欠陥だらけのHBハウスをとりあげた告発動画。
前回は階段をテーマに書きましたが、今回は断熱材です。
その動画によりますと、HBハウスの浴室はとても寒いらしい
専門家の方曰く、ユニットバスの上部にも、床下にも断熱材がないというのです。
断熱材がないなんて、許せない
欠陥住宅だーと言うわけです。
皆さんはどう思いましたか
断熱材がない家。欠陥住宅だと思われます
僕はその時に、「んっ」と思いました。
この家が建てられたのは20年ほど前です。
今でこそ高断熱だ、高気密だなんて言われていますが。
20年前のそんな発想あったのかなと。
これは断熱材を入れ忘れた施工不良なのか。
それとも設計どおりに断熱材が入っていないのか。
動画内の専門家の方は、HBハウスのシステムの問題と断定されていました。
つまり施工不良ではなく、最初から断熱材は入れない仕様だったことが考えられます。
そこで、ちょっと調べてみました。
ユニットバスの周りに断熱材がないことは、そんなにおかしいことなのか。
そうすると、どうでしょう。
普通の家のお風呂には断熱材は使われていなかったという記事がたくさん見つかりました
ちょっとググっただけでも、たくさんヒットするのです。
ここで疑問が湧くわけです。
専門家の方がその事情を知らないはずがないよね。
20年前、お風呂周りに断熱しないのが普通であったのに、今になって欠陥だというのはどういうことなのだろう。
ガラケー持ってきて、YouTubeが映らないと怒っているのと同じような…。
と過去の話はおいておいて。
大事なのは今です。
今のヘーベルハウスには断熱材はあるのか調べてました。
ユニットバスの天井を開けてみました。
かすかに見えますね
もっと近づいて見ます。
高性能断熱材ネオマフォームです。
ヘーベルハウスをご検討の皆さん。
安心してください。貼ってますよ、断熱材
床下はどうでしょうか。
点検口からユニットバスの下を見てみます。
断熱材らしきものがはめ込まれていて、下部が見渡せません。
動画では鉄骨の脚だけが見えていて、スカスカだった部分です。
基礎の風穴から外気が入り放題になった部分ですが、うちの場合は基礎の風穴もなく、断熱材らしきもので外気が入り込めない状態になっていました。
ユニットバス周りは、20年前の状態から改善されていました。
しかし動画ではトイレも寒い、断熱材がないかもという話で出ていました。
トイレの床の厚さは19㎝ほどありました。
メーカーの案内によると、へーベル版10㎝、断熱材6㎝、合板1.2㎝、床仕上げ1.3㎝の合計18.5㎝だそうです。
はいはい。
今は断熱材入ってるのね。
それで暖かいの?寒いの?
大事なのはそこでしょと
トイレの床の温度
普通に寒いですよ
洗面所の床の温度
ちなみにこの冬、暖房を一切使っていない寝室の床温度は15.3℃、前日床暖房を使用したアトリエは17.5℃でした。
いくら断熱性能を上げても、暖めていない部屋の床温度は低いままという、当たり前のことが判明しました
だから、トイレも洗面所もお風呂も暖房入れないと普通に寒いですよね。
結論
- 今のへーベルハウスのユニットバスは断熱材が入っている。
- だからと言って、寒くないわけじゃない。
- 断熱材のない昔の家はもっと寒かったのかもしれない。
- 20年前に建てられた家を今の断熱基準で批判するのは違うと思う。