インド 2日 デリー観光1
二日目です!昨晩はなかなか眠れず結局朝6時頃までベッドで不安な気持ちのままようやく眠りについて起きたのが11時。 「起きたぜー!!」 真っ先にボディチェック。旅の前に色々調べ過ぎていて先入観から、インドでの宿泊は危険が伴うものと思いこんでしまっていて、体中虫刺されで大変な事になってるんじゃないかなと思ったからだ。 入念にチェックしたけど全然平気だった、まったくいつもどうりの朝だった。とりあえず物凄く眠たいけど、せっかくインドに来てもホテルに引きこもったままではダメダメちゃんなままなので部屋を出る準備を整える。荷物を整理したけど、昨日の夜の出来事で言葉も殆ど通じないし、一般常識とか文化とかとにかく今までの【当たり前だった事】なんてほんの小さな枠の中でしかなく、全てが新鮮で何が怒るのか予測不能でトラブルが絶えず初めて感じる事の連続がこれからずっと続くのだと。自分が日本を離れてインドにやってきて、周りの人々に外国人だと思われていると感じ、ツアーパックとか友達と来た訳でもなく。単純に日本とインドの往復の航空券だけを買って一人で勝手に来たので、ガイドさんや、旅慣れてるピンチランナーの様な英語も達者で色々相談出来る人も居る訳でもなくこの先本当に自分一人で大丈夫なのだろうか?と、物凄く孤独を感じたまま眠りについたので起きてからもいまいち外にくりだす元気がもてずぐずぐずしていました。 とりあえず持って来たi-podで大好きなウルフルズをフルボリュームで聞く。 自分も音楽やらせてもらっている一人なのですが、本当音楽の力ってすごいですよね。 こんなどうしようもなく完全にダメダメちゃんな僕だったけど、ガッツだぜ!の中の「そんな弱気でどうすんの?どーすんの?ぐっと飲んでパッとやってtry try try!」とか「行くか戻るかどうしよっか?どーしよっか?ちょっとチューチョだけどいっちょtry try try!」とか聞いてると、次第に勇気が出て来てね!とりあえず、ダメだったら本気でダッシュして逃げればいいや!オレ、元々陸上部だったから足速い方だと思うし 笑。 インド人の方が速そうだけど、オレも本気出せば結構良い勝負になるでしょ! とか勝手に元気になってきちゃってね!そうなってからは全然へっちゃらですよ。 【根拠の無い自信!】 コレですよコレ! こういうの重要だと思ってるんですよね。自分自身に自信が無いなんて言って、ダメダメちゃんになっているよりも、そもそも自信をもつのに根拠なんて必要いらないんだぜ! こういうと全然説得力無いように見えるけど。説得力とか結局色々経験しないとわかんないっしょ! とりあえず、スイッチONの状態になったんならドアあけましょうねー! みたいなノリで速攻チェックアウト!相変わらず英語ダメダメだけど。なんとか色々サインしたり、合ってるのか違ってるのかさえもわからない会話をかわして外にでてみた! 初めて感じる昼間のインド。 くっそ暑い!!!! マジで暑い! 物凄い湿度と脳みそ溶けちゃうくらいの温度。 暑すぎ!!! 僕、もともと暑いの全然すきなんだけどね。夏でも一人の時はクーラー全然使わないでいるんだけどね。そういう今まで感じていた暑い夏。なんて一ミリも暑い内に入らねーよ。って言うくらいに半端じゃないほど暑い! 速攻で着ていたシャツに汗が滲みすぐにペチョペチョにひっつく状態に…。 昨日はバイオハザードに出てくるような狂犬に見える様な犬達も、道ばたにへたりついて寝ている。全匹ダウンしている。 そんな暑い中、まずは買い物に出かけた。 旅の荷物を最小限に抑えすぎて、タオルすら持って来ていなかったため、近くにスーパーは無いかと探しまわる。数分歩き回ってさらに汗がふきでる。 やばいやばい、このまま歩き続けたらすぐにオレがダウンして道にへたりついてしまう…。。。 