昨日のこと。朝から菊七会の収量調査のための坪刈りをした

 うちの試験区(試験田)は稲刈り初日の6日に刈ってしまったので、その時に坪刈りはしたのだけれどとりあえず参加。


 坪刈りとは…、試験区(試験栽培区)慣行区(普通栽培区)の2カ所からそれぞれ10株×3刈り取り(合計30株)さらに代表株として平均穂数の株を探し出して一株、それを土ごと引き抜く。


 こうやって刈り取った調査株を収量調査に使う。まあ、1つの穂についてる籾の数(一穂籾数)とか登熟歩合から収量を割り出したりできるわけなんだけども、その他にも色んなデータが出てきて、それについて検討したりするわけです。


 普通ならば収量アップを目指したやり方やら品質アップ、食味アップを目指したやり方を考えて、今年の肥料はこういうものを使ってこういう結果だった。ならば来年はこれを使ってみよう!この時期に追肥をしよう!とか?そういったことを検討するわけです。


 でも我が家の栽培では基本的に手は加えない。だから来年はこうしようというものが他の人たちとは少しずれてる。


 さっきも書いたけど、普通ならどの肥料がいいか?とか追肥の時期、もしくは白葉枯れ病にはこの農薬が効くらしいから来年は使ってみよう!とかなるわけです。


 うちはせいぜい裁植密度を広げたり狭めたり、ポット苗の試験をしてみたりするくらいのもの。


 じゃあ、なぜ菊七会なんかに入ってデータ取りなんてやってるの?って話しになるけれど…


 それはそのまんま、データを取るため!


 他の普通栽培の人たちと一緒になってやることによってそのデータを比較することができる。


 去年ものすごい被害の出たウンカによる坪枯れ被害にしろ、データがあると無農薬でもできますよ!ってことが証明できる。


 そして自分自身が納得して作ることができるし、また人に話すことができる。


 これが出来るか出来ないかっていうのはかなり違ってくる。まあ興味が無い人は置いといて…、そういう話しになったときになんにも分からないじゃしょうがないし…。


 

 忙しい時期なので、いつもの生育調査なら終わったあとにみんなで集まって座談会があるところだけど、今回は終了即解散。おかげで11時前には終わることができた。


 他の人たちの坪刈りやってて思ったことは…、やっぱり穂数が多いなあってこと。同じ30株なんだけど、うちとは全然ちがうもの( ̄□ ̄)!


 色んな人たちが集まってたくさんのデータが取れる。収量一つとっても全然違う。いや~勉強になるなぁ(^~^)