ノータリンの大男が週休明けの木曜日の朝刊配達時になかなか出勤して来なかった。

 

 そろそろ朝刊配達の配送のトラックが到着するのだが、電話しても出ないので、起こしに行こうということになったが、こちらも同じころに入って来たコンドーさんが自分が行くと言い出した。

 

 私はすぐにピンと来た、というのも、どうも大男の様子がおかしいので、あらかじめ主任さんと打ち合わせ済みで、すぐに起こしに行き、トンズラしていたら、すぐに主任さんを起こしに行く(スマホがあるのかないのかわからないので)手はずになったいたんだろうと思った。

 

 実際に、コンドーさんはなかなか戻って来なかった。

 

 店長さんのデブ父さんは言った。

 

  戻って来ないな・・・

 

 私は言った。

 

  今頃は、ナマステ主任さんを起こしに行っている・・・

 

 みなさん、大爆笑でした・・・

 

  しかし、主任さんとすぐに電話で連絡がつかないというのも困ったものですね。

 

 

 ところで、前兆はあった。

 

 まああの大阪弁のお兄さんほどではないが、ふだんから言動がおかしいし、実際に、去年には一度、スクーターに乗ったままトンズラを図っていたところでした。

 

 去年の年末には、これでボーナスが出ないんじゃ、俺は逃げるぞと堂々と公言していたところでした。

 

  たしかに配達員はギリギリいるが、専業さんが減って、前よりは仕事が増えていたとは思いますけどね。

 

 でもちょっと様子のおかしい人が野放しになっていた印象ですよね。

 

 もっとも、新聞社ではないんだから、様子のおかしい人の集まりで当たりまえですけどね。

 

 主任さんといつも一緒に行動していたし、デブ父さんとも仲がよかった、同じころに入って来たコンドーさんともウマが合っていたみたいでした。

 

  主任さんは、いったい何を指導していたのか・・・

 

 

 

 でも、前にも書きましたが、人は見かけによらないもので、まったくのただのノータリンの大男でもないみたいで、ほんとにただのノータリンは、店長さんのデブ父さんだけみたいですね。

 

 配達も驚くほど速いし、不着もわりと少ない、営業も、拡材は使うが頑張っていたみたいだし・・・

 

 でもおそらく何かわけありなんでしょうね、まあ私は管理職でもないので、本人の経歴をしる立場にもないし、また他人のことには、深く立ち入ってまで聞かないので、詳しいことはわかりませんが。

 

 

 でも今回もスクーターに乗ったままA新聞にでも駆け込んでいれば、スパイの疑いで、即刻、警察に通報しろということになったと思いますけどね、実際に、それほど言動がおかしかったですからね。

 

 ちなみに、今回はスクーターは置いてトンズラしましたが、その置いて行ったスクーターを見て、おもしろいことがわかりました。

 

 燃料の残量をみようとキーを回してみましたが、燃料計の針がピクリともしませんでした。

 

 燃料系の下の空っぽを示す赤いメーターの線までも針が動かないんです。

 

 ほんとにすっからかんでした。

 

 どうしたんだろうと思いました。

 

 もう辞めるつもりだったので、最後は、ガソリンを入れなかったものか・・・

 

 それでもこんなにすっからかんには、ならないと思いますね、。

 

 どうも電動ポンプか何かで、ガソリンを抜いたのでは?という疑いが濃厚ですね。

 

 

 

 そういうわけですが、やはり去る者は追わず、来るものは拒まずですね。

 

 新聞店でトンズラ・・・よくあることです。

 

 どういう人間で、どこから来て、どこへ行くのか? 

 

 そんなことはまったくわかりません、というか、そんなことは関係ないというか、結局、毎日の自分の仕事が忙しいですからね。

 

 まさか消防分団か、自衛隊か、警察でもあるまいに・・・というような毎日の規則正しい日課ですね。

 

 朝刊は、深夜・未明・早朝?の0:20過着に到着し、夕刊は、13:40過ぎに到着し、1日の営業終了は、20:00(コロナ期間中は、19:00)・・

 

 

 さっそく明日からどうするか?ということですね。

 

 とりあえず大男がやっていたことは、営業、代配、神分・転送業務、だけで、集金はやっていなかったですね。

 

 もっとも、集金はやってないといっても、自分が営業に行ったので、お客さんとの約束で、自分が責任をもって集金までやりますと約束しているのでとか、自分のアパートの隣の部屋のお客さんだから自分が集金に行って、朝駆け・夜討ちしますから(短期滞在型のウイークリーですね)と言って、大男が集金をやっていたはずでしたが、おそらく自分の懐にいれてトンズラでした・・・

 

 まあ営業は、すぐにというわけでもないので、とりあえずは、代配と紙分け業務をどうするか?でした。

 

 また悪夢のローテーションの始まりか1?・・・

 

 転送が終わった後に1区の配達とか、最悪ですからね。

 

 問題は月曜日と火曜日でした。

 

 月曜日は、主任さんが、転送と4区の配達、火曜日は、私が転送と2区の配達となりました。

 

 実は、この日記はプライバシーに配慮して後から書いているので、わかるのですが、転送と2区をやっても、以前ほどは大変ではなくなりました。

 

 結局、部数が減ったからですね。

 

 まあ部数が減ったのを喜んでいてはいけませんが、2区も今では240部ほどで、配達時間は、久しぶりの代配の私が配達しても2時間ちょっとで終わるほどになりましたから。

 

 チラシもバイトには頼めないので、専業のコンドーさんが入れてくれますし、工場周り(早入れというこで転送で入れている)もコンドーさんが約30分ぐらいかかりますが、やってくれますので。

 

 でもこれで専業がいなければ、バイトさんには頼めないので、みんな自分でやらなければいけないので、大変なことになります。

 

 2:30に車で転送を終えて帰ってくると、まず自分で2区のチラシをいれるので、配達の出発がもう2:50とかになりますし、5:40に2区の配達を終えて戻って来ても、さらにそれからまた車で工場周りの早入れに出発しなければいけません・・・

 

 そういうわけで、最後の臨海部の大工場の正門前に6:00前に辿りついて、門を開けてもらうためにインターホンを押しても、疲れて声が出ずに・・インターホンの前で口をパクパク・・なんてことになります。

 

 

 

 恒例で長くなりましたので、このあたりで止めておきます。

 

 

終わり。