佐渡は天気らしい、熱海は久し振りの雨だがシトシトで昼には上がり災害地には申し訳ないが物足りない、
さて女房が旅行ということは、いつか「山小屋に泊まってみたい」の絶好のチャンス、留守でなくても寂しがる年は重ねてないつもり、睡眠中にムカデ、大蜘、ゴキブリ、野ネズミに咬まれる想像が行動を鈍らせていた、まあ熟睡できなかった笑い話もいいもんだと明日の食い分を足してバイクに股がった、、
ニュウと伸びた山ユリは毎年優雅に咲いてくれて、ハッとする嬉しさで思わずニヤリ、もっと増えて欲しいが自然に注文はつけられない、
どっちの方向だ、佐渡のホテルの料理より俺のとん汁の方が旨いと言い聞かせ斧を振り上げ続けたら、薪の置場所が足りなくなりました、、
ヒグラシも何時しか泣き止んでシンと両耳を塞いだような静寂は初めてだ、ラジオのボリュウムを絞った、おでこの電灯の光は遠く初島に届かない、真っ暗闇とはこう言うことか、、
寝つかれない時間が寝床のベニヤ板の堅さを感じさせる、ふと、「山に二人で住むからお前一人で生活してみろ!」と親子喧嘩で脅かされたことを思い出すなんて、
遠い昔のその時困った俺がこうしてる、、ラジオのスイッチを手探りで切った、もう何に咬まれようと後は野となれ山となれ、、。
現れたのはスイッチョと呼んでるでかいコオロギみたいな虫だけだった。






