真冬の富士山は膨張色の白色に包まれて、一段と、でかく見えて素晴らしい、、
でも、裾の方は新撰組の旗印のギザギザなのが良いなと、
景色に注文付けるほど元気になった、、
伊豆の青い空

ここ10数年、風邪を引いたことが無かった意識過剰の俺も、とうとう潔くその症状を受け止め戦った、、

最近、朝、足元が薄寒いと感じ熟睡できてないと思い込み、その回数が少しずつ体力を蝕み免疫力を低下させたと考えた、

それは、AB型は睡眠不足に弱いと、何処かの本にあったことを以外と単純に信じる人間性によるところが大きいと思う、、

鼻から眉間にかけて鉛を詰め込んだように
重苦しく、口呼吸するも咽頭は真っ赤っか、、こっくりして唾を飲み込む痛さは両の拳を握るほどである、、

あーっ、温かい、、

愛妻が用意してくれた熱湯が入ったペットボトル2本を川の字に挟んでる、、

そしたら、小さい頃、黒いマメタンをガスで赤く焼き、アンカの石綿の窪みに、恐る恐る箸で摘まんで入れてたのを思い出せて、ほのぼのしたのは良かったのだが、、

一日半、こんな風におとなしく養生したわりには回復が殆んど見られない俺は真剣に焦った、、それどころか癌の関連痛を疑うほど腰が痛くなってきたのだ、、

「俺、山に行ってくる、体が酸欠になってんだ」

女房は、大丈夫?と言いながら、ササっと飯盒とオカズ、水筒に熱いお茶を入れてくれた、、この流れは実に素晴らしい、持つべきものは、、である、

すがり付くように、たどり着いた天国はドピンカンだ、、でも結構寒いらしく、キラリと光る足長の霜をサクサク踏んで見つけた、、
伊豆の青い空

身体の端部だけジンジンする達磨のように着込んだ俺は、トボトボ嬉しくて情けなくて山中を歩き回った、、
そしたら、ふらつき気味の俺に回復のエネルギーをくれたのは、哀れ、虫に喰われ過ぎてた白菜の完全復活の姿だ、、それも途中だ、、

過保護なポット苗が踏ん張り、養分を探して力一杯根っ子を張った結果だ、、

やっぱ、俺はこんなことで感激できるから人間が安上がりに出来てると、ちょっと得した気分になった、、

平らの仕上げの石を積んで、、飯を炊いて食べた野菜炒めや味噌汁が全然味がしなかったのは驚いた、、それで今は腰も痛くないよ、、

おい、聞いてんのかよ、、
すでに、横向きで炬燵にもぐり深夜族に化した女房の肩にそっと毛布を掛けた、、。