2024年は波乱の幕開けですね。

元日からショッキングなニュース。

 

発展途上国の話ではなく、現在の日本。

形ある建物は倒壊する可能性がある。

それはRC造のビルであっても同じ。

 

これ以上、被害が拡大しないことを祈ります。

 

 

巨大地震の被害想定

 

東京都首都直下地震の被害想定を公表しています。

  • 建物被害 約19万棟
  • 死者 約6000人
  • 避難者 約299万人
  • 帰宅困難者 約453万人
これは都心南部直下地震の想定。
規模が大きすぎて、思考が停止しそうです。
 

 

建物被害の原因は5つ

 

建物が被害を受ける原因は主に5つです。

  1. 地震の揺れ
  2. 液状化(地盤沈下)
  3. 急傾斜地崩壊
  4. 火災
  5. 津波
今回の地震でも見られた現象。
一難去ってまた一難。
考えるだけで恐ろしいです。
 

 

自分でできる地震対策

 

建物被害から免れるには何ができるのか?

僕が思ったことを書いてみます。

 

 

地震の揺れ対策

 

今回の地震でも相当数、倒壊したようです。

構造の問題か、老朽化か、地盤の弱さか。

原因はそれぞれ違うとは思います。

 

前述の東京都の想定では、震度7の場合、

2000年の新耐震基準であっても木造住宅の

2割は全壊する想定をしています。

 

最近の建物でも2割は全壊すると…

これは衝撃的な数字です。

 

展示場に説明を聞きに行ったときに、

耐震等級を取得しないHMもありました。

理由はおそらくコストカットのため。

 

良い家を作るためにはお金がかかります。

僕は、安くて良い家は基本ないと思っています。

安い家はそれ相応に、高い家もそれ相応に。

 

もちろん、当然例外はあると思います。

でも、例外に命を賭けたくはない。

 

安全に関する部分をケチる会社は

やっぱり不安があります。

見えない基礎・構造もコストカット

していても何ら不思議はありません。

 

耐震等級2より耐震等級3。

耐震実験していないよりしている会社。

過去の震災被害を公表している会社。

耐震に対する対策が自信を持って

パンフレットの最初のページに

記載している会社。

 

営業さんの話を聞くと、会社としての

耐震に対する力の入れ具合が分かります。

熱く語ってくれるところ、大丈夫ですしか

言わないところ。いろいろあります。

 

インテリアや設備は大事ですが、

それも安全が確保されているのが前提。

基礎・構造がなぜ強いのか、根拠を持って

しっかり説明できる会社が良いですね。

 

 

液状化・急傾斜地崩壊・津波

 

液状化、急傾斜地崩壊・津波の対策は

もうそのリスクがない土地を

選んでいくしかないですよね。

 

土地が決まっている場合は

受け入れるしかないかもしれません。

 

特に都心部の東部なんて、どこ住んでも

液状化の問題は避けられないし。

 

これから土地を買う方は、そのリスクが

少ない土地をなるべく選びましょう。

 

各自治体でハザードマップを作ってますから

そこで土地のリスクを確認しましょう。

また土地の契約する際も重要事項として

説明を受けると思います。

 

 

先ほど言い忘れましたが、地震の揺れも

同じくハザードマップに地盤の強さが

載っていますから確認してください。

 

僕の場合は、市内ではリスクの少ない地域を

選びましたが、液状化に関しては

市内にとどまらず通勤圏内でどこを

選んでも50歩100歩の状態。

 

完璧な土地はないので、すべてのリスクを

避けることはほぼ無理だと思いますが、

出来るだけ、出来るだけですね。

 

 

火災の対策

 

最後は火災です。

東京都の建物被害予測では、地震の揺れより

火災による被害が大きいと見込んでいます。

地震の揺れは約8万棟、火災は11万棟。

実は火災が一番危険です。

 

都内で出火する建物は約900件。

延焼で焼失する建物が11万棟。

住宅密集地では内部出火より

延焼の方がリスクが高そうです。

 

耐震と同じく、耐火に力を入れている

ハウスメーカーもあります。

自信があればパンフレットに載っているはず。

 

 

内部出火への対策に加えて、延焼対策も

考えている住宅メーカーが良さそうです。

 

実際に建物を守れるのかは分かりませんが、

何も対策していない会社よりは

防げる可能性はあがりそうです。

 

あとは公園や河川、大きな道路などで

延焼を防げる土地を選ぶのも効果的。

これも完全な土地はないので、

出来る限りになってしまいます。

 

川があれば延焼は防げますが、

洪水のリスクはあがりますので、

その辺が難しいところです。

 

 

地震は突然やってくる

 

地震は突然やってきます。

お正月だろうと関係ありません。

 

日頃からの備えは大事ですね。

自分もできる準備はしっかり

しておこうと思いました。

 

それと家づくりもですね。

家自体もできる地震対策たくさんあります。

 

デザインも大事ですが、命あってのもの。

壊れない家、住み続けられる家。

後から構造の強度を上げるのは、

とても大変だし、お金がかかります。

建てるときにしっかりやっておかないと

本当の後悔をしかねません。

 

じゃ、どこが良くて、どこがダメか。

絶対の正解はわからないので、強い建物に

することに妥協はしなかったと思えるような

会社を選ぶしかないかもしれません。

 

いや、首都直下地震が起きれば

東京だけで19万棟の建物が

被害を受けるわけで、本当に

他人事とは思えません。

 

僕自身は都内で働く公務員なので、

震災が起きれば最前線で対応に追われ

帰宅できないことになるでしょうから、

まずは我が家の対策をしておこうと思いました。

 

では、またパー