頑張ってさらに探し続けるとスーパーを発見! クーラーが聞いててめちゃくちゃ気持ちいい。入り口にセキュリティがいていちいちチェックされるので面倒くさい。 ここで、タオル買おうとしたけど、なんと売っていないじゃないか!!! とりあえず、シャンプーと石けんとミネラルウォーターを買った。 レジに並ぼうとしたけど、並ぶ場所がわからない…。どこにどう並ぼうとしても。僅かな隙間を見つけては周りからインド人が割り込んでくる。。いっこうに自分の会計に繋がらない。。。参ったなと、控えめに思ってそのまま待っていたけどさっぱりレジにたどり着かないので。オレも周りのインド人と同じように超積極的にレジのお兄ちゃんにアピールして、果敢に隙間を作らないようにして前の人にひっつく。前の人が会計を済ますといよいよオレの番だと思って余裕な気持ちでいたら。後ろからひょいっと買い物かごをオレの前に置いてずる込みされた…。うーん、うーん…。。。。この国は並ぶっていう習慣が一ミリもないのか!!! 普段はのほほーんという雰囲気で居ようと心がけて居る私ですが、だんだんと怒りのゲージが上昇して来ましたよ! とりあえず、僕は、ずるこみしたそいつが会計済ませた瞬間に人生でこの上無いほどレジのお兄ちゃんにアピールして会計をお願いしたのは間違いないでしょう。 買い物するのにも骨が折れる国だぜ。。 でも、ここで買ったシャンプー、40ルピーだったんだけど、めっちゃくちゃいい匂いして最高に気持ちよかったんだよなぁー 笑。 レジで単三電池を買おうとしたけど、どう言っていいのかわからず困っていたら。パッケージにAAと書いてあったので、ダブルエープリーズ!って言ったら通じたよ!単三電池ってダブルエーって言うんだね。 買い物を済ませスーパーを後にして、インドの首都デリー観光を始める。最初にサイクルリキシャーっていって、人力車のちゃりんこ版に声をかけようと探すよりも先に向こうから声をかけられる。 最初は近くにあるコンノートプレイスに行こうと思っていたので交渉すると8ルピーでOKとのこと。さすがサイクルリキシャー!やすいぜ!と意気揚々と乗り込む!初めてのサイクルリキシャー、乗り込んだ瞬間に物乞いがオレのバックを掴む、、「ジャパーニー、マネーマネー」と泣きそうな声と目で訴えかけてくる。その表情を見て最初は無視していたけど、思わずお金を渡しそうになる。 でも、ここで渡したら周りの物乞い達が一斉に集まってきてつかなくなってしまうと思いリキシャーマンに、行ってくれと促す。 最後まで泣きそうな顔でオレに訴えていた事を思うと、まるで自分が加害者の様な気分になった。一日生きていくのに困るのよりも次の食事分のお金も無い様なぼろぼろの布切れを着ていた女の人。こんな人を見てかわいそうだなんて思う事は人間として自分はすごく愚か者なのではないかと思ってしまった。 僕は直接あの人に迷惑をかけたわけじゃないけど、巡り巡って考えたらどこかで加害者としてたどり着くんだろうなきっと。 リキシャーに揺られて街を一通り通り抜けていくうちに昼間の街は夜のような不気味さは無く、半端じゃないほどの活気であふれていた。至る所にお店があり。お店の前に路上でもお店が持てない人が商売していた。野菜をうっていたり、屋台をしていたり、入れ墨をいれていたり、ぼけーっと寝ていたり。とにかく人がうじゃうじゃいた! サイクルリキシャーですれ違い様に色々な景色もみた。半端じゃないほどの生ゴミ置き場に群がる無数の野良牛&野良ブタ&野良犬&野良猪and more…うーん、、香ばしい光景だ…。そしてめちゃめちゃ臭い!牛がとにかく多いのでそこらへん糞まみれ。。。いやー参ったねっていうくらい臭すぎる。そのすぐ近くで屋台やらチャイ売りやら、色々あって、お店ではお香とかも焚いてるし。