんだかわからない状態…

少しでも動くと 何かにせき止められて

動かせない…




夕方6時

ご飯出てくるも

30℃しかベットを起こせないので

上手く食べれず…



ここから長い夜が始まる