来年、入居される方へ。
住宅ローン減税が変更されます。
改善ではなく、残念ながら改悪です。
改悪とは表現に悪意がありますね。
正確には減税を受けられる範囲が狭まります。
STEP.1改正内容
改正内容を次の通りです。
大きなポイントは2点。
一つ目。
省エネ住宅じゃないと対象外。
具体的には。
断熱等性能等級が4以上、かつ、
一次エネルギー消費量等級4以上。
これに該当しないと1円も減税できません。
ですので、減税対象の住宅になるのか、
営業さんに必ず確認してください。
二つ目。
限度額が下げられている。
500万円~1000万円下がっています。
借入額が少なければ影響はありませんが、
フルローンで行く人などは影響大きいです。
それと限度額は住宅性能によって異なります。
長期優良住宅なのか、ZEH住宅なのか、
省エネ基準適合住宅なのか。
それによっても、減税額が変わりますので、
こちらも営業さんに確認しておきましょう。
STEP.2実例はこうなる
住宅ローン減税が改悪されるのはわかった。
じゃ、実際はどのくらい減るの
僕の場合で計算してみました。
条件は次の通りです。
借入金:5200万円
金利:0.425%
入居:2022年3月
減税:借入金の0.1%(限度額5千万円)
住宅ローン減税は2022年4月から
現行の制度に変わっています。
ですので、僕の場合と現在も違います。
そして、2024年1月からまた改悪です。
◆減税額一覧表
僕の入居が1ヵ月遅れていたら、
130万円以上、損していました。
そして、来年の入居だったとしたら。
さらに10万円の損になります。
2022年の改悪に比べれば
2024年の改悪はまだマシでしょうか。
それでも住宅自体の価格の上がっていますし、
物価も高騰している現在。
ここで減税額を減らされるのは辛いです
最大91万円の減額
最大91万円減額。
僕のパターンでは約10万円。
今から年内に入居すれば現行の減税を
受けられますが、そこまで急ぐほどの
金額ではないかもしれません。
でも、地味に残念な話ですよね。
住宅ローン上昇なんて話も聞こえてくる昨今。
年々、家が買いにくくなっている気がします。
とは言え、欲しいと思った時が買い時
それはいつの時代も同じですね
では、また