良い匂いやら臭い臭いやらが、もう気持ち悪いほどチャンプルーして半端じゃないわけ!!香ばしいよ…いろんな意味でインドって香ばしい国だよ 笑。 違うサイクルリキシャーには10人以上もの女学生を乗せて、死にものぐるいの形相でペダルを漕ぐサイクルリキシャーマンが居た。必死に生きてるな! すごい刺激的な景色だった。とにかく目に映る物が刺激的すぎた。 町並みもすごい!ぼろぼろの廃墟の様な所で絶対ここに人いないでしょ!って思う所でも、何のことも無かったように大勢の人が生活をしている。すごすごる。表現的に少し難があるような言い方ですが、昨日戦争でもあったんですか?と思ってしまうような場所もあった。そんな場所でも沢山の人々がそれぞれ商売をしていた。すごくエネルギーのある街だなと思った。 サイクルリキシャーに揺られて15分くらいしたら近くのコンノートプレイスについた。まずはお会計。8ルピー渡すと。昨晩と同じ様なリアクション。これじゃ足らねーだろ!っていう感じのね。。。なんで?お前さっき8ルピーって言ったじゃん?とモメ始めると、ココでも早速周りのインド人が加勢に入る、瞬く間に囲まれる。うーん、、これでは昨日の二の舞じゃないか…。相手の要求は80ルピー! それじゃあ話にならないと値下げに入る。相手は頑としてゆずらないので、面倒くさくなって、40ルピー叩き付けて立ち去った。 朝の一発目の移動から最高に気分悪い。 まぁとにかく、コンノートプレイスについた。。ここはメインバザールの近くにしては発展している場所で、メジャーなブランドのショップ等も並んでいて先ほどまで居たぼろぼろの街並みとは大違いで、マクドナルドとかのファーストフードもあった。 適当にぶらぶらしてみたけど、別に買い物に来たわけでもないし、インドにしては進んでるなーと思えるブランドもあるけど、特に目新しいものでもなかったので、すぐに移動する事に。 次に向かう先はラールキラー!別名レッドフォートって言われてる真っ赤な城だよ! すぐにオートリリキシャーを捕まえてラールキラーと告げると。「オー!ビッグテンプル!!」とか言ってた。どれくらいでかいのって聞いたら、つけばわかるさ。とのこと。。 ある程度走ったら、めちゃくちゃ長く続く城壁が見えてきた。本当めっちゃ長く続く城壁ね!これ本当に大きいなと思って興奮してたら。リキシャーマンが得意げに「すごいだろう!」って言ってた! 到着してから、チケットオフィスの場所がわからずさまよっていると警察が教えてくれた。 チケットオフィスについてもチケット購入の仕方がよくわからないからとりあえず長い列に並べば大丈夫だと思い並んでいると、やたら前のインド人が話しかけてくる。適当に相づちをうつと握手された!うーん、全然分からない会話での握手って…。とりあえずうじゃうじゃいる長い列に並んでいると途中で、「お前はそこじゃない!こっちだよこっち!」とオレを引っ張る人が出て来た。 いきなりなのでさっぱりわからない状況。とりあえずせっかく並んでたので困った表情をしてなんで?って聞くと、とりあえず外国人のチケット購入窓口が別にあるからこっちなんだよ!! っていう事だった。 あー☆そういうことね 笑。となっとくすると、すぐにチケット購入できた! 外国人専用のチケット窓口があるなんて初めて知ったよ 笑。 中は、めっちゃ広くてびっくりです! じっくり見るなら数時間つぶせるくらい大きいんじゃないかな。 寝てる人とかも一杯いたよ。(まぁインド中寝てる人だらけだが…)カップルとかも一杯いたなぁ、見合い結婚がメインだけど、やっぱりそういう駆け落ち的なものもあるのね。 観光スポットの建物自体をああだこうだと、やたら事細かにレビューしてもつまらないので端折りますが、ラールキラー内の中庭で芝刈機で芝刈りをしてるスタッフを物珍しそうに凝視するインド人のギャラリーがめっちゃ多かった事が面白く思えました。 