インド 2日 デリー観光2
続きです☆
丁度そのとき、ターバンを頭にまいているタイプのインド人がリキシャーで客待ちをしていた。僕が小さい頃に思っていたインド人の格好をしたやつだよ。なんでだろうね、インド人=ターバンまいてカレー作ってるっていう印象をもっていたのは。 実際にこの国にきてわかったけど、ターバンまいてるやつなんて2%くらいしかいないからね! 2%っていう少ないような気がするけど、インド人の人口ってマジで半端じゃないから2%でも結構めにつくよ。マジでどこでも人がうじゃうじゃいるからね。 東京の渋谷とか、メインの都市は人ごみがあって落ち着かない。って思っていたけど。渋谷なんてマジでかわいいものだったなぁ。って思えるくらい、マジでうじゃうじゃいる。っていうか渋谷なんてここに比べたら人ごみなんて言えない。 全然スムーズだし!みたいなおかしな錯覚に陥るわけ。 だから2%でも結構見かけたりするわけだよ☆ その、ターバンを巻いた、オレの中のザ•インド人に、この微妙な時間帯でおすすめの場所ある! ちなみに危ない場所じゃなくて大衆的な場所でね! とお願いすると。 OK乗りなよ!って言う感じで話がすすむ。 とりあえず行き先を先に教えろよな 笑。 見たいなやり取りしてると、とりあえず そろそろインド門のライトがつくからそこに向かうよと言う事だった、なぜかこのザ•インド人とはイイ感じで波長が合っていた。 割と高めに金額を要求してくるけど、最初からめちゃ高い訳じゃなく、現地価格よりかはちょい増しくらいの感じだったから、若干値切ってこちらもOKして向かう事にした。 彼は結構おしゃべりで色々と教えてくれた。 僕も慣れない英語で、ぎりぎり繋がる英会話を楽しんだ。 彼は、ショッピングや旅行のおすすめという類の話は全然してこないので好感がもてた。 正直に僕が日本人だ。と教えてからも態度は変わらなかった。 こいついいやつだと思った。色々と僕もつたない英語で質問したら、分かりやすい言葉で答えてくれた。彼とのドライブはこの日一日、いろんなリキシャーマンと関わって来たけど、一番たのしかった。 っていうか、インドに来てからの楽しいと思える時間が初めてだった。刺激的とか、面白いなと思える時間、とにかく新しい発見とか衝撃とか、ドロドロした現実とか、色々とあったけど、楽しいと思える時間がやっときていた。 J-POPを気軽に聞いてめっちゃ楽しいって思える感覚と似た様な感じで、すごくラフな気持ちで全開で楽しんでる感じ! とにかく、一言でも多く会話をしたい。明日も明後日も、とにかく日本に帰るまではまだまだ日数も沢山あるから、英語も上達したい。自分が話せなくても、聞き取りっていうことで相手がどういう事を言ってるのかを今より少しでも理解できるように。それによって、最低限、イエスかノーか答えられるようにしたいと。めっちゃ話をした。無理矢理繋がらない会話の時はパスして、次の話題をふってあげて一杯話しをした。 意外と、こっちが興味深く聞きたい事はなんでも、ノリノリで答えてくれた!やっぱり根はめっちゃ世話好きなんだな!って思った。 しばらくしてインド門に到着、ジャストドロップで!と頼んでおいたけど、到着してから更に話しが続いた。ここを見終わったらお前のホテルまで送ってあげる。 そう言ってくれて嬉しかったけど、まってて貰うの悪いし、また他のリキシャーマン見つけてホテルに戻る間色々モメたり問題が起きたりするのも楽しそうと思っていたので微妙な表情をしていると、リキシャーマンは「わかった!ここインド門が面白かったら15分後に戻ってこい。もう一つお前に案内する素敵な場所があるから!行きたかったら100ルピーだけどきっと思い出になると思うよ」と持ちかけて来た。オレなんてそれ聞いて超ノリノリだからね!分かった15分後ね!とひとまずお別れ。 15分って言ってたけど余裕で30分以上みていたと思う、インド門自体を見た感想は、いったいコレは何の為の門なのだろうか。。といった具合。 いきなりバカでかい門があるだけなのである。その周りを気持ちのいいくらい綺麗な公園に。気持ちのわるいくらい人々がうじゃうじゃいた。僕もきっとその中の一人 笑。 周りの真緑の噴水のある池溜まりで物凄くアグレッシブに水遊びをする少年が沢山いた! ここでも数十人のインド人に声をかけられながら、今日一日夕方になって、そういうやたらフランクに話かけてくるインド人の受け流し方を身につけている事を感じながら、めちゃめちゃ遅刻でリキシャーマンの所に戻った。 ザ•インド人の彼はしっかり待っていた。 インド門のある場所から正反対の一本のまっすぐな道の先にプレジデントなんちゃらが有るから行くよ!と、案内が始まった!そこからまたまた、色々な事を教えてくれた。まだ二日目で英語に全然なれていなかったのでどんな事を言ってるか把握するのはほんの数パーセントだったけど、スッゲー楽しかったし、スッゲー勉強になった! そして彼はめちゃめちゃ優しかった。 プレジデントなんちゃらって言っていたのはプレジデントハウスで。