アヤと逢わなくなって、一年が過ぎた。
アヤが、オレの住む町に越してきた頃
アヤのマンション近くに流れる
小川沿いの道を、よく車で走った。
川沿いなので信号も無く、便利な道で
地元住人はよく使う。
しかし、アヤがこの近くに住んでた頃以来
はじめてここを通った。
アヤがこの近くに住んで、オレとつき合ってた頃は毎日のように通ってた道だ。
四年振りくらいだろうか。
アヤが本気の彼氏と出会って、別れた時以来
車で川沿いを走った。
別れた頃のように
大きな桜が、川をまたがって
滝のように咲き誇ってる。
息つく間もないくらい忙しく過ごしてる毎日。
感動するほど綺麗な桜と
アヤとの想い出で
本当に久しぶりに癒された気がする。
桜は
人のために咲いてる花だ。
アヤがこの町に越してきたのは
オレと一緒になっても良いと思ったんだと思う。
その気持ちを思うと
いまだに切ない。
