10年以上ほったらかしの小屋の裏、、山との間が、崩れた土と落ち葉で埋もれ、ひさしのトタンは腐り、雨樋も垂れ下がってる、、この惨状は、想像しては、掻き消して来たのと同じだ、、

とうとう、ここまで来たね、、

醜さを隠し通せる気力が無くなったかな、

いや、いや、残りの人生、出来る限り、自分に正直に生きたいだけさ、、

山から雨水が流れ落ち、積もった腐葉土に染み込み、小屋の床を腐らせる、、肩幅ギリギリと狭く、勾配もない、
この隙間の水捌けが悪いから、何度、床を換えても無駄になる、、

昔、入った時と同じだ、、暗く、空気も淀んでる、、小屋の片方からしか入れず、行き止まりなのが、余計息を詰まらせる、、
それに角の柱を埋めてる土は、高く、堅い、、眉をしかめる俺は、珍しく弱気になった、、

まったく、作ったり、直したりの成果に無頓着で、ケチな割には、管理して長持ちさせる気持ちが
何故、無いんだ、と、ブツブツ自分に、やつ当たる、、

だったら、何度も巣を壊されても、黙々と直す、蟻と同じなんだから、今度も、感情を掻き消してやれよ、、
そう言い聞かせたら、不思議と気持ちが穏やかになった、、

おかげで、小屋をグルっと回れるアイディアは、親父がやりたかったことだろうと、唇を噛み覚悟した、、


晩酌の時、、けっこう身体を酷使したわりに、疲れないのが不思議だと女房に話したら、

暑さで感じなくなったんじゃない、と笑った、、思わず、そうだろうと微笑んだ、、。