その正門のちょっと前から減速してくれて色々な写真を撮らせてくれたし、正門では下ろしてくれた。 ちなみに正門の前では駐停車禁止っぽくて、すぐにどこかに行ってしまった。 あぁぁ、行ってしまった…、結局やつも稼ぎたいだかだったのかと思っていたら、すぐにぐるっとUターンして戻って来てくれた!写真を撮り終えて周りの景色にもつかって満足になるのを見計らってすぐ目の前まで来てくれる。珍しく空気の読める男だった! オレはコイツになりたいと、一ミリぐらい思った 笑。 そこから色々とまだまだ案内する場所あるぞと勧められたが。ホテルに戻りたいと言うと、心良く快諾してくれた。 めっちゃうれしかった。いちいち、なんでなんでと聞かれないし!聞いてもいないのに興味深い話を一杯してくれるし!すっげーいいやつだよお前ぇ~ 笑。なんて話しているとホテルの近くまでついた。別れ際になってようやくお互いの自己紹介をして、僕は彼に、あなたは今日の中で一番楽しいドライバーだったよ。と行ってさよならした!バイバイする直前力強い握手を求められて嬉しかった! そこから若干迷いながらホテルにたどり着いた。 ホテルにたどり着いて、翌日からのプランを考え近くの旅行代理店に行って相談。 プランを決めてから部屋にもどって水シャワーを最高に気持ちよくあび。昨日と同じレストランで食事。全然違うメニューたのんだけど、めちゃめちゃおいしかった。 あの…本当はインド来てめっちゃご飯とかカレーとか食べて料理の勉強もしたいなって思っていたけど、思いのほかインド料理ってめちゃくちゃパンチ聞いててあまりお腹減らなかった。ちなみに今日初めての食事がへとへと疲れて寝る前の夕飯だった。 激烈に効きまくってるスパイスが最高だった! レストランを出ようとしたとき。また恐怖のご対面。ヤツが…ケルベロスなみの野犬がこっちを向いて牙を出している、抜き足差し足で忍者張りにジャパニーズなめるなと思いながら、そーっとそーっと歩いて気付かれないようにしたけど、すぐに気付かれた。おまけに今回はめっちゃご立腹だったみたいでダッシュでこっちに向かってくる。 あああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!! さすがにピンチだと思った僕は僅か10mの距離をものすごいスローモンションに感じながらも全力でホテルのドアに向かって走っていた。。。危なく噛まれる所だった…。。。間一髪で逃れた僕をみてフロントマンが爆笑していた。。。ふー…。一日疲れたなと振り返って。インドのビールでも飲んでみるかと、ネパーリーのボーイにお願いするとすぐに持って来てくれた。ちょっとぬるいキングフィッシャーをラッパ飲み。。。うーん、アルコールキツいなと感じた。今日手に入れたトイレットペーパー!この国にしては一ロールで40ルピー(80円)とめちゃくちゃたかかったけど、トイレ事情が日本とまるで違う国なので僕にはとりあえずトイレットペーパーが必要だったのです。別に手で済ませる事に抵抗があるわけではないのですが、今後の事も考えてあった方がいいなと購入。昨日の空港で日本円から両替したインドルピーと今日改めて両替したインドルピーを4年前に渋谷のHERZ(ヘルツ)で買ってから一度も使う機会が無かったマネークリップに納めた。海外来て初めて役目を果たしたHERZのマネークリップ、HERZ自体が超好きで身の回りの鞄とか小物入れとか全部HERZで揃えたいなぁと思うくらい好きで、そのノリで何も考えないでマネークリップ買ったけど、実際日本で使う機会ないね…。でも海外来てはじめて気がついたよ、マネークリップって持って居たほうがいいね☆まぁ行く国によりけりだけど…笑。整理を終わらせて。持って来た文庫本を読みながらi-podで木村カエラの「どこ」っていう曲を聞いて、あぁ一人ってなんて寂しいんだろう。…。でもこんなにも寂しい気持ちになったのも初めてだったから、それくらい普段周りの人達に支えられているんだなと。こんな環境だからか、本当に素直にそう思えた。そして人間は一人になった時に強くなれる可能性が物凄く沢山あるんだなと思った。それが本当の強さって言われてる事の一つである気がして、これからまだまだ旅は続くけど、この夜、僕はその可能性を強く確かめたくなった。きっとその可能性は誰でも持っているものなんだと思う、甘えや期待で薄れていくけど、こんな誰も知らない人だらけの環境の中で自分の存在なんて所持金のマネークリップの厚さでしかないと感じた。誰にも甘えられない、誰にも期待できない。今日のこの感想が物凄く僕の好奇心を刺激してくれた。本当はすごく怖かったし押しつぶされそうになったけど、めそめそする為にこんな遠い所にきたわけじゃないし、強力な助っ人を期待してまるでコバンザメの様にくっついて廻る旅がしたいわけでもなく、【一人旅】がしたかったから、どんなに困っても自分から行動するしかないなと。強く胸に抱きながらめちゃくちゃ感動して翌日に備えて12時には寝た☆