肝心なのは、想う相手をいつでも腕の中に抱きしめていることだ。ぴたりと寄りそって、完全に同じ瞬間を一緒に生きていくことだ。二本の腕はそのためにあるのであって、決して遠くからサヨナラの手をふるためにあるのではない。
中島らも (小説家、随筆家)
肝心なのは、本当にそういう事かもしれない。
でもこのすぐあと
アヤに別れを告げられ
抱きしめていた両腕は離れ
さよならの手を振る事になった。
そして
今も時々想い出しては
アヤに手を振っている。
さよなら さよなら
もう逢えない
もう逢わないってね。
きっと元気で
幸せでいるんだろう。
オレは
遠くから 手を振り続ける。
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