芝を刈る作業って、そんなに注意深く見ていられるものなのかな 笑。 この施設の中にはいつの戦争だかわからないけど、戦時中のグッツが沢山ありました。軍服とか武器とか結構色々ね! 興味深かったですよ。 とにかく外観の壮大さには感激しました! お次はジャマーマスジット! 行きたいなと思っていた場所の一つ。 サイクルリキシャーを捕まえて、交渉の末、最初の言い値の1/10でOKになった。どんだけ吹っかけてんだよ!とごねると。日本人は金持ちだからな!あたりめーだろ!って笑いながら言いやがった。 そんなやつがうじゃうじゃいる国。 ラールキラーからジャマーマスジットは結構近いのでサイクルリキシャーの運賃も安い。 リキシャーマンは稼ぎたいから、あの手この手で他の場所に連れて行こうとするけど、こっちも譲る訳にはいかない。インド人のこの脂っこいペースに付き合ってたら全然行動できないで振り回されるだけじゃないか! そんな大人しい感じのゆるい旅がしたくてわざわざインドに来ないわ! 気合いを入れ直す。これからは、とりあえず控えめにとか、そういう曖昧な感じではなく。はっきりと物申そうと! リキシャーマンと、もめまくるが、こっちの要望を押し通したらちゃんと連れて行ってくれた。 到着してから値段が変わったが、そんなの関係ないと。最初OKした金額を押し付けて立ち去る。 しばらくついて来て文句言っていたけど、こっちもオラオラな態度で応対していたら、しぶしぶあきらめて帰っていった。 ジャマーマスジット! 正門の入り口のダイブ前にゲートがあってそこらか歩いていったけど、正門までの間で物凄い数の客引きにあった。 ってかどこ行っても日本人だと目立つらしい。 みんな物凄い勢いで寄ってくる。よくわからないようなおもちゃや、食べ物や飲み物とか押し付けてくる。 物凄く安いから買ってよ!って振り払っても何してもくっついてくる。 正門にたどり着くまでに、何回ノーサンキューって言ったかどうかわからない。そしてそのノーサンキューっていう言葉がなんの意味ももたず、逆に奴らの商売意欲をかき立ててるんじゃないかと思ってしまう程だった。 正門入り口についたら、いきなり、お前はココでチケットを買え!と話しかけてくる人がいた。 とりあえずチケット必要だから買ったら、そのままくっついて来て、オレがガイドする!と強引にガイド役になろうとしてきた。 いやいや、僕は一人で自分のペースでまわりたいので。と言っても。ノープロブレム!とかなんとか言って、勝手にガイドを初めてしまった。無視してもくっついてくるので、こまった。あげくの果てにはオレの靴とか水とかまで私が持ちましょうと、まるでひったくるように取られてしまったので、渋々ガイドを聞く事に。。。しかし、このガイドさん、完全英語で何を言ってるのかさっぱりわかりません。 これじゃあガイドというより、超うざったい、ただの使えない荷物持ち。みたいな感じ。 適当に相づちをうっていると、たまにオレのカメラで写真を撮ってくれた。でも全然嬉しくなかった 笑。 写真撮るのにもタイミングっていう物があるじゃない! 撮るなって言っても勝手にとりやがる。。うーん、面倒くさい…。 順繰りしてミナレット(塔)に登りたいとお願いすると。案内してくれた。 デリーの市内が一望できてとても気持ちのいい所だった。途中の螺旋階段は物凄く狭くて大変だったけどね♪ ミナレットから降りてくると、ここでガイドは終わりだといって、ちゃっかりチップを要求してきた。その額300ルピー。 僕はこの時点ではガイド料っていうのがどれくらいの相場なのか把握していなかったのでもめるのも面倒くさくて素直に払ってしまったけど、後で聞いたりしたら、はちゃめちゃにボラレていたんだよね。 っていうか、最初っからガイドなんていらなかったんだよね。