2021年3月28日にへーベルハウスと契約しました。
初めて住宅展示場に行ってから、契約に至るまで4ヵ月かかりました。
数週間で決める方もいますので、僕の場合は時間がかかった方かもしれません。
今でこそへーベルハウス最高と思っていますが、当初から好きだった訳でありません。
むしろ、途中まではへーベルハウスは候補から外れていました。
それなのになぜへーベルハウスを選んだのか、お話ししたいと思います。
最初の印象は悪かった
毎週のように展示場を回り、最終的には15社の展示場に行きました。
同じハウスメーカーでも2ヵ所3か所行ったところもありますので、25ヵ所以上の展示場は回ったかもしれません。
展示場回りの初日。その日の2ヵ所目がヘーベルハウスでした。
直前に桧家住宅を訪れた後だったので、すでに疲れていたのかもしれません。
そこに来て、営業さんのトークが長いこと、長いこと![]()
構造が丈夫なこと、災害に強いこと。
丁寧に説明してくれるのですが、僕は「帰らせてほしい」としか思っていませんでした。
出会いは最悪。拘束されすぎて、住宅展示場がトラウマになりました。
打合せ2回目で契約を迫られる
その後、すぐに2回目の打合せがありました。
その席で営業さんから「うちで決めていただけませんか?」と言われました。
まだ他のハウスメーカーも回っておらず、家づくりのことをまったく分かっていない段階で契約の話が出て、ビックリしたと同時に「あり得ない
」と思ってしまいました。
契約の話も見学会へのお誘いも断り、しばらく距離を置くことしました。
その間、他のハウスメーカーを回りつつ、YouTubeやSNS、書籍から家づくりの知識を学んでいきました。
高すぎる建築費
名前の知られているハウスメーカーの展示場を一通り回り、それぞれの特徴や業界の勢力図などが分かってきます。
また、土地も決まっていなかったので、同時並行で土地探しも行っていました。
希望のエリアの土地相場を考えると、家にかけられるお金は総額3500万円。
ローコストまでは行かないまでも、大手の住宅メーカーで家を建てるのは厳しいかもしれません。
もちろん、その中でも坪単価が高いとの噂のへーベルハウスも厳しいと考えていました。
自分が家に求めているものは何なのか、自問自答する日々。
この頃が一番悩んでいた時期かもしれません。
対抗馬・一条工務店の存在
そんな中、僕ら夫婦の心をグッと掴むハウスメーカーが出てきました。
「家は性能。」でお馴染みの一条工務店です。
優れた断熱性、全館床暖房。
寒がりの僕にとっては申し分ないスペック。
さらには予算感もバッチリ。営業さんも優秀と言うことなし。
一条の宿泊体験をした奥さんと子どもたちにも好印象。
その後、何度も打合せも重ね、体験館にも遊びに行きました。
このまま一条工務店で契約することになるのかなという風に家族全員が思い始めていました。
それでもへーベルハウスを選んだ理由
15社の住宅展示場を見て、説明を聞いて、資料を読み込んで、最後はへーベルハウスと契約することしました。
営業さんとの相性で決める方、性能に惚れこむ方、金額で決める方、人それぞれ決め手になるポイントがあると思います。
僕の場合はどうだったのか?
鉄骨が良かった。へーベル版に惚れた。ロングライフ住宅に心打ちぬかれた。
後付けで、もっともらしい理由を挙げれば、いくつも思いつきます。
でも、どれも最終的に決め手になった理由ではないように思ってしまうのです。
当時の心境を思い出すと、そこにはいつも長男の不登校の存在がありました。
僕も奥さんも、そしてきっと長男も大きな挫折感に包まれていました。
そういう状況の中で、新たな地で再出発するためには、そこには自分が誇らしいと思える家がどうしても必要でした。
手間と暇とお金をかけて、たっぷり愛情を注いで建てた家。
心から「大好きです」と言える家。
「この家に暮らすために、ここに引越してきました」
そんな理由を実は求めていたのかもしれません。
「好きなハウスメーカーはどこですか?」との質問には、迷うことなく「へーベルハウス」と言い切れるくらい、僕はへーベルハウスが好きになっていました。
好きなった理由を理路整然と説明できる人は少ないように、僕もうまく説明できません。
言葉にしてもそれはすべて適切なようで適切でもない表現になってしまうよう気がするのです。
好きと思えることはとても大切なこと
少々、湿っぽい話になってしまいましたね![]()
実際のところはもっと軽快な感じで生きていますので、言うほど深く考えてもいません![]()
新居ではライトに幸せに暮らしています。
僕がハウスメーカー選びに成功したなと思えるのは、好きなメーカーを選んだことが大きかったです。
どんなに性能が良くても、どんなにデザインが素晴らしくても、好きと思えないメーカーを選んでいたら、ここまで満足することはなかったと思います。
間取りだって、設備だって、同じことです。
多くの方の評価が低かろうが自分が良いと思っていたら、それを採用した方が良いです。
「吹抜け?」「2階リビング?」「ベランダ?」「天窓?」、否定的な意見は少なくありません。
でも、その家は誰が住むのですか。
一般的にウケの良い仕様が良いなら注文住宅の必要ありますか。
全ての基準は「好きなので」。
理由はこれだけで十分です![]()
結論。
一番好きなハウスメーカーだから、へーベルハウスと契約しました。
すみません。それ以上、深い話はありません![]()
今、ハウスメーカー選びに悩んでいる方へ。
こんな考えの人もいるんだな~と参考にしていただけたら嬉しいです。
では、また![]()





