「橋の上で応援は出来ませ~ん」
警備員の繰り返す呼びかけを鼻で振り払い、人がドンドン増えていく、ここは平塚の海岸縁、遠く富士山がクッキリな気温6度の湘南大橋だ、
箱根駅伝のランナーを待つのは2年ぶり、つま先がジンジン冷たいなと思ってたら、遠くで三角の旗がパラパラ振られ始めた、先導バイクの後ろにビビッドグリーンの襷が見えてきた、
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なにも無ければ勝負はついてると、青学のランナーより富士山を優先してシャッターを切る、振り向いて、選手にはそれどこじゃない相模川の河口を眩しく撮った、

「ジャーン」と懐かしい起動音で立ち上がった白いPCはアップルのibookG3だ、
なんと1100円でヤフオクで落し、嬉しいお年玉になったのだが、今更こんな古い機種をわざわざ手に入れた訳は、
指をしゃぶる孫の仕草と瞳に、たまらなくなって、ふと、幼い頃の娘の声が聞いてみたくなったんです、、

このMOとCDには、あの頃の全てが入ってる、動いて欲しい、、
30年ぶりのワクワクと焦りで、炬燵の上は、接続コードなんやらで、ごったがえしてる、
マックフリークに成りきれず、仕事のためとは言え、マイクロソフトに魂を売った罰だろう、
同じ操作ミスの繰り返しと懐かしいアイコンの動かす方法が、おぼろげで情けないやら悲しいやら、、

「やったー、ぴいひゃらぴいひゃら、またどうぞ、もうおわりなの?おつかれさまでした」などなど、懐かしい幼い娘の声にニンマリ、写真や映像より価値があるねー、、
それにしても起動、終了、キー操作時に声がセットできるマックはやっぱり面白い!、
白黒だけど、ハイパーカードで音と動く絵で物語を作ってやったら、喜ぶだろうなぁー、、
てな訳で、すっかり若い頃に戻った俺の睡眠環境は最悪になった、、。