
腹に抱えた石を狙った所にピタッと置ける、、そうありたいと思うのか、痩せたわりに腕力の低下を感じないのが不思議で嬉しい、でもこの炎天下、体力の消耗が激しく汗が半端ない、出掛けの無理しないでねが一瞬浮かんですぐ消えた、
枇杷の太枝に雨水で洗ったパンツが揺れてる、その向こうは地獄の猛暑でこっちは天国だ、ガラッと水筒を傾けキンキンに冷えた麦茶を飲み干した、ウーッとおでこを拳で押さえる俺は正に生きてるねぇ、、

与党が圧勝した次の日、永さんが亡くなり間もなく巨泉さんも後を追った、
情けない国民にガッカリしたんだろう、、
俺はこの何とも虚しい気持ちを払拭するため念願の小屋の中の改造に手を着けた、
三年前に切った孟宗竹は油抜きをしてないからカビるので却下、主旨に反するが金を出し、杉の野地板を壁に張ることにした、その前に床のコンパネにペンキを塗るのが先である、、
ところが、これらが大変な労力と人間性を試されることになろうとは夢にも思わなかった、
ボチボチやることができないわりに、きっぱり物を捨てられないチグハグな性分を攻めながら、なだめながら、筋肉の標本と化した身体の代償がこれだ、、。