英語で何言ってるかさっぱりわからないし。。でもとりあえずめちゃくちゃ親切なので本気で憎いというわけでもない。不思議だ。 本当不思議なんだよね。 まだインド旅行始まったばかりだけど、行く先々でとりあえずトラブルは起こってお金がかかるんだけど、完璧にアクドイっていう訳じゃなくて、とりあえず最初は大人しくてめちゃくちゃ親切なんだよね!サービス精神が旺盛って言う感じ、だから基本的には世話好きな良いやつなんだと思うよ、でもぼったくるぜ!みたいなノリ! 不思議な人達だな。 だんだんと、リキシャーに乗る度に思い通りに向かってくれない展開が読めるようになってきた。 お次はバハーイ寺院。 ここはめちゃめちゃ素敵。白大理石で作られたハスの花の形をした建物。 中は極上の天然リバーブが響き渡っていて。そこで透き通る様な綺麗な声で歌う女の人がいて、みんな聞き入っていた! 素敵な歌声に物凄く感動したよ。 ザーザー振りの雨がふって大変だった。 雨が降って来てもタオルさえ持っていなかったので、タオルを買いにデリーで一番と言われている、アンサルプラザというデパートに向かった。 乗ったリキシャーには出発する瞬間に、何故かもう一人のインド人が勝手に乗り込んできた。走らせて数分したら、乗り込んで来た方のインド人が僕に話しかけてきた。「アンサルプラザより、もっともっと安いおすすめのショップがあるからそこにいこう!そこにいくよ!」…。 僕はアンサルプラザより安いおすすめショップがあっても無くても、オレはアンサルプラザに行きたい!行けよ! と、毎度毎度のもめ事が始まる。この頃にはもう、こういうもめ事が結構楽しめるようになってきたんだよ☆ それでも、あーだこーだ言って、おすすめショップに行こうとする。 あげくの果てには、アンサルプラザはもう閉まったから無いんだ。と、そんな子供のような嘘を言うので。閉まっていたとしてもオレはアンサルプラザが見たいから閉まっているかもしれないアンサルプラザに連れていってくれ! さすがにココまで言ったら向こうも折れてOKしてくれた。 しばらく大人しくなったと思ったら。 今後の旅の日程はどうなんだと聞いて来たので、まだ何一つ考えていない事を告げると、「そうか、じゃあおれがナイスな旅行代理店に連れていってやる!いくぞ!」 と、またしても勝手に話を進める。 ノーノーノーノーの連続! それでも、大丈夫。とてもチープだからと連れて行こうとする。 そこからの僕の発言は何を言われてもノー!もう、ノーしか言わない人間になっていた。 向こうはマイペースで、結局旅行代理店の前まで連れていかれてしまった。 うーん、うーん…。もうインド来てから怒りのボルテージ上がり続けていたので、いい加減に頭に来て、めちゃくちゃキレて、完全に日本語で怒鳴り続けた。向こうが何を言っても、めちゃめちゃ怒鳴り続けた。 もう、めちゃめちゃ怒鳴る事しかできない人間になっていた。 それでも、下ろして旅行代理店に連れて行こうとするので、リキシャーの座席を思い切り蹴っ飛ばすと、向こうもひるんできた。 絶えず向こうは僕の事をナメていたので、こいつは本気で怒ってるっていうのが伝わったみたい。 結構あからさまに怒ってる姿を見せつけるのは効果的だと思い、そこからはもうガッツンガッツン蹴り続けた。 いい加減蹴っていると、向こうもわかったわかったとアンサルプラザに向かうよと大人しくなった。 素直に向かってくれれば10分くらいの移動なのにやたらと時間がかかる。 でも、それでも向こうも稼ごうっていう気持ちが本気で有るからなんだろうな。 そういう超がめついアグレッシブな根性は見て体感して、すごくいい刺激になった。 もちろん、人に対して余りにも理不尽な迷惑をかけないっていう見方をするっていう前提のもとにね。 ようやくアンサルプラザについた。 