にほんブログ村
「吹きこぼれ」
なんとなく「落ちこぼれ」の音に似てませんか?
そうです、これが筑駒生を指して、先生たちが例えた表現です。
平常の授業はとにかく毎日賑やかな授業が展開されるそうです。
筑駒は決して大学への受験を目指してカリキュラムが設けられているわけではないことは有名ですよね。では、その中で展開される授業はどんな風に進むのでしょうか。
教務部長の言葉をお借りすると、例えば数学の授業。
毎回の授業でテーマとなる公式や定理などを「どうやって、この公式が作られたのか」、「この定理の意味するところは何か」などのテーマで生徒たち各自の意見を発表することで毎回の授業が進められるそうです。黒板に各自の意見を展開する式が書き出され、その説明の根拠が示されるそうです。ビデオで見ていたら、黒板に数々の筆跡の違う文字が書かれていました。
数学の面白いところは、解答に至るまでのプロセスは様々なルートがあるものです。まるで山登りみたいで、直線的に攻める人もいれば、蛇行して時間をかけて登るもの、そして裏からサクッと解いてしまうような生徒もきっといるんでしょうね。
この情景がまるで火にかけたお鍋から白い泡が吹きこぼれるように見えるってことですね。だから、授業が極めてうるさいそうです。実習の先生方(筑波大学は、かつての教育大学でしたから、教育実習が盛んなんでしょうね)が初めて着任すると最初に驚くことが、授業中のうるささ、だそうです。
これって不思議な光景なんでしょうね。
そもそも筑駒に入ってくる生徒は、どの小学校でも優秀な一握り子供達が集まって教室にいるわけですから、黙って人の話を聞いてないんでしょうね。とにかく自分の思いを伝えるために精一杯発信するんでしょう。
先生たちは、授業を進めながら、一方で各授業での各自の様子を静かに見ていて、毎学期に開催される個人面談の時に各自にフィードバックをするそうです。そこで各自を指導、教育してゆくそうです。多分、これだけ個性が強い集団を先生方も上からお押さえ様としてもダメでしょうね。普通の授業の進め方とはまさしく違う、というのがこの部分でしょう。
先生の言葉を借りると生徒の特性を見てゆくと、時として先生が持ってる知識を遙かに上回る知識を有している生徒もいるそうです。その時は素直にその分野に関する情報はその彼に任せてゆくこともあるそうです。
先般の副校長先生からのお話(筑駒ー学校説明会②)にもありましたが、将来のリーダーシップを発揮するリーダー像は、決して一様ではないそうです。いわゆるみんなの前に立ってみんなをリードするリーダーもいれば、静かに皆の動き、意見を聞いて最終的に皆を誘導するタイプもいれば、みんなで考え、みんなの意見をまとめることで物事を進めてゆくタイプなど、様々なタイプを潰すことなくリードしてゆく先生たちにも敬服いたします。
さてさて、わがムスコ、ガジュマルはこの集団に入れるでしょうか。
第一志望、「筑駒」を。さてさて、「吹きこぼれ」の泡になれるか。
こぼれた泡はあっという間に蒸発してしまいますからね~!
