午後6時20分、台風はまだ暴風圏内だが、もうすぐ抜ける、風が弱くなってきた、、
俺はこのスキを見て、女房のあきれ顔を背にバイクにまたがった、、山の大木が農道に倒れてないか心配で、我慢できなくなったからだ、、

ところが、100mも行かないうちに、先の国道で崩落と電線がショートしてるからと、白いカッパの警察の人に止められた、、、まったく重装備した時間が恨めしい、、

ガックリして帰ったのに、今度は携帯電話越しの娘に懇々と説教されたその訳は、横で笑ってる女房が言い付けたからだ、、
判ったよと返事はしたが、そのテレビ報道の、外に出て怪我や亡くなる人の気持ちはよーく解る、、

マイナスイメー伊豆の青い空ジのおかげで、早く目覚めた俺は、落ち葉や折れ枝を片付けてるうちに、台風が来る前よりずっと綺麗になった家の周りに満足できた、


、、天国までの農道は想像したより酷く無かったが、折れ枝に滑って転びたくない気持ちが距離を長く感じさせていた、、

おーっ、、遠くから見上げる斜面のドングリの大木は、びくともせず堂々とそびえてる、凄い、思わず声が出て安堵の胸を撫で下ろした、、

嬉しくなって駆け上がった小屋の前、斜めに倒れた孟宗竹が一本と、転んだオレンジ色の水タンクで小屋にすんなり入れない、、伊豆の青い空

かまわず、山中見回った、積んだ石はそのままだ、老木の甘夏の木が根こそぎ倒れ裏山への細い道を塞いでる、、

当然、芽が出たばかりの野菜は大根以外は全滅だ、、キウイも柿も地面にボロボロ落ちた青さが可愛そう、、

はてさて俺は何をしよう、、、

左の軍手の穴から泥が入り気持ちが悪い、左右はめ変え、しっかり石を抱えてねじ込んだ、、

やっぱり石積みが面白い、、丁張りも出さず目通しで積んでやる、、

人間が不器用な俺には、いろんな自分を一個一個組み上げてるようでワクワクする、、。