みなさん、お元気でしたでしょうか。2017年からおよそ4年ぶりに戻って参りました。

お陰さまで、この春受験生の親を、ようやく卒業できましたことを報告します。

兄の中学受験が始まってから凡そ12年、ようやく弟の受験も終了しました。

2人ともそれぞれ納得の受験を終え、希望の大学、希望の学部専攻をすることができたようです。

天国の妻、彼らの母もしっかり応援してくれたことと思います。

 

大学受験がゴールではありませんが、この先の人生を決める為に重要な岐路が大学です。

わが家の2人は共に中学、高校は6年一貫教育の学校を選択し、これまで6年かけて大学受験に備えてきた⁈と云うのは聞こえがいいですが、いろいろな意味で充実した6年間を送ってきたのではないかと思います。

 

これまでの長男、次男の大学受験に至るまでの道のりを中心にこの10年余りを振り返って記録を開始することが今回のエピソード2(勝手に“2”にしてしまいますが・・・)のテーマとさせていただきます。(そもそも私の趣味で記録をすることがこのブログの目的でした)

 

2人の行く先は、以下のとおりです。

長男トム:東京大学文科2類(不合格)→ 慶應義塾大学/総合政策学部(一浪合格)

次男ガジュマル:東京大学理科3類(現役合格)

という結果になりました。

 

これだけ見ると次男の方が優秀に見えますが、兄は兄でドンピシャの学部に合格できたと思っています。やはり中学受験を経てからの6年間がとても大きかったことをお知らせせねばなりませんね。

 

長男トムは東京の御三家麻布、次男ガジュマルは愛知蒲郡の海陽中等教育

制服のないスマホ/ゲームを学校へ持参・自由奔放の麻布、かたや全寮制、制服あり、スマホ/ゲームの終日利用禁止の海陽

放課後に塾に通える麻布、放課後を問わず週末も塾に通えず、校外に出ることも困難な海陽(昨年度はコロナ禍の為、校外模試受験以外は一切外出禁止)

 

どのカテゴリーをとっても180度方向性が違う学校です。でも、これが子どもたちの特性にぴったりあったようでした。それぞれの学校で経験した・学んだことで、各々が納得して選んだ大学の専攻等々へ進学ができたことを素直に満足している様子です。

 

自分の進むべき道、進路、キャリアを含め、このように決まってきた経緯、どんなところが合っていたのか、何が受験のカギとなるのかなどをこれからひも解いてゆきます。

 

これまで麻布生の特性、特徴をまとめたタイトルに「The 麻の葉」と「有栖川の朝」を設けました。「The 麻の葉」は、学校の校風や仕組み・制度などを、「有栖川の朝」は、生徒たちの特長、ユニークなところ、秀逸なところなどのエピソードをまとめてお知らせしたい、と思います。(ご興味ある方は是非バックナンバーに目を通してください)

 

一方、海陽の特性、特徴をまとめたタイトルに「The 橘の花」と「蒲郡の夕べ」を新たに設定いたします。「The 橘の花」は、学校の校風や仕組み・制度などを、「蒲郡の夕べ」は、生徒たちの様子、普段の姿、仲間たちとの語らいなどの様子・エピソードをまとめてお知らせしたい、と思います。

 

私が申し上げるのもなんですが、共に同じ親から生まれてきたとは思えないくらい極端に得意・不得意分野が被らない子たちです。ですが、極めて二人の得意・不得意分野が被らないことで2人はとても仲が良く、お互いをリスペクトしています。もっとも4つ年上の兄トムは、高圧的な態度とオネシャスモードの両極端なモードを巧みに使い分けて弟ガジュマルに絡んでゆきます。ある意味、信頼しているゆえの・・・弟は本当に兄に従順ですね。

 

これはこれで面白いと思いますので、これまでの中学・高校でのエピソードを含め、まとめて記録をしてゆきたいと思います。ご興味のある方はどうぞお付き合いください。