
暖炉脇のコンクリートの叩きに何度掃いても千切れた苔が落ちてる、真上の天井を調べても何でもない、なんだろう?

犯人はアナバチ、
驚いたことに一輪車のグリップの中に巣を作ってる、そうか昼飯の最中「邪魔するなよ」みたいにブンブン威嚇してきたのは、材料の苔や草の一片を運んでいたからだ、

これは地蜂だろう、暖炉左脇の石積みの隙間に獲物の虫を咥えて運び入れるのを飯を食いながら何回もシャッターチャンスを狙った、
冬の準備かと思うと巣穴を埋めるなんてとてもできないよと話したら、「刺されたら普通の人より腫れて大変でしょ!」と叱られた、
最近妙に優しく穏やかな心持ちでいたい自分がいて、炎の中にくべた薪からオロオロ出てきたアリを助けようと薪を引っ張り出すことが度々ある、
ガキの頃はコガネムシの頭を捻り上下を逆にして歩かせたり、
マッチ箱にアリを入れ冷凍庫で凍らせ炎天下に戻すと真っ直ぐ歩けずその場をグルグル回るのを面白がる悪戯を思い出す、
何だか、こうしてると俺の人と関わりたくない本性が這いだしてくるみたいで、、
ふと,孫の可愛い仕草が浮かんでニヤリ、
さあ、もう一踏ん張り、ぬるくなったお茶を飲み干した、、。