デリーで一番っていうからどういう感じなのだろうと、相当期待していたんだけど、なんのこっちゃない、地方のジャスコの半分くらいな感じ。 中にリーバイスとかアディダスとか、マクドナルドとか。日本でも良く見かけるお店がならんでいた。 現地のメーカーのお店でターコイズブルーのタオルが気に入ったので買った! インドに来てようやくタオルゲット! 接客してくれた女の子が、僕がタオルを買うとめちゃくちゃ喜んでいた。 ここにくるまでも色々な場所で買い物したけど、本当に商売根性がすばらしい! ちょっとでも店に入ると、色々とおすすめしてくれる。同じ様な商品でも、色々な柄や色。いっぱい有るぞ!と、こっちが頼んでもないのに、次から次へと広げてみせてくれる。僕は買い物がメインで旅をしていないので、どんなに広げてくれても買わない時は買わない。 でも、あまりにも奉仕して紹介してくれるから、少し買わないと悪いかな?と思って買ってしまう人がきっといるんだろうなぁ、と感じた。 それくらいすばらしい商売根性だった。 まぁそのほとんどがうざすぎる接客なんだけど、本当に目当ての物を紹介してくれる時もあるし、楽しく値段交渉もできるから面白い。 露天で売ってたマンゴーアイスが死ぬほどうまかった☆ 全部で三階しかない建物なのにエレベーターボーイがいた。 一通りまわって外にでて再びリキシャーを捕まえる。 毎度毎度リキシャーなんか捕まえないで歩けばいいと思うかもしれないけど、死ぬほど暑いのと、めちゃくちゃ湿気満点な土地柄。それと実際歩いたら一個一個まわるのに物凄く時間がかかる程、それぞれが離れているので歩くのはきついのです。歩けば歩くほどいろんな人に声をかけられるのも結構面倒くさいのです。 次に向かった先は、フマユーン廟。 インドにはめちゃくちゃ多くの廟があります。廟(びょう)っていうのは簡単に言うと墓ね!墓!お墓。 墓がゴージャスなんですよこの国は! 閉園間際に入りました。 閉園っていうのも大体っていう感じで適当で大体日没ぐらいだからぎりぎり大丈夫かもって、リキシャーの人が言っていた。 普通にチケットを買って入ってみた。入ってすぐに見えた廟がすごくてとりあえず写真とかとっていた、ココは全然人が居ないのでやっと落ち着ける。今日一日の中でやっと落ち着ける場所だ。と思ってしばらくのんびり過ごす。。。 結構のんびり過ごして満喫して次をまわるかと思っていたら、警備の人に呼び止められた。もう閉園時間だから外にでろ!とのこと。 その時に正面で見たのは、いままで居た廟がある建物の数十倍も立派な建物がある! ああぁぁぁ!!!こっちがメインだったのか!ちきしょー、超見たかったぜ! 少し悪あがきでメインに向かおうとしたら。ライフルでオレを狙う格好をとる警備員。。。。うーん。。。マジで笑えない!!!! 折れ、大人しく外にでるよね。 っていうか。実際は怖すぎてマジで超ダッシュで両手あげながら出口にダッシュだよね! なかなか経験が無いことだと思うけど。リアルに実弾が入っているライフルを自分に向けられた事がある人なんてめったに居ないと思うけど。半端じゃなく超怖いから!!怖いっていう感覚より、やばい!マジこのまま死ぬかもしれない!!っていうくらい脳みそフル回転しちゃうからね!! しぶしぶフマユーンを後にして、日も落ちて来たし、夜は昨日みたいにまためっちゃ怖いからとりあえず、もどろうかなぁって考えていた。 でも、なかなか日が落ちてからも暗くなる気配がない。 インドって。まぁ時期にもよると思うけど、朝明るくなる時間もめっちゃ速いけど、夜に日が落ちてから暗くなる時間もやたらとスローな感じ。全然くらくならないじゃん! もうちょっと観光というか冒険しちゃおうかなって思っていた。 さっきみたいなレアな体験できるかもしれないし…。
続きます☆