遠くで山の木々の枝が左に右に気持ちいいくらい大きく揺れている、、
その強い風の音と山中の蝉の声が混ざって、気にすると結構うるさいのに驚く、

それにミンミン蝉の声だけ際立って聞こえるのが面白い、、

夏の終わりに焦って鳴く蝉も俺も、時間が余りないぞと懸命になるとこは同じかもなぁ、、
伊豆の青い空
遠くから一目で畝の形を確認できて安心した、豪雨もなんのそのだ、かえって角が取れ、カマボコ状に落ち着いて様になってる、、

さあ、いつ芽が出るかなぁと覗きこんだ、、

あれっ、これって、もしかして芽?芽だよな、似たのが五、六本、被せた枯れ草の間から顔を出してる、

蒔いて二日で出るなんて速い、凄い、、嬉しくて俺が作った土が良いからだと、すぐ思った、

いつ、日の目を見るか解らない袋の中から一転、連日の雨水と超自然な土に出逢って、もうたまらなくなって出てきたんだ、
よし、もう一ヶ所の畝はどうだ、、
キャベツ、白菜、ブロッコリー、大根の各々の可愛い二葉が同じように出てた、イヤー恐ろしいほど素晴らしい、、
伊豆の青い空
皆似てて、どれが何処までだったか、分からなくなったけど、
植え替えて大根の隣がキャベツで、その横がブロッコリーだったとしても、それはそれで愉快だし面白い、
ただホウレン草だけが、ちらほらで寂しい、、


こんな初歩的な感動も何れ当たり前になるだろう、だから今は自然栽培に生きる目的が目に見え始めた喜びを噛みしめたい、、、

俺の悪い性分で、用心深く過度の失敗したくない気持ちと、もっと良くしたい挑戦は一生続くと思う、
だから今回、台風が行ってから種を蒔こうなんて安全策に逃げなくてほんとに良かった、、

それにしても畝を斜めに走り抜ける猪はモラルがなさ過ぎて泣ける、、。