50年来の友人Kが自分の誕生日に桜の花びらのように天国へ旅立った、、
凄まじい抗癌治療の副作用で骨と皮になったkを見舞ったのは亡くなる6日前、一年ぶりの顔は別人で、探すように覗き込み、手術直後に戻った様にグッと平静を装った、、
同じ病院で同じ胃ガンの手術をし、kは半分残せたが転移してその部位は切除不可能と宣告された、外科7番の待合所で、自分と比べ経過の良い俺を羨んで「努ちゃんは良いよな」と言われたことがある、
だから、kが転院してからは、人から聞くあまり良くない容態を直接聞くのを躊躇った俺は、後悔しきれない意気地無しだったよ、、
死を覚悟してたろうボンヤリ窓の外を眺めるkと俺の体が交互に入れ替わる感情が、食い物の旨さや楽しさを萎えさせ、見かねた女房に注意された、
今朝夢を見た、ストーリーはともかく玉蘭のメンバーが集まって来るシーンで後姿を覗き込めば、何とあの頃の若々しい色白のkだ!こっちは見てくれなかったけど、生き返ったのかと嬉しくて泣き崩れたら目が覚めた、、
簡単に運命だなんて言わせない、誰を恨めと言うんだ、
毛布を剥いで自ら差し出した腕を握って「ずいぶん痩せたな」と言ったら、
一言「しょうがねぇよ」て言ったんだ!、、。